午前中はリトミックワークでした。
今日は湿気が多くて驚きでした。
ピアノの鍵盤にさわると手がぬれるほど!!
何度ふき取っても、効果なし。
エアコン入れて、扇風機回して。
でも子ども自体がピチピチで水分。
今日・・・
今までしゃべらなかった、Aちゃんんが声を出した!
はじめて聞いたAちゃんの声。
少しろれつのまわらない個性的な声だった。
長いまつげのくりくりした目の笑顔でお菓子を差し出し
「これ、ろうろ・・・」
理由はわからないけれど今日まで貝のように口をとじたまま。
彼女についておとなしい以外に特別な事情は聞いていない。
あの手、この手できっかけは作ってきたのだけれどね。
「Aちゃんステキな声、もっと聞きたいな。」
うれしそうに笑っていた。
ここ数日急に声をだすようになったと担任も驚いている。
すごい目力のある子で
今まで「目」でわかりあって来たつもり。
彼女の心のどこかのお部屋が開いたのであろう。
待っていてよかった。
夜はMJ。
子どもの声。
昼間のAちゃんの声を耳に残したまま教室を終わらせ、夜のMJへと向かった。
いつもはレッスン室で練習しているのだが、急きょ、ホールの反響版が設営されていた事から少しだけステージをお借りして歌える事になった。
ピアノはないから、アカペラで。
今日の最後に想像していなかった、いい時間を過ごせた。
いかに力を抜いて楽しめるか(自分の事は棚に上げて)年齢も性格も声質も違うそれぞれが喜びにつつまれる時間を共有出来るか、あたしにとってテクニックより大事。
その結果、聞いて下さる方たちと共鳴しあうステージが出来上がると思っているから。
混ざり合う、ひびきあう、つながる、めぐる、分かり合う・・・。
あたしにはステージに弧を描くように喜んでいる音がみえた。
愛おしい生命のひびきだった。