僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

鈴木製粉創業祭

2017-11-04 17:06:15 | 食べ物
11月3日は文化の日、また手塚治虫氏の誕生日で漫画の日、はたまた鈴木製粉さんの創業祭であり
お招きにあずかった。

晴天に恵まれ、気温も高く、心も弾む一日だった。

御馳走になった新そば
冷たいざるそば


二枚頂く


温かいなめこ鶏そば


同じく2杯馳走になる

漬物は手作り



満腹で満足!

忖度

2017-11-04 16:36:40 | ことば

忖度とは本来、相手の気持ちを推し量るという意味に使われたが、ここのところ
役人が政治家の意向を推し量る、などと立場が下のものが上の立場の者に媚びへつらい、
配慮するという悪い意味として使われだした。

昔中国の詩経に忖度という言葉が使われたように
本来、国を統治するものが、民衆の心理を理解し配慮しながら政治を行うという意味で使うものなのだ。

一語で置き換えると、慮(おもんぱか)るになり、これと同義語である。

下は忖度という言葉が使われた「詩経」の一部である。

奕奕寢廟、君子作之。
秩秩大猷、聖人莫之。
他人有心、予忖度之。
躍躍毚兔、遇犬獲之。


〔書き下し文:奕奕(えきえき)たる寝廟(しんべう)、君子之(これ)を作る。秩秩(ちつちつ)たる大猷(たいいう)、聖人之これを莫はかる。他人心(こころ)有あり、予われ之(これ)を忖度す。躍躍(てきてき)たる毚兔(ざんと)、犬に遇(あひ)て之(これ)を獲えらる。〕


〔現代語訳:大いなるみたまやは、君子が作った。秩序だった大道は、聖人が定めた。他の人に(よこしまな)心があれば、私はそれを推しはかる。すばしっこくとびまわるずるがしこいうさぎは、犬に出会って捕らえられる。〕