これはわが街の住宅地のメインストリート、そこの街路樹の根元にある植物を見つけた。街路樹の高木はクロガネモチだが、植樹枡のところに見慣れない樹木が2本生えている。大きさからいったら、発芽後の3、4年生くらいか。こんな木は、植栽計画的に公共の施設にはあまり採用されない落葉の樹木だ。
あれっ、そのうちに確認しようと思っていたら、たまたま気づいた。これは高木になるセンダン(栴檀)だ。春はやわらかなライトグリーンの葉をつけ、面白い実の付き方にイエローの黄葉の樹姿は、一本でもなかなか風雅なものである。
種子はビー玉よりも一回り大きいはずだから、この原因をつくった運送主は、多分、野鳥の仲間でも嘴の大きいカラスやヒヨドリ、ムクドリなどの雑食系の野鳥だろう。
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