
ところで、わたしは以前から食べ物は自給自足が一番いいと考えていて、出来たてを食べるのではなくその成り立ちを見つつ口に入れるのが最上だ。必ずしも並べている店先でものを買って食べるのはそんなにいいことではないと思うようになってきている。単に商業主義に左右されているだけでつまらない。わたしにとって、ここ数年が特にそうだ。かなりの心境の変化である。
今年は、春先のタラの芽、タケノコ(孟宗竹、唐竹)掘りに始まって、栗拾い、百合根掘り、柿もぎ、それにこれから最盛期になる銀杏拾いを、我ながら一所懸命におこなう。千葉では盛んな 自然薯掘りも知人から誘われていて、わたし道具を持たないが、今、どうしようか思案中である。ほかに栄養価の高い木に成る成り物では、椎の実、榧の実を探しているがこの近辺ではこの樹木が少なくて残念だ。蕗の薹はある人からもらった、ヤマウドはいまだ未挑戦だ。
わが家では野菜栽培はこの夏にきゅうりが大量に収穫できて、忙しく毎朝もいでいた。ちなみに長年の花茗荷はいつも食べきれなくてほかへお裾わけしたもの。現在、水菜、小松菜、さやえんどうを育てている。庭のどこでも生えるオオバ、ニラなどの香辛料野菜は毎回のように食卓にのぼる。ゼンマイは苗の値段が高かったが、夏に園芸専門のホームセンターでもとめた。そして先日紹介した食用菊である。
ほかに欲しいのは、大好物のクルミ(鬼胡桃、菓子胡桃)だが、気候のせいと大木になるのでこちらでは栽培、果実の採取が難しそう、ナツメはいい。しかし、近いうちにゴマやエゴマはなんとか育ててみたい作物だ。
この オオバギボウシ(うるい)、クサソテツ(こごみ)は今年初めて食した。クサソテツは葉を大きく広げてスペースを取るし、ギボウシならいいだろう。特に美味と噂される同じ食用ギボウシの “天竜ギボウシ”の増殖はまだまだこれからだ。
それに味をしめて、先ごろ11月7日、食べるための オオバギボウシを増やす作業をおこなう。花壇の中に オオバギボシを一列に定植した。この様子を下のつたなく雑然とした内容の画像でご覧いただけるが、家屋ぎりぎりの畝づくりでなんだかちょっと厳しいものがある。露地のものを掘り起こしポットのものを分蘖して、計14株である。土壌自体は耕耘するとやわらかくて腐葉土が含まれていいのだが、生憎と虫除けで撒いた消石灰が残っていて具合がよくない、が、ままよと、わたしは構わず植え付ける。(オオバギボシは、本来、日本原産の酸性土壌を好む多年性植物だ、アルカリ性へ中和しては逆効果と思われる。)
ともあれ、来年の収穫時期、4月の芽出しが楽しみだ。

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