今年は栗拾いが順調だ。わたしがいつも行くコンビニ近くの市道沿いに、また林縁というか放棄畑の山林際に品種不明の栽培栗が見捨てられたように無管理状態で育っている。一週間ごとに栗の木の下に行くと誰も拾った形跡がない。直径25cm以上の大きな木が5,6本。まことにもったいない。日常の道具をはじめ、食料はホームセンター、スーパーや商店で買うのがすべてではない。店先の、育ててきた履歴も出所も明らかでない商品をお金を出せば買えるといのも便利ではあるが、それがすべてではなかろう。出身が農家出のわたしとしては、みずから栽培し採取する自給自足が理想、食は自前調達が基本。常日頃からそう思っているわたしは、早暁にいそいそと柿もぎや栗拾いに行く。
この栗は見れば外見は立派なもの、だが今年は糖度が上がっていなくて少々甘みが足りないようだ。春先から早い梅雨明け、豪雨と真夏日の繰り返しのここ数か月の天候がどのように影響しているか。平年並みの夏とは言えないのは確かだ。
それはともかく、このぶんでは月内は収穫が見込めそう。家内に、そのうちに栗おこわを作ってもらおう。どこかで焼き栗も試してみたい。おっと、春先のタケノコ同様に親戚や知人におすそ分けも必要だ。今後、わが家の豊作も予想される柿の収穫時もたぶんそうなるだろう。