ここではギボウシのなかで、アバダバドゥ の変異をアップする。切斑(キリフ)という斑入り葉が出現したもので、芽変わりという現象であるらしい。通常は アバダバドゥ の葉の色は青葉一色でありこのような突然変異は珍しい。
切斑(キリフ);葉の中心線を境にして片方が全緑、もう一方がうぶといったタイプの斑で、覆輪や掃込み斑、縞斑などの生育過程でも時折り出現する。葉一枚だけの切斑もあれば、その枝全部が切斑でそろっていることもある。模様が単調であるためあまり好まれないタイプの斑である。
ーー参考資料・「斑入り植物の観察と栽培」 広瀬嘉道著 ニュー・サイエンス社ーー
この品種は栽培歴4年目になるが、在庫6株の内の1株だ。実は昨年からこのようになっていた。今回、根株を確認すると、どうやら、増えていて今年の春は3芽に分けることができそうなので、芽変わりした変異種1芽を分離してどのようになるか見ていくことができる。遺伝的にこの形質を安定させることができればしめたものだが? そうすれば新品種の誕生・・・?
わたしの経験では、以前に 寒河江 にもこんな現象がみられて、なんとかこれだけ保存しようとしたがうまくいかず、一回限りで斑入り葉そのものが消失したもの。その後、変異種のこの株の採取した実を播いているが、いまだにこの形質を確認できていない。
そのうちに、今後の経過をレポートしよう。
アバダバドゥ の栽培上分かった特性と、株分け・出荷履歴は以下の通り。
●アバダバドウΔ
(大型大葉・ 色系白花・花茎; ・結実;×:・・・芽出し;遅・成長度;早・伸長時期;春?)
200611 仕入れ、→1
200627株分け1→2
⇒◎21.0vp--1 6号プラ鉢--1 計 2株
210905鉢替え1→1
⇒6号プラ鉢--1→21.0vp--1 計 2株
221019株分け1→3
⇒21.0vp--1→ 21.0vp—1 15.0vp—1 13.5vp—1 計 4株
230521株分け1→3
⇒8号プラ鉢--1→21.0vp —215.0vp—1 計 6株
23521出荷→1 計 5株
230605 株分け1→2
⇒21.0vp—1
230605出荷→1 計 5株
240501 株分け1→3
⇒13.5vp—1 12.0vp—1
240503出荷→1 計 6株
※今年のギボウシの単価・購入方法については、長文になり恐縮ですが、どうぞ 4/17付けブログ記事をご覧ください。
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