うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

再び、丸葉玉の簪のお届けです。

2013年07月08日 13時55分44秒 | ギボウシ編---お客様の評価、お問い合わせ
今回は千葉県八千代市のMさんあてのギボウシです。贈答品ということであったので、画像をご覧になっていただくとおわかりのように、ギボウシそのものは13.5cmのビニールポットに仕立ててあり、それを後ろにあるモスグリーンのプラ鉢に収納して送ります(二重鉢)。

 今回は、申し訳ないのですが調べたところ、在庫不足が判明し、「八重丸葉玉の簪」 2鉢ではなくて、「八重丸葉玉の簪」 1鉢、「丸葉玉の簪」 1鉢にさせていただきたい。
 以下にわたし独自の栽培メモを載せていますが、どうやら、「八重丸葉玉の簪」 の方が特性として勢いや生長の具合が弱いようです。参考にしてください。「玉の簪」類はギボウシの仲間としては遅くて例年お盆過ぎから初秋にかけて咲きますが、今年の開花見込みは、これからの季節の蕾の出方しだいです。もちろん、双方とも、夜開性でつよい芳香をただよわせる性質です。

  撮影日時:平成25年7月8日(月曜日)品種名は 左→右 の配列です。
         
●丸葉玉の簪(中国名:玉簪)Hosta plantaginea
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良----野生種・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----野生種?中国原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。

●八重丸葉玉の簪[品種名:アフロディーテ] Hosta plantaginea ‘Aptrodite’
(大型大葉・淡緑色・白芳香花八重咲き ・花茎;長大・結実;?:発芽率:?・・・芽出し;?・成長度;中・伸長時期:?)★--作出は中国とされ、トリプル咲きの ビーナスはt/cの変異種とされる。ボリウム感あり。葉幅が広い。八重咲き(二段咲き)。

    
 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※そのほかの品種のギボウシの詳細な単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 今年の6/22付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。
              
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白杖の青年

2013年07月08日 13時30分36秒 | わたしの日常です。
 先日の夕刻、仕事先には定時出勤、定時退社になっているわたしは、いつものように地元のマイナーな気動車に乗った。駆動音がうるさい、軽油で動くのか。私鉄である地方鉄道。たったの二両編成のワンマン車両の前部である。乗車は無人駅であり、なんとなく辺境のうらぶれた雰囲気である。
 ホームで見かけたのは高校生らしく下校後、着替えをしてきてからの外出姿のような、ひとりの女性であった。よそおいはフリルのついた半袖で、白っぽい地に花かマスコットをあしらったフレアっぽいワンピース姿。靴は赤いハイヒール。明るくて軽くて爽やかだ。わたしは世の偏見のせいでずっと注視するわけにもいかずにいる、しかしなんだか彼女はウキウキしている。

 わたしが乗り込むと、真向かいの席には隣の仮眠中の小柄な中年男性に少し寄りかかり目の不自由な30過ぎの青年が座っている。中肉中背で目は金壷眼だ。彼は小首をかしげ遠くで考え込むごとくに膝元の点字機器で何かを指先でなぞっている。デニムに似て厚い生地のスラックス、草木色のTシャツ、その上に長袖のこげ茶色のサマーセーターを身につけている。この季節には暑苦しくて地味な服装だ。足元にはナップザック、その裏には折りたたんだ白杖を置く。わたしの頭のなかで、一瞬、この子を育ててきた見知らぬ親のことがよぎる。臆面もなく、凝視しているわたし。同時に隣に座った高校生のかすかな挙動を感じた。
 すぐにJR駅に着き、わたしは、さあどうするかと見るともなく見ている。着いた起点のホームは、地下の倉庫じみていて壁はアースカラー、モルタル仕上げむき出しであり無機質感に満ち、掲示物や商業スペースもなくて殺風景である。非装飾的だ。うす暗い中には踊り場があり広い階段を上っていくとJRへの乗り換え口が階上にある。下車すると、彼は、やおら、ある若い男性の肩に手を置き乗り換えの状況を聞いている。そのままの姿勢で階段を上りきると、その男性と別れて、あの高校生に声をかけて案内を聞いている。だが、彼女は一生懸命答えようとしているが困惑気味のようだ。

 そしてわたしが乗るべき電車内に居たら、出発したばかりの車両の窓越しに、ホームに口惜しそうな顔をした青年がいた。その間、10数分のことだ。
 わたしにはどうしても、せわしない乗り換えなどの通勤事情があり、うんうんと、声をかけて誘導しなかった自分自身に恥じ入ることになった。
          
      
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