うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

久しぶりの再会

2013年07月13日 06時03分35秒 | わたしの日常です。
 
 この間の同級会のことを書き込む。週末の土曜日。神代植物園からJRで三鷹、神田、上野と乗り継ぐ。乗り換えはあまり良くない。この方向だろう、と見当をつけて上野駅の構内を進む、不忍池に行くには下に降りて広小路口の改札の筈だ。駅の内部も変わったように見えて、その実、骨組みや歩く経路には見覚えがある。若かったころに帰郷時には、ここでキップを買い夜行の急行列車に乗るためにホームで並んだ。なにかしょっぱい記憶がよみがえってくる。駅前の多い人波の雑踏のような交差点に出る。京成駅方面、似顔絵描きのたむろする大きな階段を横切っていく。
 やはり東北人なんだなあ、上野駅という建物や配置には、わずかでも上京時やくにに帰るときのにおいや感慨がこもっている。

 わたしは、千葉から 食用ギボウシ‘天竜’3株と、地元のはね出しのから付き落花生‘千葉半立’6袋を丈夫なビニール袋に入れて持参していた。古里への帰りのバス内でのお菓子替わりと、同級の農家の人に試験栽培をお願いするするつもりだ。それを、今日朝から手にしている。
 少々、重い足どりだ。木々の深い舗道、夕闇のもとを、不忍池に沿って上野動物園のモノレールの下を過ぎると、会場のシティーホテルは見えてきた。
 ホテル内の宴会、カラオケと会はすすみ、10時過ぎにお流れとなった。わたしは、かろうじて最終電車で帰宅できた。
 
 野放図でいて他人にわれ関せずの踊りや歌をがなる、元応援団長、福島の農家に婿入りし「さんさ時雨」を二度も唄い、きりりとした男っぽい顔立ちのSさん。わたしの近所で住んでいて登下校時によくいたずらされたものの、今も相変わらず利かん坊でしんなり話すK君。これほど駄洒落が多いとはおわなかった別のK君。スポーツ万能、学業優秀だが、あの頃家庭で問題を抱えていて温厚なTさん、わたしは半世紀ぶりに現況を聞く。わたしはわたしで、母への父の横暴ぶりの日々を語る。
 わたしは返杯しながら繰り返し同級生の間を歩き回る。話す内容は変わっていたけれども、あの頃おとなしかった人は今でもおとなしいようで、わたしは話に加わりじっと聴き耳を立てたり、顔を見ながらその心情をおもんばかっている。
 わたしもほかの人のカラオケの邪魔にならないように、下手の横好きで2曲、「津軽平野」とデュエットの「銀座の恋の物語」を歌う。

 妙なことだが、ここでわたしのあだ名の“うざね博士”も聞くことになった。ちゃんと名付けた人が身近にいたのだ。このブログ名もそこに由来する。なんだか、懐かしいようで気恥ずかしくてわたしは黙りこむのだ。消火器噴射事件もそう、皆んなはしっかり覚えていた。
  クラス総員116名のうちで参加者は44名。わたしは、男性の顔はすべて思い出したが、女性はそうはいかない。関東以西方面の裏方のまとめ、進行役は女性幹事であるが、手堅くてしっかり役割を果たしたようである。ありがたいことだ。
 振り返るとわたし自身にとって、48年ぶり、21年ぶりの再会だ。どこかに、少年少女の面影を探して盛り上がった夜であった。
        
コメント
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