『悪魔城伝説(1989)』
どんなゲーム?
コナミから1989年12月22日に発売されたファミコン用ソフトのアクションゲームです。悪魔城ドラキュラシリーズのファミコンでの3作目で前2作はファミコンのディスクシステム専用のソフトでしたが、本作は初のファミコン本体用カセットとなりました。ステージクリア型のサイドビューアクションは前2作と変わらずですが、本作ではパートナーを連れて行けるシステムを採用しています。ゲームの途中やルートによって3人のパートナーキャラと出会いプレイヤーの判断で一人を選択してコンビを組むことになります。プレイ中に切り替えができますが、主人公ラルフとパートナーキャラのライフゲージは共有となっています。ちなみに本作は2000年代に入って移植も行われ、2014年4月16日からはWii Uのバーチャルコンソールにて配信中です。
↑基本の画面です。画像右上にパートナーキャラの顔が表示されています。今回の記事を書くために遊び直しましたが、パートナーキャラは初心者向けのグラントにしました。
ストーリーは?
15世紀ヨーロッパ、ワラキアの領主ヴラド・ツェペシュ公=ドラキュラ公は古の魔法や暗黒邪神の力を借りて魔界から魔物を召還し、ワラキア全土を殺戮と暗黒の地へと変えていった。そんなドラキュラ公に対し反発する住民たちは戦いを挑むが、ある者は串刺し刑になり、ある者は化け物の姿に変えられた。ワラキアきっての身軽な男グラント・ダナスティもその1人だった。
ドラキュラ公は絶大な力のため自らの身体と魂を悪魔に捧げ、息子のアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュにも悪魔との契約を強要した。アドリアンは悪魔に魂を売った父に反発し戦いを決意、アルカードと名を変え、戦う同士を探そうと地下に潜伏した。
送った討伐隊がドラキュラ討伐にことごとく失敗すると東方正教会は、裏の世界に生きるヴァンパイア・ハンター達にドラキュラ討伐を依頼することを決意。ヴァンパイア・ハンターの僧侶サイファ・ヴェルナンデスに依頼するも、サイファもまた帰還することはなかった。
ここにきて正教会はついに忌まわしき者達との戦う一族であるベルモンド家にドラキュラ討伐を依頼することとなった。そうしてその若者ラルフ・C・ベルモンドは、ワラキアへドラキュラ討伐に向かった。シモン・ベルモンドの時代をさかのぼること100余年、人間とドラキュラの戦いはここから始まった。
感想
Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃、十字キー上を押しながらBボタンでサブウェポン攻撃というシンプルな操作ながら実に奥の深いゲームだと思います。
なぜなら計算しつくされたステージの構造、初見殺しなボス、ステージ分岐というステージに関する要素とパートナー制という操作キャラの要素によって何度でも遊べるゲームに設計されているからだと思います。
特にパートナー制はマルチエンディングに影響(4つのエンディングが有る)するだけではなく、キャラごとの特徴によって同じステージでも難易度が大きく変化します。
例えばパートナーキャラのグラントは高いジャンプ力、基本攻撃がナイフ投げ、壁や天井に張り付いて移動ができるなど破格の性能が与えられており、シリーズ初心者でもゲームクリアできるようになっています。
また仲間を加えずラルフ単独でもゲームを進められるようになっているので、初心者には初心者なりの、または上級者は上級者なりの遊び方ができるようになっています。
こういう幅の広い遊び方こそ本作が名作と言われる所以なのでしょうね。
それからグラフィックも当時としてはかなり質が高く魅力的です。その好例がオープニングだと思います。
悪魔城伝説OP オープニング
映画のフィルムが流れるようなグラフィックシーンもカッコよくて初めて見た時はシビレましたね~。
そしてこれには絶対触れておきたいのがBGMもまた非常にクオリティが高く素晴らしいことです。
本作はコナミが開発した特殊チップをカートリッジ内に埋め込んでいるためにファミコンとしては抜群の音質を誇っています。またゴシックホラーという世界観にマッチしたメロディは素晴らしく高い評価を得ています。
Akumajou Densetsu Soundtrack
通常のファミコンサウンドを知っている人でないと本作の音質の凄さはわからないかもしれませんが、個人的には今でも通用するレベルだと思っています。ワタクシはどの曲も好きですが、特に9面のBGM”Riddle”が特にお気に入りですね~。
ちなみにコナミさんは音楽によっぽどの自信があったとみえて、ゲームの説明書にサウンドモードの裏ワザを書いてあるくらいでしたからね(タイトルのメニュー選択画面でAボタンとBボタンを押しながらスタート)。
さて、上にも書きましたが、今回の遊び直しでグラントをパートナーに選びました。衰えたゲーム力(げーむちから)ではその破格の性能がないとゲームを進められないと思ったからです。
怪物に変えられたグラントを倒すことによって人間に戻った彼を仲間に加えられますが、プレイヤーの判断で断ってもOK。難易度を設定するのは自分というワケです。
あるときは遠くにいる敵をナイフを投げて撃退し、あるときは壁に張り付いて正規でないルートからステージを進むなどなど。グラントのおかげでかなり楽に攻略できたと思います。
というかステージ攻略を急いだこともあって、グラント加入後はほぼグラントしか使ってなかったですね・・・。
それから楽をするだけでなくグラントでなければいけないエリアに隠しアイテムが配置されてあったりして、通常のステージ攻略とは違った楽しさもあって「ここまで考えていたのか?」と開発者に頭が下がりました。
そしていよいよラスボス戦。さすがにグラントのままで楽をするのも忍びないのでラスボスだけは主人公ラルフで挑むことにしました。
ラスボスの第1、2形態にはなんとか勝てるのですが、小学生時代に苦戦したことのない第3形態(最終形態)に大苦戦!散々やってようやく倒すことができました。
↑ラスボスからの単調なリズムで発射してくるビーム(?)を避けつつ、浮かぶ床を利用して弱点の頭を攻撃することになります。
久しぶりにやると上手く頭に攻撃があたらないし、床の穴に落っこちるし全然ダメでした。まぁ単純にラルフの操作感覚を取り戻してなかっただけなんでしょうケドね。
およそ30年ぶりのエンディングには感動しました。レトロフリークの機能を使ってもダメかな?と思った場面もありましたからね~。
WiiUのバーチャルコンソール版が一番入手しやすいようですね。ゲームバランス良し、グラフィック良し、BGM良しの三拍子そろったゲームなので今でも十分に楽しめると思います。オススメのレトロゲームですよ。
ところでワタクシにとって本作は小学生時代のクリスマスプレゼントだったので非常に思い出深いゲームなんですよ。あんまりゲームを買ってもらえない家庭に育ったので本作を何度も繰り返して遊んでました。
グラントとのコンビ、サイファとのコンビでのクリアしたのですが、どうしてもアルカードとのコンビ、ラルフ一人旅はクリアできなかったですね~。遊べば遊ぶほど上手くなるゲームでもあったので諦めなければいずれクリアはできたかもしれませんがね・・・。
今回の遊び直しでは時間がなかったものの、そんな懐かしい思い出とともにプレイできてとてもよかったです。でもしばらくファミコンのアクションはこりごりですけどね。
ということで今回はここまで、次回乞うご期待!
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コナミから1989年12月22日に発売されたファミコン用ソフトのアクションゲームです。悪魔城ドラキュラシリーズのファミコンでの3作目で前2作はファミコンのディスクシステム専用のソフトでしたが、本作は初のファミコン本体用カセットとなりました。ステージクリア型のサイドビューアクションは前2作と変わらずですが、本作ではパートナーを連れて行けるシステムを採用しています。ゲームの途中やルートによって3人のパートナーキャラと出会いプレイヤーの判断で一人を選択してコンビを組むことになります。プレイ中に切り替えができますが、主人公ラルフとパートナーキャラのライフゲージは共有となっています。ちなみに本作は2000年代に入って移植も行われ、2014年4月16日からはWii Uのバーチャルコンソールにて配信中です。
↑基本の画面です。画像右上にパートナーキャラの顔が表示されています。今回の記事を書くために遊び直しましたが、パートナーキャラは初心者向けのグラントにしました。
ストーリーは?
15世紀ヨーロッパ、ワラキアの領主ヴラド・ツェペシュ公=ドラキュラ公は古の魔法や暗黒邪神の力を借りて魔界から魔物を召還し、ワラキア全土を殺戮と暗黒の地へと変えていった。そんなドラキュラ公に対し反発する住民たちは戦いを挑むが、ある者は串刺し刑になり、ある者は化け物の姿に変えられた。ワラキアきっての身軽な男グラント・ダナスティもその1人だった。
ドラキュラ公は絶大な力のため自らの身体と魂を悪魔に捧げ、息子のアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュにも悪魔との契約を強要した。アドリアンは悪魔に魂を売った父に反発し戦いを決意、アルカードと名を変え、戦う同士を探そうと地下に潜伏した。
送った討伐隊がドラキュラ討伐にことごとく失敗すると東方正教会は、裏の世界に生きるヴァンパイア・ハンター達にドラキュラ討伐を依頼することを決意。ヴァンパイア・ハンターの僧侶サイファ・ヴェルナンデスに依頼するも、サイファもまた帰還することはなかった。
ここにきて正教会はついに忌まわしき者達との戦う一族であるベルモンド家にドラキュラ討伐を依頼することとなった。そうしてその若者ラルフ・C・ベルモンドは、ワラキアへドラキュラ討伐に向かった。シモン・ベルモンドの時代をさかのぼること100余年、人間とドラキュラの戦いはここから始まった。
感想
Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃、十字キー上を押しながらBボタンでサブウェポン攻撃というシンプルな操作ながら実に奥の深いゲームだと思います。
なぜなら計算しつくされたステージの構造、初見殺しなボス、ステージ分岐というステージに関する要素とパートナー制という操作キャラの要素によって何度でも遊べるゲームに設計されているからだと思います。
特にパートナー制はマルチエンディングに影響(4つのエンディングが有る)するだけではなく、キャラごとの特徴によって同じステージでも難易度が大きく変化します。
例えばパートナーキャラのグラントは高いジャンプ力、基本攻撃がナイフ投げ、壁や天井に張り付いて移動ができるなど破格の性能が与えられており、シリーズ初心者でもゲームクリアできるようになっています。
また仲間を加えずラルフ単独でもゲームを進められるようになっているので、初心者には初心者なりの、または上級者は上級者なりの遊び方ができるようになっています。
こういう幅の広い遊び方こそ本作が名作と言われる所以なのでしょうね。
それからグラフィックも当時としてはかなり質が高く魅力的です。その好例がオープニングだと思います。
悪魔城伝説OP オープニング
映画のフィルムが流れるようなグラフィックシーンもカッコよくて初めて見た時はシビレましたね~。
そしてこれには絶対触れておきたいのがBGMもまた非常にクオリティが高く素晴らしいことです。
本作はコナミが開発した特殊チップをカートリッジ内に埋め込んでいるためにファミコンとしては抜群の音質を誇っています。またゴシックホラーという世界観にマッチしたメロディは素晴らしく高い評価を得ています。
Akumajou Densetsu Soundtrack
通常のファミコンサウンドを知っている人でないと本作の音質の凄さはわからないかもしれませんが、個人的には今でも通用するレベルだと思っています。ワタクシはどの曲も好きですが、特に9面のBGM”Riddle”が特にお気に入りですね~。
ちなみにコナミさんは音楽によっぽどの自信があったとみえて、ゲームの説明書にサウンドモードの裏ワザを書いてあるくらいでしたからね(タイトルのメニュー選択画面でAボタンとBボタンを押しながらスタート)。
さて、上にも書きましたが、今回の遊び直しでグラントをパートナーに選びました。衰えたゲーム力(げーむちから)ではその破格の性能がないとゲームを進められないと思ったからです。
怪物に変えられたグラントを倒すことによって人間に戻った彼を仲間に加えられますが、プレイヤーの判断で断ってもOK。難易度を設定するのは自分というワケです。
あるときは遠くにいる敵をナイフを投げて撃退し、あるときは壁に張り付いて正規でないルートからステージを進むなどなど。グラントのおかげでかなり楽に攻略できたと思います。
というかステージ攻略を急いだこともあって、グラント加入後はほぼグラントしか使ってなかったですね・・・。
それから楽をするだけでなくグラントでなければいけないエリアに隠しアイテムが配置されてあったりして、通常のステージ攻略とは違った楽しさもあって「ここまで考えていたのか?」と開発者に頭が下がりました。
そしていよいよラスボス戦。さすがにグラントのままで楽をするのも忍びないのでラスボスだけは主人公ラルフで挑むことにしました。
ラスボスの第1、2形態にはなんとか勝てるのですが、小学生時代に苦戦したことのない第3形態(最終形態)に大苦戦!散々やってようやく倒すことができました。
↑ラスボスからの単調なリズムで発射してくるビーム(?)を避けつつ、浮かぶ床を利用して弱点の頭を攻撃することになります。
久しぶりにやると上手く頭に攻撃があたらないし、床の穴に落っこちるし全然ダメでした。まぁ単純にラルフの操作感覚を取り戻してなかっただけなんでしょうケドね。
およそ30年ぶりのエンディングには感動しました。レトロフリークの機能を使ってもダメかな?と思った場面もありましたからね~。
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WiiUのバーチャルコンソール版が一番入手しやすいようですね。ゲームバランス良し、グラフィック良し、BGM良しの三拍子そろったゲームなので今でも十分に楽しめると思います。オススメのレトロゲームですよ。
ところでワタクシにとって本作は小学生時代のクリスマスプレゼントだったので非常に思い出深いゲームなんですよ。あんまりゲームを買ってもらえない家庭に育ったので本作を何度も繰り返して遊んでました。
グラントとのコンビ、サイファとのコンビでのクリアしたのですが、どうしてもアルカードとのコンビ、ラルフ一人旅はクリアできなかったですね~。遊べば遊ぶほど上手くなるゲームでもあったので諦めなければいずれクリアはできたかもしれませんがね・・・。
今回の遊び直しでは時間がなかったものの、そんな懐かしい思い出とともにプレイできてとてもよかったです。でもしばらくファミコンのアクションはこりごりですけどね。
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