昨日に引き続き、30℃超えの予報が出される暑い日でした。
熱中症にならないように、木陰を選んで歩きます。
公園入口へ登る道沿い、オオウバユリの果実がなくなっているのを発見。
オオウバユリはエゾシカの大好物。他の場所でも花や果実が食害されているのをよく見かけます。犯人はエゾシカと推定。
オオウバユリの娘鱗茎
食害され、倒された株を観察しました。根には娘鱗茎がついていました。オオウバユリはなんとか次の世代も続きそうと一安心。
鱗茎は埋めておきました。
公園入口までオニグルミやヤマブドウ、コクワなど、いろいろ果実が見られました。どれも実の付きがよく、今年は野生動物にとっては嬉しい秋のようです。公園入口では、エゾリスがクルミを集めていました。
ヘクソカズラ
公園を入ってすぐの植え込みにヘクソカズラが生えています。ちょうど花の時期でした。
キンギンボク
コタニワタリ
ヤクシソウ
札幌周辺ではあまり多くない、ヤクシソウが見られました。
ギンドロ
ヌルデミミフシ(五倍子)
最後に、ヌルデについていたヌルデミミフシ(ヌルデシロアブラムシの虫コブ)を観察。昔から染色などに利用されたことをお話して終わり。
公園の半分も回れませんでしたが、いろいろなものが見られました。
2020年9月9日 宮丘公園で見られたもの
【木本】
カシワ、ミズナラ、ナナカマド、クリ、オニグルミ、カシグルミ、ツリバナ、ハルニレ、オヒョウ、ヤチダモ、アオダモ、シラカンバ、ニガキ、クサギ、ミズキ、エゾヤマザクラ、ヤマグワ、エゾニワトコ、ミヤマガマズミ、ニセアカシア、エゾヤマハギ、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ドロノキ、ポプラ、ギンドロ、オノエヤナギ、メギ、アキグミ、ヤマブドウ、ノブドウ、コクワ、ナワシロイチゴ、エゾイチゴ、エビガライチゴ、ヨーロッパトウヒ、アカエゾマツ、
【草本】
クズ、エゾノコンギク、ヒヨドリバナ、オオイタドリ、キンミズヒキ、オオウバユリ、ハエドクソウ、ウマノミツバ、ツユクサ、ヒメジョオン、ゲンノショウコ、ノラニンジン、ヤクシソウ、メマツヨイグサ、クマイザサ
【昆虫、哺乳類その他】
アキアカネ、チャイロスズメバチ、エゾマイマイ、エゾリス
(shima)