市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

放射能から子どもを守るために

2011-09-28 | 環境
今日も講演会に行ってきました。

お題は「放射能から子どもを守るために

講師は、
大妻女子大名誉教授で(独)国立健康・栄養研究所の名誉所員でらっしゃる
池上幸江先生です。

ご専門は栄養学で、国の機関で食品添加物の基準値作成に携わってこられたことから、
今日は、食物の放射能汚染という観点から、内部被ばくの問題を中心に基礎から解説して頂きました。

まずは基礎の基礎、原子と原子核の構造から・・・


池上先生の解説はもう抜群にわかりやすく、例えば、

・原発と原爆の違いは?
・放射性核種のなかで、なぜヨウ素とセシウムが特に問題になっているのか?
・原子炉内はなぜ水で満たされているのか?
・物理的半減期と生物学的半減期の違いは?
・水道水とペットボトルの水は、どちらが安全?
・食材の中で、特に汚染されやすく気を付けなければならない物は?

などなど、皆がわかってそうで今一つわからなかった疑問も、スッキリ・ガッテン!

また、先生のお話では、
子どもと大人での影響の違いや、内部被ばくと外部被ばくの影響の違いが全く考慮されていない
現在の暫定基準値には、やはり大きな問題があるということでした。

そして、
これは私が7月に参加したセミナーで、講師の肥田舜太郎さんもやはり同じことをおっしゃっていたのですが、
例えば野菜や果物をしっかり取る、便秘しないよう食物繊維を積極的にとるなどの
健康的な食生活が、やはり放射性物質の影響を防御するために有効な手段だということでした。

今日の講演は、辰巳台公民館の一室で行われました。
会場は、1、2歳くらいの小さなお子さん連れの若いお母さんやお父さんたちで一杯!
子どもを連れて講演会に行くとなると、普通は尻込みしてしまうものですが・・・
皆さん大きな声には出せないけれど、
福島原発事故以来、漠然とした不安を抱えて毎日子育てをしているのだということが
このことからもはっきりと見てとれました。

行政は、こうした親の不安にきちんと答えようとしているでしょうか??


池上先生によると、
震災よりずっと以前から原発の危険性を訴え続けてきたために、
研究室ではいつまでたっても助手どまりなど、
露骨な圧力を受けている学者仲間を何人も知っているとのこと。

今の日本は、国民の健康と安全を最優先に考えているとはとても思えません。

子ども達の未来のために日本のエネルギー施策はどうあるべきか、
人任せにしないで私たち市民一人一人が考えることが必要です。

市民ネットワークでは、
市民の皆さんと「放射能汚染を考える会」を結成し、
定期的に勉強会を開いたり、放射能測定を行ったりしています。
次回は10月12日の9時半から測定会、17日10時から勉強会です。
ぜひお気軽に市民ネット事務所までお越しください(^o^)丿

皆さんの応援が励みになっています


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