福島第1原発事故によって、
各地の上下水処理施設の汚泥や焼却灰などから放射性物質が検出されています。
そこで政府は6月、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下の汚泥や焼却灰などは
埋め立て処分ができるとの方針を示しました。
現在千葉県で実際にこれを処理している管理型処分場は、銚子市・君津市・富津市の3か所。
今日は、そのうちの二か所、
君津の新井総合施設(株)と、富津の大平興産(株)の視察に行ってきました。
集まったメンバーは、県内各地の市民ネットの仲間に加え、
千葉工大の学生さんや、環境問題について様々な活動をされている方々など、約30名。
私にとっては初めて目にする産廃処分場、学びの多い一日となりました。
まさに百聞は一見にしかずです。
こちらが、新井総合施設(株)さんの処分場。
こちらは、大平興産(株)さん。
この広大な谷が、やがて廃棄物と覆土で何層も重ねられていって、しまいには平らになってしまうのです。
こうした埋め立てで一番問題になるのが、
雨などによって、廃棄物中の汚染物質が地下水となって流出することです。
付近の河川や飲み水の汚染や悪臭は、近隣住民の日常生活に直にかかわる問題となります。
そのようなことがないように、廃棄物の下には遮水シートを何層も重ねて敷いて、
浸出水を処理施設へ誘導し、そこで処理した水だけを河川に放流するように管理されています。
これは大平興産(株)さんの原水槽。
つまり、埋め立て地から浸みだしてきたそのままの汚染水です。
かなり悪臭が立ち込めていました。
ここから、バクテリアに分解させたり、沈殿させたり、化学処理をしたり、活性炭などに吸着させたりして
写真の左側のコップのように浄化していきます。
(新井総合施設(株)さんにて)
舐めてみましたが、ちょっとしょっぱい味がしました。
しかし、現在皆が一番心配しているのは放射能汚染です。
放射線は、無味無臭・無色透明ですからやっかいです。
どちらの事業者さんも定期的に測定をされているとのことでしたが、
私たちもトラックで次々と運ばれてくる廃棄物を実際に測定してみました。
(大平興産(株)さんにて)
空間線量はおおよそ毎時0.2マイクロシーベルト前後でした。
作業されている方の被曝も気になるところです。
政府は、さらに8月、
1キロ当たり8000ベクレルから10万ベクレルまでの廃棄物も
一般の最終処分場で埋め立てできるとの方針を出しましたが、
こちらの両業者とも、8000ベクレル以下のものしか搬入しないという基準は崩さないとのことでした。
ちょっとホッとしました。
今日訪ねた両事業者さんは、環境になるべく負荷をかけないよう配慮しているようでしたが、
それでも不安は残ります。
これから先何十年も、このままきちんと管理できるのでしょうか?
何百年の後も、安心と言えるのでしょうか?
放射性廃棄物がどんどん増えて一杯になってしまったら、どうするのでしょうか?
現在国は、被災地のがれきの処理を全国の自治体に対して打診していますが、
千葉県は今のところ拒否しています。
いったん受け入れ可とした自治体も、住民の反対の声で撤回しているところも多いようですね。
むしろ汚染物質は一か所に集めて、処理技術をそこに集中的に投入した方が
よほど効率的に除去できると思うのですが、
どうしてわざわざ全国に拡散させようとするのか、私には理解できません。。
山本友子県議と。
各地の上下水処理施設の汚泥や焼却灰などから放射性物質が検出されています。
そこで政府は6月、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下の汚泥や焼却灰などは
埋め立て処分ができるとの方針を示しました。
現在千葉県で実際にこれを処理している管理型処分場は、銚子市・君津市・富津市の3か所。
今日は、そのうちの二か所、
君津の新井総合施設(株)と、富津の大平興産(株)の視察に行ってきました。
集まったメンバーは、県内各地の市民ネットの仲間に加え、
千葉工大の学生さんや、環境問題について様々な活動をされている方々など、約30名。
私にとっては初めて目にする産廃処分場、学びの多い一日となりました。
まさに百聞は一見にしかずです。
こちらが、新井総合施設(株)さんの処分場。
こちらは、大平興産(株)さん。
この広大な谷が、やがて廃棄物と覆土で何層も重ねられていって、しまいには平らになってしまうのです。
こうした埋め立てで一番問題になるのが、
雨などによって、廃棄物中の汚染物質が地下水となって流出することです。
付近の河川や飲み水の汚染や悪臭は、近隣住民の日常生活に直にかかわる問題となります。
そのようなことがないように、廃棄物の下には遮水シートを何層も重ねて敷いて、
浸出水を処理施設へ誘導し、そこで処理した水だけを河川に放流するように管理されています。
これは大平興産(株)さんの原水槽。
つまり、埋め立て地から浸みだしてきたそのままの汚染水です。
かなり悪臭が立ち込めていました。
ここから、バクテリアに分解させたり、沈殿させたり、化学処理をしたり、活性炭などに吸着させたりして
写真の左側のコップのように浄化していきます。
(新井総合施設(株)さんにて)
舐めてみましたが、ちょっとしょっぱい味がしました。
しかし、現在皆が一番心配しているのは放射能汚染です。
放射線は、無味無臭・無色透明ですからやっかいです。
どちらの事業者さんも定期的に測定をされているとのことでしたが、
私たちもトラックで次々と運ばれてくる廃棄物を実際に測定してみました。
(大平興産(株)さんにて)
空間線量はおおよそ毎時0.2マイクロシーベルト前後でした。
作業されている方の被曝も気になるところです。
政府は、さらに8月、
1キロ当たり8000ベクレルから10万ベクレルまでの廃棄物も
一般の最終処分場で埋め立てできるとの方針を出しましたが、
こちらの両業者とも、8000ベクレル以下のものしか搬入しないという基準は崩さないとのことでした。
ちょっとホッとしました。
今日訪ねた両事業者さんは、環境になるべく負荷をかけないよう配慮しているようでしたが、
それでも不安は残ります。
これから先何十年も、このままきちんと管理できるのでしょうか?
何百年の後も、安心と言えるのでしょうか?
放射性廃棄物がどんどん増えて一杯になってしまったら、どうするのでしょうか?
現在国は、被災地のがれきの処理を全国の自治体に対して打診していますが、
千葉県は今のところ拒否しています。
いったん受け入れ可とした自治体も、住民の反対の声で撤回しているところも多いようですね。
むしろ汚染物質は一か所に集めて、処理技術をそこに集中的に投入した方が
よほど効率的に除去できると思うのですが、
どうしてわざわざ全国に拡散させようとするのか、私には理解できません。。
山本友子県議と。