市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

盲ろう者を支える・荒川区訪問

2011-10-14 | 障がい者
昨日、千葉市の山田京子市議のお誘いを受け、
東京都荒川区役所の障害者福祉課を訪れました。

荒川区では、目が見えず耳も聞こえない「盲ろう者」を支援する事業に
他自治体に先駆けて昨年度から取り組んでいて、TVや新聞等マスコミでも数多く取り上げられています。

この事業のきっかけは、昨年赴任してきたばかりの課長の、こんな素朴な疑問から始まったのだそうです。
「盲ろう者は、毎日どんな生活を送っているのだろう?」
「いったいどんな支援を必要としているのだろう?」

さっそく、区内の聴覚障害・視覚障害それぞれの手帳所有者のデータを突き合わせたところ、
どちらも所有している盲ろう者は、区内に18人住んでいることがわかりました。

そこで、担当職員が手話通訳者と点字通訳者を伴い、
18人を一軒一軒飛び込みで訪問することにしました。

最初は、訪問に気づいているのかいないのか、何度行ってもドアを開けてくれなかった方が、
徐々に心を開き、「手芸をしてみたい」「料理をしたい」と前向きになり、
今では「東京マラソンに出たい」とジョギングをするまでになったという例もあるのだそうです。

現段階ではまだ全員の訪問が終わっていないのですが、
ニーズ調査の結果から、今後新たな支援策を検討していくそうです。
他に、介護事業者への研修会、当事者の交流会なども計画されています。


盲ろう者は、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者という区分の中では、
身体障がい者に当てはまります。
私はこれまで、
「身体障がいは、知的障がいや精神障がいに比べれば周りから理解されやすいから、
福祉施策も他に比べたらずっと進んでいるよね」
と思い込んでいたのですが、盲ろう者に関しては、とんでもない間違いであったということがわかりました。

盲ろう障がいは、ヘレン・ケラーのように生まれつきあるいは幼い頃から負うケースはほとんどなく、
例えば、
最初は目だけの障がいだったのに、高齢になるにつれて徐々に耳も聞こえなくなってしまった 
などの中途障がいがとても多いのだそうです。
そのために仕事を辞めざるをえなくなり、家に閉じこもり、
広報誌や新聞・郵便物・TVなど通常の通信手段からの情報も届かず、
『支援を受ける』という発想すら持てない状態になるのだそうです。

従って、盲ろう者の実態が表に出ることはなく、
支援の網から取り残されてしまっているのが現状です。

障害者福祉課の課長の、
「盲ろう者は、単に視覚障がいと聴覚障がいを合わせた障がいではありません。
どちらかの支援を広げてカバーすればいいというものではなく、
全く別の障がいと捉えるべきなのです。」
という言葉が、私にはとても印象的でした。


荒川区は、人口約20万。
障がい者福祉だけで、年間約50億円とかなり手厚い予算が組まれています。
今回の盲ろう者支援事業の予算も、区長が二つ返事でOKを出し、101万円が組まれました。
このほかにも、例えば
障がい児の登校時の付添事業、
重症心身障がい児者の留守番看護師派遣事業
など、障がい当事者や家族にとっては涙ものの事業を次々と手掛けています。


ではでは、わが市原市の現状はどうなのでしょう??
さっそく担当部署に訪ねてみたいと思っています(^^)



今回の荒川区役所訪問には、私と山田市議の他に、
NPO法人「千葉盲ろう者友の会」理事長の石川さんと、通訳介助員の百合田さんも一緒でした。
市原市在住の石川さんからは、当事者ならではの貴重なご意見をたくさん伺うことができました。
「盲ろう者はみな、『こんな障がいになっているのは自分だけだ』と思いこんでいます。
生活に必要な権利を要求していいのだ、という風土がないのです」
という言葉はショックでした。

写真は、山田市議と石川さんと一緒に。
生まれて初めて都電に乗りました!
 



環境循環型の社会へ

2011-10-12 | 環境
市原市深城の中村造園土木(株)さんから
堆肥施設完成見学会の案内を頂いたので、
環境問題のご意見番・事務局のIさんと出席しました。

頂いた案内状には、

廃棄物の受け入れから最終処理までを一貫して同じ現場で行うことで、
環境・廃棄物行政の一助となる

との説明が書かれてあったのですが、

その方面には知識が浅い私には読んだだけでは何ともイメージがわかず、
現場に行って初めて知るシステムに、驚きの連続となりました。

まず、開発現場などで大量に発生す
る枝葉や根株などの樹木廃棄物を、破砕して細かいチップにします。

木屑をたちまち破砕「タブグラインダー」


お椀型のホッパーに樹木を上から投入すると、破砕されたチップが脇からどんどん吐き出されていきます。

これが吐き出されたチップ。
温かくてふかふかしています。

このチップはさらにふるいにかけて再度破砕し、均一に細かくしていきます。

ここに、空気と米ぬか・油粕等を混ぜ、菌を発酵させて40日ほど置くと堆肥になるそうです。
次の動画は、堆肥を大きくかき混ぜて空気を含ませているところです。

堆肥切り替えし「トップターン」


また、ウッドチップはこんな利用法があります。

ウッドチップ散布「パークブロワ」


切り崩した林地の法面などにこうしてウッドチップを定着させることで
土砂崩れが起きにくくなり、また飛来種子による緑化も期待できます。

伐採工事や剪定工事で発生する枝葉や下草、根株や竹など、
これまで有効利用されていなかった樹木廃棄物を森林資源として100%再利用する
ウッドチップリサイクルシステム。

このシステムについての詳しい説明やその他の活用については、
愛知県豊田市の(株)鈴鍵さんのHPをご覧になってください。

http://www.szken.co.jp/woodchiprecyclesystem.html

(株)鈴鍵の梅村社長は、中部森林開発研究会の会長でもいらっしゃいます。

中部森林開発研究会は、愛知県を流れる矢作川の水質と周辺環境を守る協議会の協力団体です。
この協議会の「水質浄化運動30年の闘い」も必見です。

http://www.japanriver.or.jp/taisyo/oubo_jyusyou/jyusyou_katudou/no1/no1_pdf/yahagi.pdf

環境保全や自然は大事だけれど、開発も必要。
両者の間に横たわるものが闘争だけでは、何の解決にもならない。
このリサイクルシステムが秩序ある開発への大きな力になることを願います。


*****

裏話ですが。。

「堆肥だから(?)、汚れてもいい格好がいいかな」と私なりに気を遣い、
ジーンズにTシャツという服装でスニーカーを用意して臨んだのですが、
梅村社長を始め視察の方が全国から訪れ、市議も7名参加で立派な式典の様相を呈し、
あまりにもラフな格好に身が縮んだわたくし・・・
一応パンプスとジャケットを用意していたので何とか救われました。

しかし、試練はまだ続いたのです^_^;

会場に到着した時に、
作業着姿の朴訥な雰囲気のおじさんが気軽に話しかけてきたので楽しく世間話をしたのですが、
そのお方がまさか本日の主役、中村社長だったとは・・・

世間話が仇となり、
諸先輩方はじめそうそうたる来賓の皆さまをを差し置いて、式典で中村社長にいきなり挨拶に指名され、
マイクを持つ私の顔は引きつり笑い、心の中は(T_T)(T_T)でありました。


写真は同期の倉益市議と、堆肥の横で。

今日も元気に

2011-10-11 | お知らせ
早朝 八幡宿駅にてチラシ配り

午前中 特別支援学校PTAによる草刈り

お昼 事務所で昼食をとりながら特別支援学校のお母さんたちとおしゃべり会

午後 地域生活支援センター「はばたき」視察

夜 通信秋号の編集会議

今日も朝からフル回転!
それぞれの出来事が示唆に富んでいた充実した一日でした(^^)

詳しく報告したいのですが、
寝不足なのでまたの機会に譲って今夜はもう休みます・・・

幸せのYellow

2011-10-10 | 日々のあれこれ
朝の番組で、
大分県国東市の黄色い旗運動のCMが取り上げられていました。



今夜はちょうど阿部寛主演の「幸せの黄色いハンカチ」が放送されたそうですが、こちらは旗です^_^;

旗が出ていない家を皆で気を付けて声を掛け合います。
子ども達も、登校しながら旗が出ていない家を見つけると、
学校の先生などに教えるのだそうです。

この運動は、社会福祉協議会が中心となって
3年前に一部の地区で始められ、県外にも少しづつ広がっています。
始めたきっかけはお年寄りの孤独死だそうですが、
高齢者の見守りにとどまらず、犯罪の防止や地域全体のつながりに大いに一役買っているそうです。

住民の協力体制もあってのこと、とても素晴らしい運動だと思います。
ただ、
決して大都会とはいえないこののどかな土地でも孤独死が起き、
旗を立てざるを得ないほど近所同士のコミュニケーションが希薄になっているのですね・・・

行政が地域の支えあいをいかにサポートしていくか、
これは今やどの自治体にとっても最重要課題です。



ところで、今日のドラマ、私は見なかったのですが、どうでしたか?
健さん主演の「幸せの黄色いハンカチ」は大好きな映画なのですが。

それから、これも本当に大好きです。泣けます。



カラオケでスラスラ歌えるようになりたいな~


議会速報完成!

2011-10-09 | 日々のあれこれ
ガーデニングは大大好きなのですが、時間が取れずにずっとご無沙汰しています。
今日は久しぶりに園芸店に立ち寄りました。

菊の花が真っ盛り!
ピンポンマム。名前もかわいらしい(*^_^*)
 
花言葉は「真実」「高貴」だそうです。


さて、9月議会の速報が完成しました!



11日(火)八幡宿駅
13日(木)五井駅
14日(金)姉ヶ崎駅

にて、朝の通勤時間帯に配布します。
ぜひ、手に取ってご覧ください♪

*****

オ・マ・ケ・・・

「ひみつのアッコちゃん」が誕生50年で初めて実写映画化されるそうですね。
アッコちゃん役は綾瀬はるかさんだそうです。何となく雰囲気でてる?

「テクマクマヤコン・コンパクト」、当時女の子ならみんな持ってたんじゃないでしょうか。

このコンパクトで幼い私がいったい何に変身していたのか、今となっては全く覚えていないのですが・・・

ちなみに、もとに戻るときの呪文は、「ラミパス・ラミパス・ルルルルル~」でした^_^;

川の流れのように

2011-10-08 | イベント
この三連休は、日本中がおおむね日本晴れになるそうですね。
気持ちよくて、ちょっと動くと汗ばむような陽気でした。

今日は、家の近くを流れる村田川の清掃ボランティアに参加してきました。
村田川下流はちょうど市原市と千葉市の境を流れ、
八幡海岸の埋め立て地で東京湾にそそぐ二級河川です。




昔は川べりは荒れ放題で、
写真にも見える橋の下ではホームレスがひっそりと亡くなっていたこともあったそうです。

村田川「四季の会」は、自称「あじさい畑の不老少年A」Uさんを会長に、
現在会員は30名弱。
Uさんを中心に伸びた草を刈り、ゴミを拾い、あじさいを植えるなどして今はかなり整備されました。

ゴミはほとんど落ちていなかったので、
私は竹ぼうきを使って土手の土を丁寧にはらう作業で汗を流しました。
かなり重労働だったけれど、心地よい疲労感、そして爽快感!!

今日はのんびりと釣り糸を垂れる人の姿も何人も見かけました。
うちの釣り好き三男坊も、夏休みにここでハゼを釣ったそうです。
何でも、たまにウナギも捕れるとか^_^;(ホントに??)
 

お昼も近づいた頃、
最後まで作業したかったのですが、辰巳台の光の子幼稚園の運動会に招待をいただいていたので、
途中で切り上げてポロシャツにジーンズの作業着姿のまま、あわてて向かいました。

光の子幼稚園は、かつてうちの三人の子ども達が通った幼稚園。
当時、長男につきっきりで面倒を見て下さっていたY先生が、今は園長先生です。



プログラムも最後の方でしたが、
年中さんの可愛いバルーンダンス(うちの子もやりました(^^))や愉快な親子競技、
大トリの年長さんの紅白リレーは抜きつ抜かれつで
最後はほぼ同時ゴールのデッドヒートを演じ、会場中が大興奮!!

一方、主役で輝く園児たちの脇で、
来賓の案内や会場の安全係・道具係など、陰で運動会を支えているお母さんたちを見て、
私は自分の十数年前と重ね合わせていました。

光の子幼稚園は、毎年ハンデのあるお子さんを快く受け入れています。
今日はそんなお子さんやお母さん達ともお話をすることができました。
就学前で、子どもの障がいの事や将来の事で不安がいっぱいのお母さんは、かつての私そのもの。
あのころ、Y先生はじめ園の先生方や子ども達、お母さん仲間には随分助けられました。
岡村さんとの出会いも、この幼稚園でした。

今度は、私がお返しする番です。

千葉県常任委員会傍聴

2011-10-07 | お知らせ
今日は県の環境生活警察常任委員会を傍聴しました。


千葉県庁

委員12人の内訳は、自民7、民主2、公明1、みんな1、そして市民ネットから山本さん。
千葉県は自民党王国です^_^;

傍聴の定員は20名で、私は6番目でした。
私が入室した時は、最初の警察本部の審査がすでに始まっていたので、
その次の環境生活部の審査からじっくり聞くことができました。

議案内容は今年度の一般会計補正予算についてです。

・放射能の監視・調査体制の強化として、
さらに県内に6ヵ所のモニタリングポスト増設(香取、柏、市川、印西、館山、茂原)と
ゲルマニウム半導体検出器もう一台(現在1台がフル稼働中)

・震災で被災された方々18人を県庁にて雇用

などに対する経費が計上されました。

このように県の最新情報を聞くことができたのは良かったのですが、
聞いていて歯がゆいやら、腹立たしいやら(>_<)

まず、委員の質問に対する行政側の回答、全く的を射ていない!
それから山本さんが発言すると、他の委員の「早く終わらせろ~ etc」の野次!

山本さんは、「いつもこんなもんよ」と涼しい顔をしていましたが。

ともあれ、いろいろな意味で非常に勉強になりました。病み付きになりそうです^_^;
次は山本さんお勧めの、健康福祉常任委員会も傍聴する予定です。

想定の中の偶然

2011-10-07 | 日々のあれこれ
外に出ると、金木犀の香りが漂います(*^_^*)
秋も深まってきて、日一日と日暮れが早くなっていますね。

 
今日は、帰宅前にふらりと書店に立ち寄ってみました。
そこで一冊の写真集の表紙に目が留まり、
ひと目ボレして衝動買い!(もともとひと目ボレしやすい性質なので・・・^_^;)

高橋真澄 「輝く時間」 



最初、「コレって何?ライトでも当てたの?CG処理?」と思ったのですが、
実はこれがあの「ダイヤモンドダスト」なのですね。

冬に見られる自然現象で、
-10度以下くらいで放射冷却が進み、大気中の水分が結晶化して落ちてくるところに太陽光が反射して、
角度によっては写真のように七色に輝くこともあるのだそうです。

もう少し離れて撮った写真(写真集以外の画像)


輝いた柱状にみえることから、「太陽柱(サンピラー)」と呼ぶそうです。

峠や山間、谷間など放射冷却がしやすく、角度が取れ後ろが日陰で光が見えやすくなるような場所、
下に川など結晶の材料になる湿気があるところがよいそうです。

私は写真にはほとんど疎くて高橋さんのことは初めて知ったのですが、
書店には他にも写真集が何冊かあったので、きっとその世界では有名な方なのでしょうね。
北海道出身で富良野に居を構え、美瑛・富良野の自然の美を撮り続けているのだそうです。

(写真集以外の画像)
   

「あとがき」より

景色を眺めるときは常に光を意識している。
重要なことは虹でもサンピラーでも光芒も、
出会えるのは偶然ではないということ。
想定の中の偶然を楽しんでいる。
いつも頭で景色を想定して光や自然条件を読み、
その時に一番条件に適していると
想定した場所に行くようにしている。
しかし、自然はいつも想定以上の素晴らしい光景を見せてくれる。
大自然に感謝。

高橋真澄

地域福祉の中核を担う

2011-10-05 | お知らせ
三男坊が突然、

「お母ちゃんは小沢家に咲く一輪の花だ」 と妙なことを言うので、
「なんでそんなことを言う??」 と尋ねると、
「お母ちゃんからの信頼を勝ち取るため」 とさらに妙な答えが返ってきました。

個性的な息子ばかりで毎日飽きません・・・


*****


今日は事務所からすぐ近くにある「千葉県中核地域生活支援センター いちはら福祉ネット」へ、
お話を伺いに行きました。
市民ネットの福祉部会のメンバーも一緒です。



中核地域生活支援センターとは、
堂本暁子前千葉県知事のもと、
千葉県地域福祉支援計画に基づいて平成16年に始まった、千葉県独自の総合相談事業です。

「子ども、障害者、高齢者等『誰もがありのままにその人らしく、
地域で暮らすことができる』地域社会の実現」
(千葉県地域福祉支援計画より)


この理念(まさに市民ネットの理念そのものといった言葉ですが)を掲げ、

24時間、365日体制
・対象者は横断的(高齢者、障がい者、児童などの分野を限定せず)に
アウトリーチ(こちらから対象者のもとへ出向く)を中心に
ワンストップ(たらい回しにしない)で

という手法で支援を行っています。

相談に応じて終わり・・・でなく、
時には直接的な生活支援も行い、
暴力や金銭搾取など、理不尽な権利侵害からの擁護活動など
必要に応じて警察や弁護士など他機関と連携しながら、問題解決の軌道に乗せていきます。

そして、ここが大事なのですが、
個別の問題を請け負うなかで見えてくる地域全体の課題を、
他の関係機関にフィードバックさせていくという、地域の総合コーディネートの役割も担っています。

最近の傾向としては、
外国籍の両親で障がい児がいる家庭や
高齢者の親と引きこもりの家庭、
虐待が疑われるひとり親家庭など、
個人だけの問題ではなく、家族全体に係る複合的かつ複雑な問題が多いというお話でした。

特に、最近目立って増加しているのが引きこもり。
圧倒的に受け皿が乏しく、今後の大きな課題だそうです。

私はやはりアウトリーチを中心に事業展開しているという点が何よりも素晴らしいと思いました。
本人に来てもらって事務所で話を聞くだけでは捉えられなかった問題の本質が、
訪問することで初めて見えてくるということは多いでしょう。

いちはら福祉ネットは、説明して下さった所長の大戸さん含め4人のスタッフがフル回転で対応しています。
しかし、県からの委託費は全部で2000万円。昨年度には500万円も削減されてしまいました。
この事業に関しては完全に持ち出しだそうです。

他都道府県に先駆けて行われた画期的なこの事業、
今や市原市の福祉施策の陰に日向にと、まさに中核を担っています。
先細りにしないよう、しっかりとした自治体の支えが求められます。

マカトン・サイン

2011-10-05 | 障がい者
先月行われた9月定例議会の中継録画、市原市のHPにUPされました。

http://www.gikaitv.net/dvl-ichihara/2.html

私の質問は9月13日でした。よろしければご覧になってください(^o^)
(実はいまだに恐ろしくて、私自身は相変わらず一度も見ていません。。)


さて、今日はキャラバン隊の会議でした。



前回の公演の反省や次回公演の配役決めなどが一応の議題だったのですが、
次回公演まではまだ少し間があるので、
子どもの話や情報交換など、あれこれ脱線しながらの楽しい集まりとなりました。

このとき、マカトンサインのことがちょっとした話題になりました。
あるメンバーのお子さん(小4)が、
特別支援学校でマカトンサインを教わり、かなりコミュニケーションがとれるようになった
とのこと。

マカトンサインとは、
言葉やコミュニケーションに障がいのある子どものために1972年にイギリスで考案された方法で、
いわば手話をもう少し簡単にしたようなコミュニケーション方法の一つです。

例えば、こんな感じ。

「トイレ」        「遊ぶ」
 

「ちょうだい」       「食べる」
 

ただ、
マカトンサイン自体、まだまだ手話ほど一般的ではないので、
特別支援学校など限られた社会の中では通じても、一歩外に出れば全く通じないという現状では、
マスターしてもあまり意味がないのではないか、
という意見もあるようです。

でも、使う人がいなければなおさら世間に広がらないわけですから、
この方法がお子さんに合っているなら、
尻込みせずにコミュニケーションツールの一つとして取り入れるのは、決して悪いことではないと思います。

ちなみに、うちの長男は今まで使ったことはありません。

「いらない」も「きらい」も「やめたい」も、否定は全部
な~い!
の一言で済ませてしまいます。
「ご飯、な~い」など簡単な二語文は話せるので、
その場の状況で何となく意味は通じてしまうのですが^_^;


もし彼にマカトンサインを教えたら、果たしてどうなるか・・・??

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