市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

ゴミのポイ捨てはやめましょう!

2012-08-13 | 日々のあれこれ
昨日は、地元のボランティア団体「四季の道」月一回の活動日。
村田川の土手のゴミ拾いを、石塚小学校の脇を中心に行いました。

この辺りは、今まで草が伸び放題のまま何十年も放置され、ホームレスが住み着いてボヤ騒ぎを起こしたり、自殺者がでたこともあるなど、物騒な区域でした。
「四季の道」の要望で、先日県がようやく思い腰をあげ草刈りをしたところ、長年にわたってポイ捨てされてきた大量のゴミたちが姿を現したのです。
空き缶・空き瓶はもちろん、化粧品や茶碗などのありとあらゆる生活ごみに交じって、自転車やタイヤなども数多く捨てられていました。





ただ落ちているものを拾い上げるのならまだ楽だったのですが、長い年月をかけて堆積してしまってたんですね。
ちょっと顔を出しているゴミを拾おうとすると、その下からずるずると大量に出てくるので、掘り出すのも容易じゃありませんでした(^_^;)

暑い中、皆でひたすらゴミの発掘をすること3時間。


ようやくきれいになりました!皆さん、お疲れさまでした・・・。

作業終了後のイオン飲料と採れたてのトマトが、ことのほか美味しく感じられました。



これだけきれいにすれば、そう簡単にポイ捨てはできないでしょう。
不届き者が現れないことを祈りつつ・・・。
石塚小に通う子供たちも、これで少しは安心して気持ちよく勉強してもらえるかな。

若者のキャリアを支援する 「ジョブカフェ ちば」訪問

2012-08-12 | 労働
JR船橋駅南口の目の前にあるビルの一角に、「ジョブカフェ ちば」はあります。
平成16年に経産省のモデル事業として県が始めた、若者の就活をサポートする施設です。

昨日、山本さんや県ネットの何人かと一緒にこちらにお邪魔してきました。



入口には案内の職員が常駐していて、戸惑っている若者を見かけるとすぐさま声をかけていました。
毎日180名もの若者がここを利用しています。

職員手作りの掲示物。


こちらは、「ちょこっと相談」コーナー。予約なしで気軽に20分間相談できます。


もちろん、予約してじっくり相談できるスペースもありました。


こちらのスペースでは、セミナーが行われていました。

セミナーや研修は、年間約200回も行っているそうです。
2週間の短期集中講義、名付けて「必勝倶楽部」なんていうプログラムもあります。
市町村、大学、高校などへの出張サービスも積極的に行っています。



ところで、ジョブカフェとハローワークでは、いったい何が違うんでしょうか?

ハローワークは厚労省の管轄で、対象年齢は問わず、求職者を実際に個々の企業と結びつける役割を果たしているのに対し、
ジョブカフェはその前段階。
対象年齢は44歳まで(以前は34歳までだったが、徐々に引き上げ)で、
失業中の若者に対しては就職に至るまでの情報やスキルを提供し、企業に対しても求人活動支援をすることで、若者と企業との橋渡しをしています。

「ジョブカフェ ちば」では、昨年度の新規登録者は約9千人。うち、就職決定はほぼ半数です。
市原市からも714人が訪れていました。
昔との違いは、まず新卒者の割合が多くなってきたということと、
以前は就職のノウハウを教えることが中心だったのが、今はノウハウだけではなく、精神面で支え、背中を押す必要性が増えてきたということでした。


それにしても、
モデル事業として始まった当初の事業費こそ約5億円でしたが、経産省からの補助金は毎年減らされ続け、今年はついにゼロ。代わりにほとんど県が負担し、あとは厚労省と船橋市の分を合わせても総事業費は2億円と大幅にダウンしてしまいました。
事業費の削減による影響は、8割を占める人件費をもろに直撃し、今年度は職員が10人も減らされました。
現在、正職員はたったの2名で、25名のキャリアカウンセラーは全員年契約の非正規職員です。

相談に訪れる若者に対し正規雇用を勧めるカウンセラーが実はみな非正規職員だなんて、何て皮肉なんでしょう・・・。


依然として雇用状況が改善されず、特に若者の就職難が深刻な問題となっている中で、
国は若者支援と言っておきながら、いったい何を考えているのでしょうか(-"-)

会議三昧

2012-08-09 | 日々のあれこれ
昨日は、
市民ネットの運営会議、議会の特別委員会、議会改革プロジェクト会議。

今日は、
きさらづ市民ネットとの情報交換会議、県ネットの議員会議、地域保健医療協議会の会議。

大事な会議が続きます。



写真は、木更津のブルーべりー農園、「のらりくらり」。障がい者の就労支援を行うNPO法人が手掛けています。



ちょうど昨年の今頃も、ここへお邪魔したっけ。。
  (ブログ『のらりくらりでブルーベリー摘み。』)
 http://blog.goo.ne.jp/wa-tika-ro/e/2a706b5fb2ef92e3daba4b1572a0e41f

今日のきさらづネットとの会議は、ここで開いたんです。
たまにはこういうのも、いいですね。


会議をてきぱきと済ませたら、今年もみんなでブルーベリー摘み。



菓子工房にもお邪魔しました。


「写真撮りまーす!」と呼びかけると、皆さん照れて下を向いてしまいました(^^)


夜に行われた地域保険医療協議会では、医療機関への適正な受診を啓発するための新しい事業について話し合いが持たれ、熱い議論が交わされました。
市の予算に限りがあるのはわかってはいますが、事業内容にちょっと中途半端な印象を持ったので、私も敢えて自分の想いを述べさせていただきました。
でも、担当職員が頑張っていることは、十分理解しています。
この事業を成功させるよう、精いっぱい協力していきたいと思っています。



こんな風に、連日の暑さをもろともせず元気に飛び回っています。

むしろ暑い方が、調子がいいみたいです♪

市職員との対話

2012-08-07 | 日々のあれこれ
毎日暑い日が続きますね~

でも、私は夏が大好き。夏はやっぱり暑い暑いと言いながら汗を流すのが最高!と思うのです。
当然、昔から冷房が大嫌いでした。
昨今は電車に乗っても建物に入ってもゾクっと寒くなることが本当に少なくなって、喜ばしい限りです。




さて、こんな暑い最中ではありますが、このところ来年度予算要望書のための聞き取りに追われています。

市民ネットワークでは、毎年9月、行政に対する予算要望書とうものを提出しています。
要するに、行政に「こんなことを実現してほしいので、ちゃんと予算に反映してくださいね」と要望するのです。
そのためには、昨年要望したことが今年度どのくらい達成されているかを行政から聞き取って検証する必要があります。

要望と言っても、
それこそ子育て支援から行政改革まで多種多様。昨年度の要望の項目数は190項目近くにも及んだので、一つ一つ検証するのも骨が折れる作業です。
昨年は岡村さんと二人で聞き取りをしたのですが、今年はネットの仲間に広く呼び掛けて、関心のあるメンバーと一緒に聞き取り作業をしています。

昨日までに、環境部・子育て支援部・教育総務部・学校教育部への聞き取りを終えました。
今日は、企画部・市民生活部・総務部と、一日かけて一気に三つ、担当部局の職員にお付き合い願いました。
おかげで、脳ミソが飽和状態です(笑)

それにしても、190項目は多すぎると思います。正直、要望している私たちもどんな要望をしたのか忘れちゃうくらいなのですから(^_^;)。
いくらなんでもそれでは意味がないので、今年は、本当にこれだけは実現してほしい、という項目だけに絞った要望書にしたいと考えています。


今日の聞き取りで印象に残った話を一つ。

交通政策課の方のお話で、バリアフリーについて。

現在市では、内房線三駅周辺をバリアフリー重点地区に指定して、障がい当事者の市民グループも交えた点検作業を行っています。
ハード面の整備、例えばスロープをつくる、エレベーターを設置するなどは、資金面などのためすぐに実現するのも容易ではありません。
でも、心のバリアフリーなら、努力すればすぐに取り入れることができる。
例えば、受付の対応次第で、困ってらっしゃる方にいち早く気付いて手を差し伸べられる環境は、ハード面の整備よりもずっと有効で大切なことです。

・・・こんなお話を、障がい支援担当ではない職員の方から聞くのは、本当に嬉しいものですね。
私は、この方から後光が差して見えたほどです(笑)

なんでも、障がい者支援課から庁内全職員に向け、障がい者対応ガイドラインなんてものが示されているそうで、
こうした担当課の地道な努力が実を結んだ結果でもあるようなんですね。



こんなこぼれ話を聞けたりするのが、聞き取りの面白いところです(^^)。

四街道市の事業仕分けへ

2012-08-06 | お知らせ
今日は午前中雷がすごかったようです。山倉ダムの方では落雷によるけが人も出ました。
雷って突然ですから、怖いですね・・・。



さて、昨日の日曜日は私、四街道市におりました。
目的は、四街道市による事業仕分けの傍聴。


先日、東京財団週末学校の模擬事業仕分けに参加したことはブログにも書きましたが、この日は正真正銘ホンバンです。

四街道市では、平成22年度に初めてこの評価制度を取り入れ、今回は2回目。
当日は3会場に分かれ、丸一日かけ、合計21事業について仕分けが行われました。

例えば、
・長寿者褒賞事業
・市民活動PR事業
・公害調査測定事業
・障害者在宅生活支援事業
・コミュニティ施設維持管理事業
・産業まつり事業        などなど・・・。


この写真は、第2会場の様子です。

一番奥に座っているのが、市の担当職員。「説明者」です。
説明者に対し、コの字型に座っているのが「仕分け人」と「コーディネーター」。この方たちは、外部からの派遣です。
そして、仕分け人の後ろに座っているのが15名の「市民評価人」です」。市民1000人を無作為抽出し、郵送で案内状を送付して募集した中から選ばれました。
「市民評価人」は「仕分け人」の議論を聞いたうえで多数決で判定を下します。

こちらは、第一会場。

傍聴者も大勢来ていました。

会場には、よつかいどう市民ネットワークの大谷順子市議もいらしていたので、一緒に傍聴しました。
大谷さんによると、傍聴者はこれでも1回目の時よりだいぶ少なくて、四街道の議員に至ってはほんの数名しか来ていないとのこと。議員の間ではあまり評判がよくないようです。
市に全く関係のない人間が「仕分け人」になることへの抵抗感から、というのが理由の一つらしいのですが・・・。
また、ある四街道市民の方からは、
「仕分けの対象事業はどれも金額が小さくて、廃止になっても行政が困らないようなものばかり。大きい事業が仕分けの対象にならないから、こんなの意味がない」という不満の声も聞かれました。

確かに、この中には私が聞いていて明らかに
「廃止したいのだが、諸事情でなかなか踏み切れない。事業仕分けの『廃止判定』というお墨付きが欲しい」という行政側の意図が見え見えの事業もありました。
四街道市では、今回731の事業の中から仕分け対象事業が21事業に絞り込まれたのですが、その過程の透明性の確保は大きな課題の一つと言えるでしょう。
もっとも、行政側が事業仕分けを廃止のお墨付きに利用するのも、ある意味ひとつの手法としてアリかなとは思いますが。

それはともかく、なんだかんだ言っても私はやっぱりこの仕組みはぜひ地方自治体に取り入れるべきだと思っています。
なぜなら、事業仕分けによる一番大きな効果は、金額削減ではなく、意識改革にあるからです。

例えば、今回大谷さんが、
「市職員の説明が、前回よりすごく上手になってる!」と驚いていました。
これは、四街道市の職員の間に、情報公開に対する意識が育ってきていることの表れではないでしょうか。
同様に、税金の使い方や事業内容に対する市民の関心も、良しに着け悪しきに着け高くなるでしょうし、一方で議員は、市民の要求を市に要望するだけではなく、事業の費用対効果や必要性を検証する能力が問われることになるでしょう。


ほぼ一日にわたる傍聴でときおり集中力が途切れそうになりましたが、とても参考になりました。
なんとか市原市でも生かしたい!

盛夏の一日。

2012-08-04 | イベント
まちづくり塾』って、皆さんご存知でしたか?
これは、「自分たちが住む市原市のことを、もっと知りたい」、「まちづくりのために、自分も何かしたい」という市民に対し、市が主催しているプログラムです。
今日は、全10講座のうちの5回目の講座に飛び入り参加してきました。

「福祉」・「自然」・「観光」というくくりでグループに分かれた塾生の皆さんが、「まちで私たちがしたいこと・できること」というテーマに添って、思いついた言葉をどんどんポストイットに書いていき、持ち寄ったポストイットをグループごとに皆で話し合いながら模造紙にまとめます。





最後は、皆の前でグループごとに発表。


私は「観光」のグループに参加したのですが、とても楽しかった!
塾生の皆さんの市原市に対する熱い思いを感じながら、本音で語り合うことができました。




会場を出て私が次に向かったのは、五井会館で開催されている毎年恒例の「原爆の絵展」。



ヒロシマ・ナガサキを体験された方々が当時の記憶をそのまま表した絵は、まさに地獄そのもの。
改めて、「核と人間は共存できない」ということを思い知らされます。

今年は特別に、市原市神代神社に残されていた旧日本海軍の航空機の木製プロペラが展示されていました。
2日付の千葉日報の一面をはじめ各新聞で取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。



山本五十六の書がはっきり刻まれていす。





日も暮れる頃、八幡に戻って地元の盆踊り大会へ。

盆踊り・夏祭り・・・・・本当にいいものですね。子供の頃過ごしたの夏の日が自然に蘇ります。
今日のこの盆踊り大会も、きっと八幡の子どもたちの想い出の一ページとして心に刻み込まれていくことでしょう。


悲しみの向こうに

2012-08-03 | イベント
本日夕方、市民ネット事務所にて「岡村由美子を偲ぶ会」を行いました。

これまで岡村さんを応援してくださった方々、お世話になった方々、慕ってくださっていた方々。
本当に大勢の皆さんとこの突然の悲しみを共にし、岡村さんにお別れを告げることができました。

私は終始溢れる涙を抑えることができず、いらして下さった皆さんにはご心配をおかけしてしまったかもしれません。

でも、どうか安心してください。

岡村さんと同じようにはできないけれど、
彼女がその命を削ってまで大切にしてきた仕事を、私は私のやり方でしっかりと引き継いでいきます。

いつかあの世で岡村さんと再会したときに、
「小沢さん、すごいじゃない。よく頑張ったよ!」と言ってもらえるように。

「大地の芸術祭」へ。

2012-08-01 | 観光
本日夕方、新潟県十日町市への二泊三日の視察旅行から戻ってきました。
この視察は、『南市原のまちづくりに関する調査特別委員会』の企画によるものです。
私は委員ではないのですが、今回は特別に委員外の議員に対しても広く参加が呼びかけられたため、ゲストとして加えさせてもらいました。


十日町市を含む越後妻有(えちごつまり)地域は、冬は2メートルから4メートルもの積雪がある日本有数の豪雪地帯。さらに、平成16年の中越大震災はじめとする幾たびかの災害に見舞われ、気候条件が大変厳しい所です。
その一方では魚沼コシヒカリの産地として知られ、中山間地では至る所に棚田が広がり、日本の原風景ともいえる大変美しい里山を望むことができます。

そんな自然豊かで素朴な越後の地で現在開催されているのが、「大地の芸術祭」という一大人気アートイベント。
日本のみならず世界各国から集まったアーティストたちが、越後妻有地域の魅力をその作品と共に発信しています。
2000年に始まったこのイベントは3年おきに開催され、今回で5回目となりました。

「大地の芸術祭」http://www.echigo-tsumari.jp/

始めた当初は、
「こんなものに税金を使ってなんになる。それより、うちの前の道路でも直してくれ」
などと住民の反発はかなり強かったのですが、回を重ねるごとに、国内外のアーティストや首都圏から来るボランティアの若者などとの交流によって、住民たちの意識もずいぶん変わったのだそうです。
今まで気付かなかった地元の魅力を、逆によそ者である彼らによって教えられたと言います。


以下は、実際見てきた作品のほんの一部です。

メイン会場である美術館、「キナーレ」にある作品。


↑決して廃棄物ではありません。アートです(^_^;)




こちらは、JR飯山線の下條駅に建てられた作品。



これらも印象的でした。廃校を利用した作品の数々。









これはユニークなパフォーマンスでした。
豪雪地ならでは。除雪車による「ロミオとジュリエット」です。





全部で360を超すアート作品が、この地域一帯の自然や里山の人々の暮らしに溶け込んで存在していました。
私は現代アートにはかなり疎いのですが、
これらのアート作品によって、この地域の豊かな自然がより際立って美しく感じられたことと、行く先々で応対してくださった地元のお年寄りの笑顔の素晴らしさがとても心に残りました。








実は市原市でも、来年度の市制50周年にからめた事業として、南市原において同様のアートイベントを計画しています。
今回の視察は、そのためのものでした。

今後は新潟の例をお手本としつつも、市原の地域特性に照らした戦略を立てていかなければなりません。
中途半端では困りますが、予算には限りがあります。
市民の理解と協力を得ながら市原市の魅力をどう表現していくか、これからが勝負です。

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