前回は、予選会皆勤の大学を振り返りましたが今回は予選会出場回数の少ない大学を見ていきます。
23位 育英大 (㉚㉚㉖)同コース比 3位 4年連続4回目
強化4年目で1期生がいよいよ最上級生となり集大成ともいえる状況だった。
新田選手、諸星選手4年生の2本柱はいずれも2桁順位で期待通り。
ただ全体的なレベルアップはまだまだで、1~2年生でチーム3番手で走り切った染谷選手だけというのもちょっと寂しい感じもした。
27位 桜美林大 (㉘㉙㉙) 同コース比 9位 9年連続9回目
マヤカ監督が強いパイプを持つので留学生は毎年快走。それに続く選手の育成が課題。
2年生稲葉選手が大幅にジャンプアップ。4年生エース白川選手もまずまずそれ以外に目立つ要素もなかった。
横ばいが続き新たなテコ入れも必要か。
16位 日本薬科大 (㉕㉕㉓) 同コース比 5位 9年連続9回目
同期デビューの桜美林大よりも常に上を行くのが日本薬科大。
6名のランナーが100位台に入る奮闘でチーム最高順位を更新。
本戦が見える位置まで上げてきた。頼もしい4年生留学生と日本人エース中山選手がタイムを稼ぎ
同じく4年生の谷口選手・白石選手がジャンプアップ。
2年生の波多江選手も昨年からタイムを伸ばし2桁順位でのフィニッシュ。
上級生になるほどタイムが例年伸びていて育成プランもしっかりしているのかなという印象で
スカウトが今後良くなってくれば、初出場もありえる大学かと思います。
20位 芝浦工業大 (㉛㉛㉕) 同コース比 2位 4年連続10回目
駅伝部員用の寮も完成し2027年までの出場を目指し順調に伸びている。チーム最高順位を更新した。
2桁順位を期待されたエース松川選手が思うような走りができない誤算もあったが、
期待のルーキー横尾選手と内山選手がいい走りを見せた。
序盤から積極的にいく作戦が功を奏したとも見られるがタイムにはばらつきがあり
タイムを上げた選手下げた選手まちまちだった。
今後は、あらゆる状況に対応できるように出来れば今後も伸びが期待できそう。
4位 早稲田大 (⑨ーー) 同コース比 17位 3年ぶり7回目
元上武大監督花田監督が就任し新体制でのスタートとなった早大。
ボーダーなのでは?という話もありましたが終わってみれば10K~15K間タイム首位に立つなど
4位と余力を残しての通過。1人体調不良で大きく順位を落とした選手もいましたが大事には至りませんでした。
本戦を見据えるとシード争いのカギとなるのは復路を走るであろう9番手、10番手の選手なんだろうなと思われます。
5位 日本体育大 (③⑥③) 同コース比20位 4年連続11回目
エース藤本選手の欠場でこちらも不安が囁かれていましたが終盤見事にタイムを上げ10人中9人が二けた順位と
まとまりを見せ予選会パーフェクトの実力を見せました。
序盤はゆったりと入り18位からのスタートそこから13位、10位、5位と上げていきました。
特に終盤の区間順位は1位となっています。
作戦をぶれずに予定通り遂行する力はさすがです。