壬辰の年の辰の月(3月)の壬辰の日は4月1日(旧暦3月11日)だけでしたが、
辰の日は12日毎に巡って来ます。
物語では、壬辰の年は限定していますが、
月と日と刻に関しては、「辰」とだけ記しているので
「壬辰の年の辰の月の辰の日」
は複数あることになります。
ちなみに、今年は閏年なので、辰の月は、2回あるため(閏三月)
「辰の日」は、全部で5回もあります。
最後の辰の月辰の日は、5月19日(土)庚(かのえ)辰です。
そこで今回は、2回目の辰の日である4月13日(金)(旧暦3月23日)
に「阿弥陀胸割」を未完成ながらも
公開稽古という形で御披露させていただきました。
猿八座公開稽古の第1回目となりました。
お集まりいただいた地元の皆々様、
ありがとうございました。
さて、座長の八郎兵衛師匠は、今回の公開に向けて、
徹夜の工事で、舞台道具や小道具作り上げました。
阿弥陀三尊が完成したのは、
開始五分前でいう凄まじさです。
こちらも順調にというわけではありませんでした。
今回は、浄瑠璃猿八節の初舞台でしたが、
直前まで修正に修正を重ねて、
譜面が真っ黒になってしまいました。
写真は、胸割阿弥陀が、身代わりになって生血を出す場面です。
次回は、5月19日(土)に山椒太夫を公開する予定です。