昨年3月に計画されていた第14回伝統人形芝居は、震災のため中止されましたが、この度、西川古柳師匠のご尽力により、6月に開催の目途となりました。
猿八座は、御物をくり絵巻のテキストを使って作曲した、新たな浄瑠璃「猿八節」をこの舞台で披露させていただきます。演目は、「車曳きの段」です。
自分に夫である小栗判官のなれの果てである「餓鬼病」を、それと知らず曳いて行く照手姫が、最終地点の大津関寺玉屋の前で、餓鬼病と共に最後の夜を明かします。その照手の心情を語るのがこの段の真骨頂です。そして、だんまりに入る所での八郎兵衛師匠の人形遣いが最大の見せ場ですので乞うご期待。
現在、私が取り組んでいる新浄瑠璃を東京で聞いていただける貴重な機会ですので、是非、おいでください。
6月16日(土)17日(日)二日とも同じプログラムで、13:00開場13:30開演。
会場は、八王子車人形稽古場・・・東京都八王子市恩方町
問い合わせは、042-652-1222 西川古柳座
詳しくは以下のビラを御参照ください。