豊田市の琉球カフェ「てぃーだかんかん」に行って参りました。
(てぃーだかんかんブログ)
http://www.toyomii.com/blog/teidakankan/?date=20110429
http://blogs.yahoo.co.jp/cafe_teida/38761397.html
「てぃーだかんかん小劇場」は、私が勝っ手に名付けました。というのも、昨年の第1回目は、試しにやってみようという感じでしたが、今年は、もう既に、リピターの方々が押し寄せて、また来年も来て下さいと、御声援を多数いただいたからです。よし、来年も、何か新作を持ってくるぞと、密かに息巻くのでした。
さて、今回の演目「源氏烏帽子折」は、古説経や古浄瑠璃のジャンルではありませんが、近松の比較的初期の作品で、まだ古(いにしえ)の香りが彷彿とする作品です。文弥人形では、「烏帽子折に始まり烏帽子折に終わる」と言うべき浄瑠璃ですので、太夫としても遣い手としても、基本的技能の習熟のために、今年の課題としたのでした。
若干、秋めいては来ましたが、まだ夏の終わりに、寒々しい冬景色を観ていただきました。
(子供達の雪を払う常磐御前)
しかし、新しい演目となると、人形の頭、衣装、小道具、大道具、書き割り等々の新調と工夫が必要となります。今回も本邦初公開の頭がありました。八郎兵衛師匠の作品、常磐御前を逃がす平宗清です。
私も、雪降らしの設置に少し協力しました。実際に降らせたのは、八島です。
宗清館の終わり際を二人カンドメにしました。人形遣いの技量が問われます。
もうひとつ、おまけに演じたのが、小泉八雲の「貉」(むじな)です。狸の親子が道行く商人を驚かして喜ぶという風情です。大受けでした。
最後に、親子狸に戻るののですが、この親子狸もできたてのほやほやで湯気が出ています。(写真では見にくくてすいません)
終演後は、自然発生的ワークショップになりました。
「てぃーだかんかん」の板倉さん初め、豊田市の皆々様、大変有り難う御座いました。また、来年、お会いいたしましょう。
新作頭の詳細は、猿八座ブログへ
http://saru8ken.blogzine.jp/blog/2014/09/post_54ec.html
期待通りの素晴らしい公演でした
次回がまた楽しみです
せっかくなので来年は(国家権力を使ってでも)最低2回は公演できるように努力します(笑)