言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

戯作者の見た、規制緩和の現実

2016-01-20 23:48:06 | 言いたいことは何だ

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8年前、個人タクシーの運転手さんと話したことを鮮明に思い出す。
「いいことはひとつもないですね。ずっとがんばって個人の資格取って、車入れて、さあ少しは楽ができると、女房とね。思ったら、一気に業界新規参入でしょ。規制緩和で。タクシー増えたらお客を取り合うわけだから、どれだけがんばっても収入は減る仕組み。規制緩和する、ベクトルが違うだろって言うんです。儲かってるのはTOYOTAだけだもの、経団連のトップだ(った)もんね。
カラクリはね、巧妙なんですよ。タクシーやバスはお客さんを乗せようが乗せまいが、走らなきゃなんない。車は傷むでしょ。で、定期的にドカンと発注してさ、曲線のデザインとか要らないの、ナマコ板くっ付けたような営業車体を、じゃんじゃんこさえるのよ。ほとんどTOYOTA系ですよ。濡れ手に粟だね。運転手は干上がる、TOYOTAだけ儲かる、ろくなもんじゃないですよ。
タクシーもバスも、売り上げ上がらないから、給料上がらない、それでも台数増やす。若い人はどんどんいなくなる。そのうち運転はジイサンばっかりになって、共倒れ、事故も増えるんじゃないかなあ?

規制緩和だ自由化だって勇ましいけどね、掛け声だけは。
ぜったいひずみが来ると思うよ。
ろくでもねえのは小泉、竹中ですよ。
どれだけ犠牲者出ても、ぜったい間違ってたって言わないですよ、あいつらぁ。

(以下、運転手さんが今思ってることを想像する)

……で、ほ~らごらんバス事故。ひずみが出たね、将来ある若者にまで。
儲かってるのは大企業と、アベノミクスなんていう空手形に旗を振って派遣牛耳ってる竹中。あいつに天罰が下らないかぎり、この国は破滅しますね。
シレッと原発反対だって騒いでる小泉も、同罪だぁね!」

馬鹿ほど自民党に入れる(故・青木雄二氏の言葉)

2016-01-20 20:01:31 | 言いたいことは何だ


(上)雑談日記SOBAさん提供
             (下)故青木雄二氏
このタイトルのエントリー記事は、小泉政権終焉二ヶ月前の2006年7月8日にUPしたものである。
青木雄二氏と言えば代表作「ナニワ金融道」で知られる人気漫画家でエッセイストでもあったが、平成15年9月5日肺がんのため亡くなられた。
常に世の中が良くなることを願っておられた青木雄二氏。
この方の名言があるのでここに紹介しよう。

◆尊重しあい,理解しあい,助けあう,これがマルクスの愛である。


◆日本国人は「自由民主党は自由で民主主義だからいい政党」
と洗脳されているから、手ひどく裏切られないと目がさめない。


◆世の中、悪党もおる。1番怖いのは善人の仮面をつけた悪党や。


◆ブッシュに尻尾をふるわが国の首相、ポチというしかないやろ。


◆この世に神はおらん。おったらこんな世になっておらん。


◆国が探してるのは、いつも増税のネタなんや。


素晴らしい名言だとは思いませんか・・・・


馬鹿ほど自民党に入れる(故・青木雄二氏の言葉)
http://blogs.yahoo.co.jp/posutoman21/11165417.html

健康保険料のあくどい値上げ、年金の切り下げ、小泉の野郎やってくれるじゃねいか。
これに対して怒らない奴は、すげー金持ちか、親の庇護の元安穏と暮らしているスネカジリか怒る気力をなくしたふぬけ野郎くらいのもんだろう。

特に自民党に投票した年寄りは、老人医療費の大幅な自己負担増で自分の首を自分で絞めることになった。金のない年よりは早く死ねと小泉はそう思っているのだろう。
そうやってかき集めた金は米国様に献上するのだ。

こうなることは去年の衆議院選で馬鹿どもが小泉を勝たせた時点で決まっていた。
それなのに何故小泉は勝ったのか、青木氏の言葉からすれば日本人の中で「馬鹿」が増えているからということになるだろう。

「お上に任せておけばいい」「自民党以外は考えられない」。そういう人間達は「馬鹿」という鎖につながれている。自民党が米国の傀儡であることは安倍晋三の祖父岸信介が総理になり米国の為だけの日米安保を成立させた時にすでに証明されているというのに。

変化することや前に進むことがが怖くて出来ない為に米国の奴隷として身を削って働くことになった。金は働かなければ生まれない、ずるい奴はいんちきなことをして労せずして大金を手に入れられる。それが今日の日本の姿だ。馬鹿が多いのは当然だろう


甘利大臣側に金銭授受の報道:Yahooニュースより

2016-01-20 19:53:06 | 言いたいことは何だ

甘利大臣側に金銭授受の報道



2016年1月20日(水) 16時48分掲載
http://lpt.c.yimg.jp/im_siggtLTB_.qCGBvxL3saCE9Bwg---x133-y200-q90/amd/20160120-00005795-sbunshun-000-view.jpg画像:週刊文春WEB(週刊文春)

衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」



 甘利明TPP担当大臣(66)と公設秘書に、政治資金規正法とあっせん利得処罰法違反の疑いがあることが週刊文春の取材でわかった。千葉県内の建設会社の総務担当者が週刊文春の取材に応じ、メモや録音を基に金銭の授受を証言した。(週刊文春)
[記事全文]
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 一体何があった。何か腹に据えかねることがあったか。でも事実はまだわからないからな。

人手不足でなく規制緩和の行き過ぎがバス事故原因

2016-01-20 17:46:58 | 言いたいことは何だ


バス事故の原因は人手不足でなく 規制緩和の行き過ぎ




 軽井沢町のスキーバス転落事故では運行会社の運転手管理責任が問われる一方で、その背景には良質な運転手の採用が困難になっている「人手不足」があるとする論調が目立っています。

 また「死人に口なし」で、運行経路の選定や運転技量の問題が運転手個人の責任にされがちな面も見られます。

 

 植草一秀氏が、原因は人手不足ではなくて行き過ぎた規制緩和にあるとする見解を表明しました。

競争促進の市場原理至上主義の経済政策、規制撤廃政策が推進されてきた結果、過当な価格競争が生じ、安全確保のための対応がおろそかにされてきた。その結果、過酷な労働に対して、正当な対価、正当な賃金が提供されなくなった」ため、十分な技量を持った運転手が集まらなくなったというものです。

 それと全く同じ現象が「介護」の現場でも起きているとしています。

 そして、新自由主義経済政策=効率至上主義経済政策 の推進によって、日本社会に大きな歪みが生まれていることを私たちは認識したうえで、効率至上主義の市場原理主義、規制撤廃至上主義の闇を明らかにして、その是正を図らなければならないとしています

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人手不足でなく規制緩和の行き過ぎがバス事故原因

植草一秀の「知られざる真実」 2016年1月19日

バス事故に関連して、「人手不足」の言葉が流布されている。

介護の現場でも、しばしば「人手不足」の言葉が使われる。

 

しかし、これは、問題の本質をすり替える、責任隠ぺいの論議であるから十分な注意が必要だ。問題の本質は「人手不足」ではなく「労働条件の悪さ」なのだ。

ツアーバスの運転手の仕事でもいい。介護の仕事でもいい。たとえば、給料を2倍にしてみるがいい。

たちまち人手不足は解消するはずだ。応募者が殺到するだろう。

極端な例を考えれば、物事の本質が見えてくる。給料を10倍にしてみよう。もっとはっきりと求職者が増加するはずである。

つまり、問題の本質は、過酷な労働に対して、正当な対価、正当な賃金が提供されていないところにある

介護の現場も、常に人手不足が叫ばれている。

それは、国が介護の仕事の賃金水準を人為的に抑制しているから発生している現象で、過酷な労働に見合う正当な賃金を設定すれば、たちどころに解決する類の問題である。

介護の仕事も、深夜のツアーバスの運転の仕事も、いずれも極めて過酷な労働である。しかし、現状では、これらの過酷な労働に対して、十分に正当な賃金が支払われていない。

ツアーバスの場合には、競争促進の市場原理至上主義の経済政策、規制撤廃政策が推進れてきた結果、過当な価格競争が生じ、安全確保のための対応がおろそかにされてきたのである。

 

ドライバーの安全、確実な業務遂行を実現するには、さまざまな取り組みが必要である。一言で言えば、優良なドライバーを採用できるほどに、ドライバーの仕事への求職者が存在することが必要である。

十分に納得のゆく賃金を支払う。ドライバーの健康状態に問題が生じないための、勤務状況を確保することも必要だ。正当な休息、十分な睡眠を確保しなければ、安全な乗客輸送など実現しようがない。

また、冬の凍結期のバスツアーであるなら、交通の難所として知られる、碓氷峠旧道である一般道を走行するようなコース選定などあり得ない。

高速道路ではなく一般道を走行して事故が発生したが、一般道を走行した理由は、経費の節約以外には考えられないのである。

 

現実には、経費を節約するために一般道を走行したと考えられる。また、大型バスの運転経験の少ないドライバーを雇用することになった背景には、この企業が提示する条件で求人に応じた労働者が少なかったことが考えられる。

もちろん、事業者に責任がなかったなどと言うつもりはない。乗客の生命を預かる仕事である以上、規制がどのように設定されているのであれ、そのような制約条件とは関わりなく、乗客輸送の絶対安全を確保するための行動を確実に取ることは、企業の社会的責任の範疇に入ることだ。今回の事故を引き起こした企業の責任は厳しく問われなければならない。

 

しかしながら、このような事故が発生した背景に、政府の大きな責任があることも、また、紛れもない事実なのである。人の命にかかわる仕事であるのだから、安全に対する絶対的な規制基準が必要である。

ドライバーとして勤務する労働者の処遇についても、一定の基準を設定しなければ、上記したような理由で、十分な人材確保が不可能になる。

こうした規制基準を設定せずに、十分な人材を確保できず、事故が発生したときに、これを「人手不足」

の一言で片づけるわけにはいかない。

新自由主義経済政策=効率至上主義経済政策  の推進によって、日本社会に大きな歪みが生まれていることを、私たちは認識しなければならない。

そのうえで、効率至上主義の市場原理主義、規制撤廃至上主義の闇を明らかにして、その是正を図らなければならない。

 

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ダブル選打つか否か 小沢一郎氏と考えた

2016-01-20 17:44:21 | 言いたいことは何だ
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/img/logo/siteid.png


ダブル選打つか否か 
小沢一郎氏と考えた
2016年1月31日号
倉重篤郎のサンデー時評 連載84
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/01/31/post-615.html


安倍晋三首相は、7月にダブル(衆参同日)選挙を打つか否か。
今政界で最もホットな話題だ。


来年4月に消費税を10%に上げることを前提にすれば、確かに衆院の解散・総選挙の時期は限られてくる。


増税後少なくとも1年間はできない、総裁任期切れ近くでの追い込まれ解散はしたくない。
となると、7月のダブルか、秋以降の臨時国会かにしぼられる。

となると、やはりダブルではないか。


半年間に2度も国政選挙を構えるのは現実的ではない。
何よりもカネがもたない。
5月には伊勢志摩サミットがあるし、内閣支持率も復調気味である。


野党勢力の一本化も難航している。
政権側からすると、こんな好機はない。

ただ、いくつかのネックもある。
その最大のものは、連立を組む公明党、というよりもその支持母体である創価学会の意向だろう。


今の自民党は全国で700万と言われる公明・学会票なしではとても戦えない政党になっている。


一方で、学会は一貫してダブルに対しては反対姿勢を取ってきた。
ダブルになると投票行為が複雑化して、組織的な対応がしにくくなる、というのが理由とされている。

そこをどう見るべきか。
公明党ウオッチャーで平成随一の政局仕掛け人・
小沢一郎氏に聞いた。

やはりダブルとみてる?
「野党がこんな状態だし、創価学会は今回は状況から判断して(ダブルを)受け入れざるを得ない感じがする。だって、差しでやっている。官邸と学会で」

昨年、消費増税の軽減税率をめぐり菅義偉官房長官と創価学会政治担当の佐藤浩副会長が接触している。
「そこ(ダブル選)まで話しているよ。差しでやっているんだもの。宗教団体と」


これは小沢時代にもなかった?
「(学会幹部とも)懇親の付き合いはあったが、個別政策を差しでやることはなかった。僕には市川(雄一元公明党書記長)がいた。今は佐藤と菅だ。あまりにもあからさま。政教一致になっちゃった。直接やらなければ、互いに信頼できないということだろう」


ダブル選になると結果は?
「野党がこのままなら、衆参共に議席の3分の2を(改憲勢力で)取られる可能性がある。これは僕の直感だ。徹底してやられる。菅君は政権維持のためには政敵に対して権力の行使を躊躇(ちゆうちよ)しない」

◇「彼は思慮分別のない心情右翼」 小沢一郎の安倍首相評

安倍政権は彼の力が大きい?
「これまではプラスに働いてきた面が多かったが、プラス、マイナス両方だ。権力というのは強い面もあるが脆(もろ)い面もある。ワンマン社長がいっぺんにひっくり返ることもある。猛き者もついには滅びる。祇園精舎の鐘の声よ」
「経済状況が悪化。株だけじゃない。実体経済そのものが悪い」
「普天間移設も政府が強行すれば物理的対立になり、血の雨が降る可能性さえもある」


24日投開票の宜野湾市長選は?
「(翁長雄志(おながたけし)知事の応援する新人が)勝つんじゃないか」


4月の北海道5区補選は?
「今の状況じゃ勝てない。民主党が自分達だけで候補を立て、皆応援しろという態度では無理だ。民主党が自分を捨て皆を包含し、一つにまとめて戦うという形にしなければ」


どう一つにまとめる?
「オリーブの木(1995年、イタリアで12の中道・左派政党が緩やかな連合体を組み総選挙で右派政権に勝利)方式の新党だ。

共産党は入れないが選挙協力はする。
これしかない。
既存政党はそのまま残し二重党籍にする。
法的には何の問題もない。
民主党の中でも心ある人達はわかっている。
だが、幹部の人達が決断できない」

 「(オリーブの木ができれば野党は)圧勝する。

政権がころんと変わる。
そういう選挙制度を僕が作った。参院も過半数を取れる」


 「そうするとダブルをしないかもしれないが、いずれにせよ安倍首相は参院で負ければ退
陣だ」

オリーブの木はどういう政策を軸にまとまる?
「憲法を守りましょう、でいい。相手が改憲だからこちらは立憲、安保法制はやめましょうだ。それは誰も反対ない」


その一点では弱い?
「そんなことを言うのは日本のマスコミだけだ。

昨年暮れの仏地方選を見てほしい。
極右を防ぐため、共産党までが右派に票を入れた。
民主主義国家では当たり前。
日本ではすでに極右政権ができてしまったのだから、選挙はそれを倒すためのベターな選択だ」
「3分の2取られたら日本の明日はない。野党は壊滅だ」


共産党だけは残る?
「最後は共産党もやられちゃう。非合法化だな。あんたは笑うけど、今、安倍政権がどれだけのことしている?」


特定秘密保護法から集団的自衛権まで。
「そうだよ。それが3分の2取ったら何をすると思う」


小沢さんは剛腕と言われたが、安倍さんの方が剛腕?
「剛腕というのではない。僕は民主主義者だよ。憲法ルールをきちんと守る。

彼は思慮分別を欠く心情右翼だ。
彼はもてはやされているわけではない。権力にへつらうだけだ」

そもそも、小沢さんが言えば言うほど野党結集が難しくなる?
「個人の問題ではない。天下国家のこと。僕一人はずれて全部がまとまるならそれでいい」


この小沢氏の見立て、どう思われるか。

極論もあるが、ことの本質をズバリ言い当ててもいる。
オリーブの木もまだ使えるかもしれない。
ただし、護憲と安保法制廃案だけでは不足だ。
廃案後の安保政策と経済・財政、エネルギー政策だけは基本的一致点が欲しい。





倉重篤郎氏の言う護憲と安保法制廃案だけでは不足だ。は、不足ではない。


護憲と安保法制廃案だけで良い。


それ以上の政策一致を求めれば、焦点がぼやけてしまい、有権者は分散してしまう。
国民の意識とはそんなものだ。
そこを安倍自民党も狙っている。