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夜回り先生がジャニーズ幹部に“SMAPを奴隷にしている”と怒りのブログ! 批判を禁句にするテレビの実態も指摘~リテラ

2016-01-24 03:07:00 | 言いたいことは何だ
夜回り先生がジャニーズ幹部に“SMAPを奴隷にしている”と怒りのブログ! 批判を禁句にするテレビの実態も指摘
リテラ 2016.01.22

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水谷修『夜回り先生いのちの授業』(日本評論社)



 SMAP解散問題は、ジャニーズ事務所・メリー喜多川副社長の専横がまかり通り、中居正広ら4人のメンバーが謝罪させられるという、なんともグロテスクな結末を迎えたが、芸能マスコミはまったく逆の報道を展開している。


 スポーツ紙は飯島マネージャーと4人を罪人扱いし、木村拓哉をSMAPの救世主と絶賛。テレビでは、「SMAP存続よかった」「ひと安心」という害のないコメントが相次いでいる。
 だが、そんななかで、今回の騒動に怒りをたぎらせている人物がいる。ワイドショーでコメンテーターを務めている、“夜回り先生”こと水谷修氏だ。


 水谷氏は20日、自身のブログに「ふざけるな・・・。怒っています」というタイトルの記事をアップ。そこには強烈なジャニーズ事務所批判が展開されていた。


〈ジャニーズの幹部の人たちのこころがわかりません。自分たちが育てた子どもたちが、立派に自分の生き方を見つけ自立する。これは、嬉しいことであるはずなのに・・・。一人が残り、後は自立。それぞれを助けながら、でも、SMAPとしてのみんなの活動も支える。それが、当たり前のことなのに。自分たちを裏切ったから、謝罪しろ。これは、許せない。〉


 教育者として多くの少年・少女たちの人生に関わり、支えてきた経験をもつ水谷氏の受け取り方は、じつに真っ当だ。水谷氏はジャニーズ事務所が中居らの〈自立〉を阻害するやり方が心底許せないようで、かなり直接的な言葉でジャニーズへ怒りをぶつけている。


〈所属する子どもたちは、自分たちの言うことを何でも聞く奴隷にしたいのか。そこまで私は考えます。ジャニーズの幹部に聞きたい。預かっている子どもたちは、あなた方の奴隷なのかと。そうではなくて、大事な子どもたちなのかと。ジャニーズ事務所に、必ず答えてほしいことがあります。SMAPの活動に今までいくらのお金を使い、そしていくらのお金をもうけたのか。もう彼らを食い物にせず、自由にしてやってほしい。私はそう考えています〉


 中居らは奴隷、ジャニーズは彼らを食い物にしている──。かなり厳しい批判だが、しかし、水谷氏が怒っているのはジャニーズ事務所に対してだけではない。
 水谷氏はブログのなかで、前述したように中居らメンバーを奴隷扱いするジャニーズ事務所を猛批判したあと、このように綴っている。


〈これを本当は、私が出ているテレビの中で発言できればいいのですが、テレビの世界では、ジャニーズという名前だけで禁句となる。〉


 また、別の箇所ではこんな疑問も投げかけている。
〈報道の世界でも、ジャニーズに関する話題は、禁句だらけ。なぜなのか・・・〉


 水谷氏は現在、国分太一がMCを務めている『白熱ライブ ビビット』(TBS)と『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)にレギュラーコメンテーターとして出演している。この指摘は自らの体験に基づくものかどうかはわからないが、SMAP報道に際してワイドショーの裏側で「NGワード」が設定されているのは事実だ。ある民放でワイドショーの番組制作にかかわる関係者はこう証言する。


「とにかく現場に流れる“圧”がすごいんです。『どういう内容でやるのか』と編成まで口を挟んできますし、ジャニーズの意向に沿うことが第一命題ですから、ジャニーズ側の情報で組み立てられているスポーツ紙を紹介することしかできない。もちろんコメンテーターがジャニーズ批判を行うことがないよう、事前に『どんな意見をもっていますか?』と聞き取りをして、批判的なスタンスを口にした場合は“放送中はその人に話を振らない”と決めています。現場がピリピリしていた安保法制のときだって、さすがにここまではしてません」
 コメンテーターもSMAP問題だけは自由に話せない。しかも、これはワイドショーだけでなく、ニュース番組でも同様だという。


 まさにジャニーズに頭が上がらないテレビ局の異常体質が浮き彫りになった格好だが、なかでももっとも酷いのがフジテレビだ。


『SMAP×SMAP』の生放送は、木村拓哉以外の4人が謝罪させられたことを見ても、ファンへの謝罪などではなく、メリー喜多川氏に向けた謝罪だった。そんな一芸能プロダクションの内輪のやりとり、しかも明らかにパワハラとしか思えないものを、フジは公共の電波を使って流したのだ。


 それだけでも放送局としての倫理意識が欠如しているとしか思えないが、フジが醜いのは、謝罪映像に加え、生放送前の様子まで“未公開映像”として繰り返し流しつづけていることだろう。


 水谷氏も前出のブログで、“公開パワハラ謝罪”を放送したフジをこう非難する。


〈もう一つ言いたいことがあります。SMAPの何かわからない謝罪を公的なフジテレビの番組の中で行ったことです。SMAPは、たしかに国民的なアイドルではあるけれど、こんな形での報道は、フジテレビのジャニーズ事務所と組んだ視聴率を取るための手段と言われても返す言葉はないでしょう。卑怯です。フジテレビも。ジャニーズも〉


 さらに、フジの異常さはこれだけではない。なんと社内人事までもがジャニーズ主導で行われているというのだ。
 昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、昨年6月、フジは“飯島派”と見られていた社員を番組の制作現場から排除するため、異動や子会社出向を命じていたという。つまり、ジャニーズの派閥抗争に合わせてフジは人事異動まで行ったのだ。
 本サイトでは何度も言及しているように、今回の騒動は、メリー副社長が娘かわいさからSMAP成功に導いた飯島氏の手腕を疎み、退社に追い込むという極端に感情的な理由から発展した“パワハラ”問題だ。もはやメリー氏は“老害”としか言いようがないが、対するテレビ局は、そんな暴走老人がつくり出した騒動を止めることができないばかりか、共犯者にまで成り下がっているのである。


 こんな体質では、政権批判や権力を監視することなんてできるはずもない。テレビ局が安倍政権の圧力に屈し、支配されている問題は、今回のSMAP報道と地続きであることを忘れてはならない。
大方 草









ノルウェーでは選挙中、小学生が宿題で政治家に問う。「あなたの政党は難民のために何をするの?」これですよ!子どもの純粋な心で政治を語る。日本でもこの流れが出来ないものか???

2016-01-24 02:57:51 | 言いたいことは何だ

ノルウェーの選挙の現場には、子どもがいる

ノルウェーでの9月の地方選挙を連日取材していて、驚いたことがあった。それは、小学生が至るところにいたからだ。

選挙期間中、首都オスロの大通りでは、各政党がカラフルで可愛い「選挙小屋」の前に立ち、PR活動をする。そこで一番わいわいと楽しそうにしていたのは、大人よりも、小学生だった。

ハフィントンポスト「日本とは違う、なぜノルウェー選挙運動は「祭り」のように楽しい?」


12才が、政治的な質問をする
 小学生は、授業の課題として、先生が用意した質問票を手渡され、グループごとに、各政党の選挙小屋を順番に回る。筆者が出会った子どもたちは12才だった。真剣に話を聞いて、答えをメモする。先生は引率しておらず、子どもたちは自由に会話をしていた。

アーナ・ソールバルグ現首相が党首でもある保守党の選挙小屋にいた12才の子どもたちに、お願いをして質問票を見せてもらった。質問のレベルが高いではないか。
•保守党が最も重要視している政策は?
•なぜ保守党は固定資産税に反対なの?
•オスロの学校教育制度がさらによくなるために、保守党はなにをしてくれるの?
•学校の民営化についてどう考えているの?
•どうして保守党は、店の日曜営業に反対なの?

大人よりも、子どものほうが難民問題を気にしている?

 先生からの指定の質問以外にも、子どもたちは次々と質問をする。各政党の小屋の担当者に、「大人と子どもは、違う質問をするか?」と尋ねたところ、ほぼ全ての政党から共通していた感想が、「子どもたちは、”あなたの政党は難民のために、何をするのか”、と聞いてくる。大人は年金や税金など、自分たちの生活に関わることばかり気にしているのにね」、だった。

子どもが選挙や政治にどれほど関わるか決めるのは、先生の判断

オスロ大学の政治科学学 ベルント・オールダル教授は、インタビューで次のように説明してくれた。「ノルウェーでは、社会科の授業の一環として政治や選挙をテーマとすることが普通です。義務ではなく、担当の先生の判断にゆだねられています。このような活動が、子どもにふさわしくない影響を与えるだろうとは、この国では考えられていません。ずっと昔はそうだったかもしれませんが」。

選挙小屋を訪れ、小学生が質問をするという文化は、かなり昔からあるそうで、各政党の選挙小屋に立つ大人たちも、同じようなことを経験したそうだ。

この文化は何年代から始まったのか気になるのだが、政府関係者や専門家に問い合わせても、誰も明確に答えることができなかった。それほど長く、誰も疑問に感じることもなく、いつの間にか教育現場に浸透していたのだろう。

ノルウェーの地方自治省に問い合わせたところ、「ノルウェーでは、子どもや若者が選挙運動に関わることを制限していない」そうだ。

社会人・未成年、選挙権があるか・ないかは、ノルウェーでは関係ない。国の未来を決める政治について、みんなで一緒に考えて、意見を言い合う。なぜなら、それがノルウェー人が大事にしている民主主義だからだ。日本でも、子どもの頃から、政治について考える機会がもっとあれば、国のかたちは変わるのかもしれない。

Photo&Text:Asaki Abumi