アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

響きあう発表会

2010年12月06日 | コンサート
12月4日の土曜日は、ピアノの発表会でした。
今年で4回目の参加です。

発表会ごとに、ぜんぜん違う状態と気持ちであることに、
あらためて気づかされます。

発表会当日の午前中には、大人のリハーサルがあり、
プログラム順に弾きました。

ピアノはスタインウェイ。

 わが家のヤマハのアップライトと比べると、
 黒鍵の上面がやや狭く、正面から見ると △ に近い形です。

 この形だと、黒鍵と白鍵が入り交じった旋律が弾きやすいですね。
 私のようなぎこちない指の動きでも、鍵盤に指が引っかからない。

リハで、今の自分ができることを確認して、
ささやかな目標を立てました。

リハ終了後から開場まで、1時間半ほどあったので、
大人の生徒は全員そろって、すぐ近くのファミレスへ。

昨年は、やけに緊張して、ほとんど食べられなかったお昼。
今年は、みなさんも私も、パクパクいただきました!

昨年の、あの緊張感は、何だったのでしょう?

もうすぐ開演というころ、控え室へ。
着替えを済ませ、髪を整えて・・・。

いよいよ開演です。

子どもたちのキラキラした演奏が、どんどん進み、
休憩の後は、いよいよ大人の部。

出る直前に、先生が
「楽しんで・・・」とお声をかけてくださったおかげで、
決心をして、舞台へ。

自分の靴音がやけに響いているような気がして、
途中から、歩き方を変えてみたり・・・。

おじぎをして、椅子に座り、ピアノとの高さや距離を確かめて・・・。

 弾き始めたら、もう止まれない。
 前進あるのみ。

鍵盤に、手を乗せて・・・ショパン「プレリュード 第7番 イ長調」。
気になるところはありましたが、まあ無難に弾けたと思います。

次は「ワルツ イ短調 遺作」。

手が緊張して、左手が違う音を打鍵してしまい、動揺したら、
手は勝手に動き続けて、次の数小節も違う音を弾いていました。

その後も、違和感こそありませんが、
楽譜とは違う音を何回も弾いていて、内心「あちゃ~っ!」です。

最後の部分だけは「間違えないゾ!」と強く思って、
弾き終わりました。

音の響きがなくなると、からだが震えてきて、
おじぎが、ぎこちなかったです。

こうして、今年の私の発表は終わりました。

今回取り組んだ2曲は、これからもずっと
あたためて持っているつもりです。

おかげさまで、今年の発表会も、
無事に終えることができました。

今まで励ましてくださった、みなさんに感謝です。

こんなに良い雰囲気の中でピアノが弾けること、
心からうれしく思います。

そして、和やかな反省会。



次に弾きたい曲の話題には、わくわくしますね~♪

これからも、レッスンのタイミングなどで、
みなさんに、お目にかかることを楽しみにしています。

どうもありがとうございました!

煌めきの中で

2010年11月06日 | コンサート
11月3日、文化の日。
透き通るような青空に、お日さまの光があたたかい秋の日。

栞さんを含めた5人のピアニストによる
コンサートへ行ってきました。

友人と一緒に会場へ到着。

全席自由だったので、良い席に座れるか心配だったのですが、
おかげさまで、ナイスなポジションに落ち着くことができました。

「携帯電話の電源をお切りください」とのアナウンスが流れ、
ブザーが鳴り、
場内の照明が暗くなり。

シンと静まりかえったホール。

ピアノの前に座り、集中するピアニスト。
そして、ピアニストの片手が、鋭く鍵盤を弾いて・・・

 リスト
 ラフマニノフ
 ショパン
 ドビュッシー
 デュティーユ

1台のスタインウェイから流れ出てくる音色は、
ほんとに本当に多彩です。

なめらかな音の流れが、やさしく流れてくると、
一瞬にして、どこかの風景の中にいるような錯覚に陥ったり。

ピアノの音がまったくない、ほんのわずかな休符の間には、
自然と息を止めていて、
音楽と一緒に呼吸している自分に気づいたり。

想像もできなかったような迫力に、
演奏中のピアニストから、一瞬たりとも目が離せなかったり。

ブラボー!

5人のピアニスト、それぞれの魅せる演奏から、
たくさんのステキと、たくさんのパワーを、
たっぷりいただきました。

素晴らしい演奏を、どうもありがとうございました!

多彩なコンサート

2010年10月17日 | コンサート
きょうは、ご縁あって、
作曲家の三枝隆氏ペンネさんのジョイント・コンサートで、
至福の時を過ごしてきました。

まずは、ペンネさんのご挨拶から。
「きょうはショパンの命日ですが、ショパンは弾かずに・・・」

チェンバロチックなバッハ&ブゾーニのシャコンヌの後、
シューマンの謝肉祭を、たっぷり弾いてくださいました。

そして、ラヴェルの繊細な水の戯れ。

音色がとっても豊かで、ずっと引き込まれていました。

私は、指先よりも、からだ全体の動きに注目していました。
というのも、私がからだを使った演奏がまだまだだからです。
(純粋に音楽を楽しんでいない!?。。汗)

もっともっともっと聴きたかったです。

コンサート後半は、作曲家の三枝隆氏の作品を、
三枝氏ご本人のMCとともに、たくさん聴かせていただきました。

ピアニストはペンネさんのほか、
アシスタントピアニストとして、すけきよさんも!

絵になります。

簡単なメロディーだからこそ、弾き方ひとつで、
音楽の表情がガラリと変わるのを、
目の当たり、耳の当たりにしました。

ためになるお話もたくさんあり、とても勉強になりました。
(思わず、しっかり見える席に移動!)

ピアノ演奏の楽しさと素晴らしさ満載のコンサートでした。

ペンネさんの、小指から手首にかけての“筋肉”にも、
思わず注目してしちゃいました (^_^)
たくさんたくさん、ピアノを弾いてきた証ですね。

また機会があれば、ぜひ、聴きに行きたいです♪

ステキなひとときを、どうもありがとうございました!


帰り道が不安だったのですが、
Rooさんとご一緒することができて、助かりました!

たくさんお話もできて、とても楽しかったです。
どうもありがとうございました!

ピアノコンサートへ行きませんか?

2010年08月08日 | コンサート
来る11月3日(水・祝)

  ピアノ・コンサート

   ~ 煌めくピアニストたち! ~


5人のピアニストが繰り広げる音楽の世界へ、
あなたも行ってみませんか?


 会 場 : 武蔵野スイングホール
 開 演 : 14:00(開場13:30)
 出 演 : 田中恵理子・米山幸江・江藤志織・中村衣里・阿部菊枝
 チケット: 【前売り】1,500円 (高校生以下:1,000円)


なんと、チケットのプレゼント企画があるんです!

プレゼント応募・コンサートに関するお問い合わせは、

   こちら から、どうぞ♪


私も応募しました!
当たると、いいな~☆

伸びゆく春

2010年04月29日 | コンサート
先日、アマチュア・オーケストラで活躍している友人の
コンサートへ行ってきました。

会場は、すみだトリフォニーホール
駅から近くて、とっても素敵なホールです。

曲目は・・・
  ・ニールセン: 「ヘリオス」序曲 作品17
  ・シベリウス: 交響曲第3番ハ長調 作品52
  ・チャイコフスキー: 交響曲第4番ヘ短調 作品36

おとなのプログラムかも?

静かに静かに始まったコンサートの幕開けは「ヘリオス」。
思わず息を潜めて、指揮者と演奏者を見つめてしまいました。

最初から、すっかり聴き入ってしまい、
アッという間にチャイコフスキーまで。

拍手は、いつまでも、鳴りやまず。
私も、心を込めて、たくさんたくさん拍手をしました。

音楽の余韻が残る中、
一緒に聴きに行った友人と、イタリアンのお店へ。

何気なく入った、そのお店。
窓ぎわの席に案内されて、びっくり!

建設中の東京スカイツリーが、
目の前に見えるのです。

思わず、携帯電話のカメラでパチリ!



こんなに高いのに、まだ半分くらいなんですよね~。

しばらく窓の外をながめていた友人と私。
ついつい“銭湯の煙突”を連想して。。。(^^;

少し前の時代のことで、話の花が咲き、
これからのことでも、盛り上がり。

オケも、東京スカイツリーも、たぶん私たちも、
上に向かって伸びているんだなぁ~って。

珠玉のリサイタル

2010年04月05日 | コンサート
4月3日(土)に、ピアノのリサイタルへ行ってきました。
ピアニストは、栞さん


午後3時開演ということで、
大切な“前準備”も怠りませんでした。(^^)

ふわふわさん、オリーブさん、エヌサンドさんと一緒に
ランチ&おしゃべり♪

久しぶりにお会いする ふわふわさん は、
相変わらずナチュラルで可愛らしい♪

ふわふわさんと一緒にいるだけで、ほっと和みます。


会場は、三軒茶屋にある サロン・テッセラ
天井がとても高くて、教会っぽい雰囲気の、素敵なところ。



♪~ プログラム ~♪

モーツァルト ◇ ソナタ 第10番 ハ長調 K.V.330
ベートーヴェン ◇ ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 “テンペスト”
ドビュッシー ◇ 映像 第I集
メンデルスゾーン ◇ 厳格なる変奏曲 作品54


♪~ アンコール ~♪

シューマン ◇ こどもの情景 第1番 「知らない国々」 作品15-1
ショパン ◇ 練習曲集 第12番 ハ短調 作品10-12 “革命”


どれも、非常に素晴らしかったです!
それぞれの作曲家&作品の色が、しっかり出ていて、
空気がガラリと変わります。

とてもしなやかな音色で、
時にはささやくように、時には覆いかぶさるように。

2時間、どっぷりと、
音楽の海の中に、心地よく漂っておりました。


どのくらい努力すれば、
あのようなピアノが弾けるのでしょう?

私が常々感じていること・・・

栞さんのピアノは決して感覚的ではなく、
きちんと考えられた上に成り立っている音楽。

そうありながらも、決して機械的にはならない演奏。

えもいわれぬ素晴らしい演奏の数々に、
今一度、心から拍手を贈りたいと思います。



ショパン・ピアノソロ全166曲コンサート

2010年03月02日 | コンサート
ショパンのピアノソロ全166曲。
全部わかりますか?

バラードと、スケルツォと、エチュードと、
ノクターンと、マズルカと、ワルツと・・・・・。

私は、100曲でも、苦しいかも。。(^^;


それを1人で、それも1日で
弾いてしまおうという企画があるんですね!

ショパン生誕200年を記念して、
ギネス世界記録にも挑戦するのは・・・

  ピアニスト 横山幸雄さん


その記念すべき日は・・・

  2010 年 5 月 4 日(月・祝) 午前 9 時 ~ 25 時


その素晴らしい舞台は・・・

  東京オペラシティ・コンサートホール


興味があるかたは、TOKYO FM の横山さんのページ、
ピアノでめぐり逢い」をご覧くださいね。
(クリックすると、別窓で表示されます)


プログラムは、年代順のようですね。

「お帰りの際、公共交通手段は無い場合がありますが、
 予めご了承下さい」

という一文にも、企画の凄さが、うかがえます。

とっても、とっても興味がありますが、
あいにく、その日は、すでに予定が入っていて、残念!

TOKYO FM に、今から期待しています♪

■ピアノ・リサイタル情報

2010年02月16日 | コンサート
ピアノはお好きですか?
コンサートは、いかがですか?

私がとっても楽しみにしている
ピアノ・リサイタルがあるんです。

残りわずかですが、
まだ、チケットは手に入ります♪

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★ 江藤 志織  ピアノ・リサイタル ★

 * 日 時: 2010 年 4 月 3 日(土) 15:00(14:30 開演)

 * 会 場:サロン・テッセラ (東京:三軒茶屋)

 * チケット: 【前売り】2,000 円 【当日】2,500 円

 * プログラム
 …………………………………………………………………
   
モーツァルトソナタ 第10番 ハ長調 K330
ベートーヴェンソナタ 第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
ドビュッシー映像第Ⅰ集
メンデルスゾーン厳格なる変奏曲 Op.54

 …………………………………………………………………

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チケットのお申し込みは、コチラ からどうぞ♪

ピアノ講師&ピアニストしおりさんの ブログ も、ご覧くださいね。

初めてのトリオ・リサイタル

2010年02月13日 | コンサート
きのうは、トリオ・リサイタルへ行ってきました。

会場が、私の自宅に近いということで、
友人が声をかけてくれました。
(どうもありがとう♪)

私が道案内をしなければいけない土地なのに、
結局、わからなくなって、道行く人に尋ねたのでした。
(あまりお役に立てなくて、ごめんなさい!)


今回のトリオの内容は、
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ。

「ピアノ三重奏」というと、
自動的に、この3つの楽器になりますね。


 ♪ プログラム ♪

  * シューベルト
    ピアノ三重奏 変ロ長調 D.28
    「ソナタ楽章」

  * モーツァルト
    ピアノ三重奏 変ロ長調 K.502

  * チャイコフスキー
    ピアノ三重奏 イ短調 Op.50
    「偉大な芸術家の思い出」


ヴァイオリンの繊細な旋律から、チェロの深~い音まで、
3つの楽器が奏する幅の広さに大感激です。


弦楽器の音色は、人の声にも似ているんですね。

ヴァイオリンは、ソプラノ歌手を思わせますし、
チェロは、バリトンからテノールのような。
(実際の音域は、どうなんでしょ?)

特にチェロは、まるで人が歌っているのではないかと、
そう思いたくなるような旋律が、いくつかありました。


一番感動的だったのは、チャイコフスキー。
出だしのチェロの音などが、まだ、耳に残っています。

室内楽のライブには、今までにも行ったことがありますが、
「音楽は気力と体力だ!」と、
これほどまでに感じられたのは、初めてです。

音楽と一緒に、
たくさんのエネルギーもいただきました。


今回は、第4の人物にも、私は注目していました。
第4の人物は、譜めくりすと。

プロの譜めくりを、
思わず気合いを入れて見てしまいました。

今度、私に譜めくりの機会があったなら、
少しは生かせるかな?


それにしても、
3つの楽器が奏でた音符の数たるや、きっと天文学的。
演奏者も、作曲家も、凄いなぁ~!

素晴らしい音楽を、
どうもありがとうございました!

平日昼間のコンサート

2010年02月10日 | コンサート
きょうは、エヌサンドさんとオリーブさんと一緒に、
ピティナ主催のコンサートへ行きました。

ピティナ杉並公会堂シリーズの 第11回 です。

午前11から始まる45分間のコンサート。

ピアニストは、高橋多佳子さん。
プログラムは、オールショパン。
ピアノは、スタインウェイ。

ショパンの生涯についてのトークとピアノ演奏に、
ずっと惹き込まれていました。


 ♪ プログラム ♪

  * ポロネーズ 第11番 ト短調 遺作
  * 練習曲より ハ短調 作品10-12「革命」
  * ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18
  * 24の前奏曲より 第15番 作品28「雨だれ」
  * 舟歌 嬰ヘ長調 作品60
  * ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53


メロディーラインが美しく際立っていて、
とっても表情豊かで、音の幅も広く深く、
素晴らしかったです。

あの、音に包まれたり、音が突き抜けていくような感覚は、
ライブならではですね!


ショパンは難しくて、あまり弾いていない私ですが、
ショパンが弾きたくなりました。