光があるところだけに存在する、色。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
ブラック (black) ・ 黒 (くろ) です。
黒と一口に言っても、
いろいろな黒があるなぁって思うこと、ありませんか?
たとえば、衣類。
黒と黒を合わせてみたら・・・・・あら?何か違う?
そんな風に感じたこと、ありませんか?
繊維の場合、黒という色を出すためには、
赤をどんどん濃くしていくか、
青をどんどん濃くしていくか、のどちらかだからです。
ですから、赤系の黒と、青系の黒を合わせると、
違いが見えるのですね。
それ以外にも、
繊維の質感によって、色の見え方は変わってきますね。
どの色もだと思いますが、
完全な「黒」というのは、ありません。
色には“幅”があると思うのです。
黒も、例外ではありません。
漢字の黒という字は、
「煙出し(煙突)」と「炎」とが、一緒になった文字。
火の上の煙突に、
煤(すす)が点々とついた状態を表しています。
また、別の説で、黒は、
「田」と「土」と「火」が、一緒になった文字。
焼き畑を行った後の土が黒くなることから、
その状態を表しているとも。
黒は、表意文字なんですね。
「黒」を「くろ」と読むことについても、
「暗い」が転じたものだとか。
日本語だけでなく、英語の「ブラック」も、
もともとは「煤で黒くなった」という意味だとか。
ほかの言語でも、黒を表す言葉には、
「燃える」という意味が含まれているらしいです。
人類が火を使うようになって、
物を燃やしたり、焼いたりするようになりました。
火だけでなく、そこから発生した煤も、
人類の生活に文化をもたらしたようです。
また火は、闇夜に明かりを灯すようにもなりました。
火は、人類に、
黒という色の概念をもたらしたようにも思えます。
すべての光を吸収することにより、黒く見えることから、
黒にはすべての色が含まれている、という考え方もあります。
また黒は、すべての色の引き立て役でもあるんです。
黒に囲まれた色や、黒と接している色は、
よりくっきりと鮮やかに、美しく見えますよね。
これは、光のなせる技でしょう。
黒は、一見単純で、とても身近で、神秘的な色。
色は、一般に、
・色相: 単色光の波長に相当するもの
・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。
そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。
固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。
きょうは、この色・・・ ●
ブラック (black) ・ 黒 (くろ) です。
黒と一口に言っても、
いろいろな黒があるなぁって思うこと、ありませんか?
たとえば、衣類。
黒と黒を合わせてみたら・・・・・あら?何か違う?
そんな風に感じたこと、ありませんか?
繊維の場合、黒という色を出すためには、
赤をどんどん濃くしていくか、
青をどんどん濃くしていくか、のどちらかだからです。
ですから、赤系の黒と、青系の黒を合わせると、
違いが見えるのですね。
それ以外にも、
繊維の質感によって、色の見え方は変わってきますね。
どの色もだと思いますが、
完全な「黒」というのは、ありません。
色には“幅”があると思うのです。
黒も、例外ではありません。
漢字の黒という字は、
「煙出し(煙突)」と「炎」とが、一緒になった文字。
火の上の煙突に、
煤(すす)が点々とついた状態を表しています。
また、別の説で、黒は、
「田」と「土」と「火」が、一緒になった文字。
焼き畑を行った後の土が黒くなることから、
その状態を表しているとも。
黒は、表意文字なんですね。
「黒」を「くろ」と読むことについても、
「暗い」が転じたものだとか。
日本語だけでなく、英語の「ブラック」も、
もともとは「煤で黒くなった」という意味だとか。
ほかの言語でも、黒を表す言葉には、
「燃える」という意味が含まれているらしいです。
人類が火を使うようになって、
物を燃やしたり、焼いたりするようになりました。
火だけでなく、そこから発生した煤も、
人類の生活に文化をもたらしたようです。
また火は、闇夜に明かりを灯すようにもなりました。
火は、人類に、
黒という色の概念をもたらしたようにも思えます。
すべての光を吸収することにより、黒く見えることから、
黒にはすべての色が含まれている、という考え方もあります。
また黒は、すべての色の引き立て役でもあるんです。
黒に囲まれた色や、黒と接している色は、
よりくっきりと鮮やかに、美しく見えますよね。
これは、光のなせる技でしょう。
黒は、一見単純で、とても身近で、神秘的な色。