スーパーへ買い物に行くため、家を出たところ、
ご近所さんに出会った。
「ねぇ、見て、見て! きれいでしょう?
いつもより100円安かったから、思わず買っちゃった♪」
そう言いながら彼女は、
ピンクのバラと白いかすみ草の花束を、私に見せてくれる。
スーパーの生花コーナーで売っている花束。
いつもより100円安いのは、たしかに、おトク。
「部屋にお花があるのって、いいわよね~♪」
そう言いながら彼女は
花の香りをかぎながら、にっこりとほほ笑む。
彼女と交わした言葉は、ほんの二言三言だけだったのに、
私まで、とってもおトクでハッピーな気分になっていた。
「じゃあね~、いってらっしゃ~い♪」
「は~い、いってきま~す♪」
私も、良いお買い物ができると、いいな。(*^^*)
■4月19日の誕生石
カルサイト (Calcite)
世俗性と精神性
・英 名 | : | Calcite |
・和 名 | : | 方解石(ほうかいせき) |
・モース硬度 | : | 3 |
・産 地 | : | メキシコ、南アフリカ、アメリカ、
イタリア、ドイツなど |
カルサイト。
最もポピュラーな「脈石鉱物 (みゃくせきこうぶつ)」のひとつ。
脈石鉱物
(gangue mineral) には、方解石のほかに、
石英、長石、雲母、角閃石、輝石、などがあります。
その前に、「脈石」って?
脈石かどうかは、
鉱物に含まれる物質ではなく、経済的な判断によるものだとか。
(オドロキッ!でした!)
「経済的」つまり、宝石として流通するかどうかが、
最も大きな分岐点なのでしょうね。
カルサイトは、劈開性があるため一定の方向に割れやすく、
その上、モース硬度も低いので、とってもデリケート。
というわけで、カットが難しく、研磨できる石は非常に少ないらしい。
量生産できない上に、その後も「取扱注意」となると、
流通は難しいですねぇ。
でもね、良いカットを施されたカルサイトは、
虹色の輝きで、万華鏡のような効果を見せてくれるそうですよ。
純粋なカルサイトは無色ですが、ほかの鉱物が微量入り込むと、
黄色やピンク、緑や青など、淡い色になります。
透明ないし不透明で、複屈折が高い。
※複屈折(ふくくっせつ) 「
ウィキペディア」より
光線がある種の物質(例えば方解石という結晶)を
透過したときに、その偏光の状態によって、
2つの光線に分けられることをいう。
そのため、この鉱物を通して物を見ると、二重に見えるんです。
カルサイトという名称は、
ラテン語で「石灰」を意味する
calx に由来します。
カルサイトの粒状集合体は、石灰岩や大理石になります。
日本国内でも、大理石は採掘されているようですね。
カルサイトは、そのデリケートさゆえ、
本来の美しさを知ってもらう機会が少ないみたいですね。
きれいなカルサイトに出会うこと自体に、希少価値がありそうです。
★パワーストーン効果★
カルサイトを持っていると世界観が広がって、
物事をいろいろな視点から見ることができるようになります。
持ち主の素質が引き出され、良好な人間関係も期待できます。

主な参考文献
|
・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』 |
| (中央アート出版社・2007年) |
|
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』 |
| (築地書館・2008年) |
|
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』 |
| (日本ヴォーグ社・2007年) |

■4月19日の誕生花 :
ヒエンソウ、他
■4月19日の誕生色 :
消炭色
■4月19日の誕生果 :
パパイヤメロン