アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ピアノを演奏するということ

2006年05月31日 | ピアノ全般
ピーター・コラッジオ氏(ジュリアード音楽院で学び、
現在はハワイ大学名誉教授)の著書に
『 ピアノ・テクニックの基本 』というのがあります。

この中でコラッジオ氏は・・

ピアノの演奏は、人類が生み出した活動の中でも、もっとも
複合的な能力が必要とされるもののひとつです。音楽の演奏
には、身体と精神のすべてと、嗅覚と味覚を除いた全感覚が
使われます。胴・脚・足・腕・手首・指のすべての筋肉の調
和と協同が必要となります。耳・目・触覚・動き・距離感も、
また、身体記憶、パターン認識、時間に対する鋭い認識も必
要です。そして、それらすべてに加えて、音楽のテクスチュ
ア全体と調和させて音楽的な響きを表現する、芸術的センス
が必要となるのです。ピアニストが追求し続けるべき目標は、
「必要最小限の効率的な動きによる無理のない自然な演奏で、
目指すところの音楽的表現を実現する」ということです。


と述べています。

このような文章を読むと、
「こんなに凄いことをしているんだ」という気持ちと、
「まだまだ修行が足りないっ!」という気持ちの
両方が湧き出てきます。

そして、先を読み進めると、

スポーツなど身体的コントロールを必要とする職業の人々と
同様に、「リラックスした緊張」を身に付けることがピアニスト
にとっても目指すべきゴールなのです。


という文章が出てきます。

そして、「リラックスした緊張」を身に付けるためには、
慎重にゆっくり弾く練習が有効であると述べられています。

この「ゆっくり」の定義ですが、
すべてのアクションは本来の演奏のままで、
テンポのみ「ゆっくり」にするということです。

どこかのバランスが崩れてしまうと、
曲自体も崩れてしまうわけですね。

ゆっくり演奏すると、
速さに紛れていた中途半端な演奏が、
くっきりと露呈します。

ゆっくり確実に演奏してみると、
余分な力が入りにくいようにも感じます。

私の場合、まだまだ「緊張した緊張」なので、
少しでもリラックスするために。
今回は、ゆっくりとしたテンポでの演奏で、
練習のまとめをしていきたいと思っています。

私の右手首の状態は「90%」です。
今の曲を弾いている限り、
残りの10%を望むのは無理かもしれません。
ですから、「良くしよう」とは思わずに
「悪化させないように」気をつけています。

シラー

2006年05月31日 | 誕生花
   

<5月31日の誕生花>
  シラー
   ・百合(ゆり)科
   ・学名 : Scilla peruviana
         Scilla = シラー属
         peruviana = ペルーの
   ・原産地 : 地中海沿岸、
   ・別名 : オウツルボ(大蔓穂)、リューゴンシス
        また、「Scilla」の読み方の違いで、
        スキラ、スキラー、スキルラ
   ・英名 : Squill, Wild hyacinth

<花言葉>
  不変、志操堅固、我慢強い、寂しい、恋の呼びかけ

今日の誕生花のシラーは、
花色は白、紫、濃青、薄青、桃です。

種類は多く、小型のシビリカ、早咲きのビフォリア、
やや高性のヒスパニカやカンパニュラータ、
大型のペルビアナ、等があります。

世界中の温帯地方に、100種類以上の仲間が
原生しているようです。
寒さに強く、生命力があるため、
自力で何年も生きているようです。

「Scilla」は、ギリシャ語の「skyllo(有害)」が語源です。
地下茎部分が有毒なのです。
そのため、食べられたりすることも少ないので、
生命力が強いということに繋がるのでしょうね。

優先順位

2006年05月30日 | 雑記
今日はお華でした。
でも、私は欠席しました。

お休みするかどうか、とても迷いました。

お花を生けることは、大好きですし、
お友達に会うことも、大きな楽しみです。

でも、お華へ行くと、
ピアノを弾く時間がほとんどとれなくなります。

それに今は、虫歯になってしまった親不知を抜いた直後で、
まだ抜歯後の痛みが残っており、抗生剤も服用中です。
そのため、いつものように頑張ることができません。

今現在の状態や今後の予定を考えると、
今日は遠慮した方が良いと思い、
お休みすることに決めました。

ライラック

2006年05月30日 | 誕生花
   

<5月30日の誕生花>
  ライラック
   ・木犀(もくせい)科
   ・学名 : Syringa vulgaris
         Syringa = ハシドイ属
         vulgaris = 普通の、通常の
   ・原産地 : ヨーロッパ南東部(バルカン半島など)
   ・別名 : 紫丁香花(むらさきはしどい)、
        花丁香花(はなはなしどい)、
        丁香紫(ティンシァンツー <中国語>)

        「Lilas」は、英語で「ライラック」、
        そして仏語で「リラ」と読みます。

<花言葉>
  愛の芽生え、愛の最初の感情、青春の喜び、
  若き日の思い出、初恋の感動、初恋の味、
  思い出、初恋、美しい契り、無邪気、若さ、
  友情、若者の無邪気さ、謙遜

今日の誕生花のライラックは
5月11日の誕生花でもあります。
花色は紫・白・赤・青など多彩です。
芳香もあります。



第48回「さっぽろライラックまつり」が
5月19日から5月21日の期間に行われました。
北国札幌に春を告げてくれるライラック。

あなたが「5月なんだなぁ~」と感じるお花は、
何でしょう?

ピアノのレッスン(5月2回)

2006年05月29日 | ピアノ・レッスン
今日はピアノのレッスンでした。

ブラームスのワルツ4曲です。
発表会(実は、ピティナ・ステップ)まで、もう少しです。

第1番
① 音楽的にはOKですが、
  気持ちがたっぷりになっても、
  「間」はたっぷりにならないように。
② リピート記号後のヘミオラ部分のバスに、
  もう少し表情をつけることができると面白い。

第3番
① 最初の1カッコと2カッコの音の繋ぎ方と違い。

第4番
① リピート記号直後の音が出すぎないように。
② 一番の山場部分は、もうひと息音量があると良い。
③ 全体的に、バス音の存在感をハッキリと。
④ 休符をハッキリさせるために、
  ペダルを上げるタイミングを少し早める。

第15番
① 最後の雰囲気が変わったところ全体的に、
  バス音をもう少ししっかりと出す。

最後に
♪ ブラームス作品の演奏を敬遠する人は多いのに、
  自分からブラームス作品に挑戦しようという
  その気持ちだけでも凄いです。
  ここまで仕上げてきているのですから、
  是非頑張ってください。

でした。



もうひとつ、実は・・・
この夏のグランミューズのコンペにもエントリーしています。
昨年も出たのですが、
私自身に対する不安と、ものすごく上がったこともあり、
非常に不本意な演奏しかできませんでした。

自分自身に対しては、とても情けないと思いましたし、
先生に対しては、ただただ申し訳ない気持ちでした。

そのようなことがあったので、今年は躊躇していたのですが、
先生が熱心に勧めてくださったこともあり、決心しました。

昨年の私の成績は、10点満点で7.57点でした。(恥!)
今年からは100点満点の採点法に変更されたようなので、
目標は80点以上です。

自己ベストの演奏を目指して、頑張りたいと思います。

アカツメクサ (赤詰草)

2006年05月29日 | 誕生花
   

<5月29日の誕生花>
  アカツメクサ
   ・豆(まめ)科
   ・学名 : Trifolium pratense
         Trifolium = シャジクソウ属
         pratense = 草原生の
   ・原産地 : ヨーロッパ
   ・別名 : 紫詰草(むらさきつめくさ)

<花言葉>
  快活

今日の誕生花のアカツメクサの
花色、紫、淡紅です。

江戸時代、オランダからガラス製品が送られてきたとき。
割れないように詰め物として、乾燥したこの草が
入っていたことから「詰め草」と名付けられたようです。

花はクローバー(白詰草)によく似ていますが、
色が違うのと、アカツメクサは葉のすぐ上に
花が咲くので、区別できます。

また、アカツメクサの葉は、ややとがった感じで、
クローバーの葉は、丸い感じです。

花はジャムになるとか。

私が小学生くらいの頃は、
身近にアカツメクサやクローバーがたくさんあり、
首飾りや花冠を作って遊びました。

その同じ場所。
現在ではビルが建ち並び、
昔の面影は全くなくなりました。

ハッカ (薄荷)

2006年05月28日 | 誕生花
   

<5月28日の誕生花>
  ハッカ
   ・紫蘇(しそ)科
   ・学名 : Mentha arvensis var. piperascens
         Mentha = ハッカ(メンサ)属
         arvensis = 原野生の,畠地生の
         piperascens = コショウのような
   ・原産地 : アジア東部
   ・別名 : メグサ(眼病に効くといわれることから)

<花言葉>
  美徳、徳、貞淑、効能、迷いからさめる、
  私たちは再び友だちになろう

今日の誕生花、ハッカは
3月16日の誕生花でもあります。
花色は、紫、薄紫、淡紫紅、薄青、白です。

開花時期は、4月頃~10月頃。

この「ハッカ」、少しややこしいんです。(私にとっては
「ニホンハッカ(日本薄荷)」と「セイヨウハッカ(西洋薄荷)」
があるのですが、それぞれ違うみたいです。

「ハッカ」と「ニホンハッカ」も別物らしいのですが、
単純に「ハッカ」と言う場合、
ハッカ類の総称のようでもあり?

そんなこんなで、学名等のデータは、
「ニホンハッカ」に基づいて記載しています。

葉から採れる「薄荷油(はっかあぶら)」は、
メントールという成分を含み、
香料や薬用に利用されます。

日本産(北海道の北見)のハッカは良質で、
合成メントールができるまでは、
日本の産出額は世界一でした。

モーツァルトのトルコマーチ

2006年05月27日 | 音楽
 
モーツァルトのトルコマーチと言えば、
かなり多くの方がご存じの曲だと思います。

「ピアノソナタ第11番イ長調(K331)」
の第3楽章ですが、
この曲だけ単独で扱われることも多いですね。

この曲の60小節目ですが。
右手の4つ目の音が、この楽譜では「ファ♯」です。
ところが、最近出版されている楽譜の多くは
「ラ」になっているようなのです。

いつから、どうして、そうなってしまったのかは、
よくわかりません。

モーツァルト弾きとして名高い女流ピアニストの
イングリット・ヘブラーさんは、
以前の音のままで演奏を続けています。

デージー

2006年05月27日 | 誕生花
   

<5月27日の誕生花>
  デージー
   ・菊(きく)科
   ・学名 : Bellis perennis
         Bellis = ヒナギク属
         perennis = 多年生の、3年生以上の
   ・原産地 : 西ヨーロッパ (明治時代に渡来)
   ・別名 : 雛菊(ひなぎく)、延命菊(えんめいぎく)、
        長命菊(ちょうめいぎく)
        「デイジー」とも読みます。
   ・英名 : Daisy

<花言葉>
  純潔、お人よし、乙女の無邪気、無邪気、明朗、無意識、
  幸福、希望、あなたと同じ気持ちです、清浄、平和

今日の誕生花、デージーは
3月6日の誕生花でもあります。
花色は、紫、赤、桃、白です。

開花時期は、12月頃~5月頃。

「雛菊」というのは,
かわいらしい様を雛人形にたとえたもののようです。

デージーにまつわるローマ神話があります。

森の妖精ベルデスが、
恋人のエフェギュスと芝生で踊っていました。
それを見た果樹の神ベルタムナスは、
ベルデスに一目惚れしてしまいました。

すっかり心を奪われてしまったベルタムナスは、
しつこくベルデスに迫りました。

ベルタムナスに諦めて欲しいと思ったベルデスは
天に助けを求めました。
天の神様はベルデスをかわいそうに思い、
彼女をヒナギクの姿に変えました。


オリーブ

2006年05月26日 | 誕生花
   

<5月26日の誕生花>
  オリーブ
   ・木犀(もくせい)科
   ・学名 : Olea europaea
         Olea = オリーブ属
         europaea = ヨーロッパの
   ・原産地 : 地中海沿岸

<花言葉>
  平和、知恵

今日の誕生花、オリーブの
花色は、淡緑白です。

オリーブは、500種以上もの品種があります。

オリーブの実はお馴染みですが、
花となると「?」の方が多いと思います。
オリーブの花が咲いていても、
それが「オリーブ」であることに気付かない
のかもしれません。

紀元前3000年頃には、ギリシャのクレタ島で
すでに栽培されていたようです。

ギリシャ神話では、知恵の女神アテネが
力と勇気のシンボルとしてつくったとされています。

また聖書では、ノアの方舟から放たれたハトが
オリーブの葉をくわえて戻ったことから、
洪水が終わり陸地が現れたことを知ったとされています。
そこから、オリーブは平和と和解の象徴になっています。



アメリカン・コミックの「ポパイ」をご存じの方は、
ある程度以上の年代になるのでしょうね。
この「ポパイ」に登場する女性キャラクターで、
主人公ポパイの恋人が
「オリーブ・オイル」という名前です。

♪Popeye, the sailorman
(調はわかりませんが、
 「ソソ~ソラ~シ~ド~」か
 「ドド~ドレ~ミ~ファ~」デス)
と、この歌詞が、すぐ浮かんできてしまう私って!?