アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ドラゴンフルーツ

2008年06月30日 | 誕生果
きょう6月30日は、夏越の祓 (なごしのはらえ)です。
大祓 (おおはらえ)のひとつです。

大祓は、罪とけがれをはらい清める神事で、
6月と12月の末日に行われます。

701年の大宝律令で、正式な宮中の年中行事にも
定められていたのだそうです。

今でも、土地によっては、
その行事の名残があるようですね。

6月30日は、新年が明けてから、
ちょうど折り返し地点です。

そしてまた、これから本格的な夏を迎える
一歩手前の頃でもあります。

年が改まってからの半年間を振り返るのには、
良い機会かもしれません。

明日からの半年間。
素敵なことが、たくさん、たくさん、ありますように。

ちなみに、12月の大祓のことは、
年越の祓(としこしのはらえ)といいます。


■6月30日の誕生果

   ドラゴンフルーツ
     危険な愛



 ・英名 : pitahaya
 ・和名 : ピタヤ、ドラゴンフルーツ
 ・分類 : サボテン科、 ヒロセレウス属ほか
 ・原産地 : メキシコから南米北部


ドラゴンフルーツ。
サボテンの実。

茎が支えて、蔓が岩の上等をはって上に伸びる姿が、
青竜に似ていることから、この名前がつけられたそうな。

ヒロセレウス・ウンダタスの果実のほかに、
エキノセレウス属や、レマイレオセレウス属など、
数属にわたるサボテン類の果実が、
ピタヤ と呼ばれています。

う~ん。。姿もですが、この属名まで(恐)竜みたい。。

果肉は、白く、ゼリー状で、その中には、
ゴマ粒大の黒い種子が、無数、散在しています。

この種子は、口に入れても、気にならないらしい。
もしかしたら、キウイの種子のような感じかも?

果実の85%は水分。
さわやかな酸味があるのだそうです。

ジュースにすると、非常に美味しいのだとか。

個性的な外見と、さわやかな中味。
見かけで判断しては、イケマセンね。


参考文献: 天野秀二『図説 世界のくだもの366日事典』
      (講談社プラスアルファ文庫)

    
■6月30日の誕生色 : 薄群青
■6月30日の誕生花 : スイカズラ、他

ダイアナブライト

2008年06月29日 | 誕生果
雨の日曜日。
外へ出るため、傘をパッと開いた。

ふっと、傘の内側に、あの日が映る。
あの日も、梅雨時で、雨の日曜日だった。

半日足らずの時間の中には、
たくさんのものが、キッシリ詰まっていた。


■6月29日の誕生果

   ダイアナブライト (Diana Bright)
     尊敬、豊満

 ・英名 : Napoleon, Royal Ann
 ・和名 : サクランボ
 ・分類 : バラ科、 サクラ属、 落葉高木
 ・原産地 : 日本


ダイアナブライト。
プチトマトと見まごうくらい大きなサクランボ。
まあるいハート型をしています。

1988年に品種登録された、比較的新しいサクランボ。
山形生まれ。

ナポレオン、佐藤錦、高砂、黄玉、ジャボレーなど
人気のサクランボ種子の実生から選抜、育成されました。

大きな果実の割には、種子は小さいので、
食べられる果肉は多く、甘くてジューシー。

これからが旬のダイアナブライトですが、
生産量が少なく、希少価値です。

そのため、「まぼろしのサクランボ」
とも呼ばれているのですね。

ダイアナブライトという名前から・・・
光輝いていた頃のプリンセス・オヴ・ウェールズ、
ダイアナ妃を、連想したくなります。


参考文献: 天野秀二『図説 世界のくだもの366日事典』
      (講談社プラスアルファ文庫)

    
■6月29日の誕生色 : ベビーブルー
■6月29日の誕生花 : ゼラニウム / ゼラニューム、他

難しい音楽用語 (15)

2008年06月29日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、協奏曲 (コンチェルト)

協奏曲って、楽器どうしが競って演奏するの???。。σ(^◇^;;

コンチェルト (concerto) は、イタリア語です。
英語、フランス語も同じです。

独奏楽器と管弦楽とが、合奏する形式の楽曲。
独奏楽器が、その演奏技法を十分に発揮できるように
作られている器楽曲です。

音楽でコンチェルトという言葉が使われ始めたのは、
16~17世紀頃のことらしい。

はじめは、声楽か器楽の、どちらかひとつだけの
重唱または重奏の意味だったそうです。

その後、声楽と器楽の両方による
重唱・重奏の意味になったのだとか。

この重唱&重奏のはじまりは、
イタリアのヴェネツィアにある、聖マルコ大聖堂。

オルガン、管弦楽、聖歌隊は、この教会の建物の構造上、
それぞれが左右に分かれて配置されたらしい。

その配置から、左右が呼応するような音楽になり、
そこからコンチェルトへと発展したのだそうです。

17世紀末には、
数個の独奏楽器と弦楽合奏による合奏協奏曲という
コンチェルト・グロッソ の形態になったのだとか。

コンチェルトの語源は、ラテン語の concerto です。

もともとの、con (一緒) + certo (認識、決定)から、
concerto は、「闘争する」とか「論争する」という意味。

イタリア語には・・・
  合唱、合奏、コンサート、多くの人の声、一斉の声、
  一致、協力、合意、官庁の承認
というような意味があるようです。

日本語の協奏曲は・・・
  協力して 奏する 楽曲
・・・なのでしょうか。


コンチェルトのオマケ・・・

チョコレートのメーカーさんは、(神戸)ゴンチャロフ、ね♪(*^▽^*)

また、神戸コンチェルト は、クルーザーで、
クルージングやレストラン、ブライダル等のサービス業ですネ。

茘 枝

2008年06月28日 | 誕生果
最近、プライベートブランドの商品を、
よく見かけます。

プライベートブランド商品であっても、製造者を見ると、
その分野ではよく知られているメーカーも多いです。

結局のところ、メーカーを信用して、
商品を購入しているように思います。

たまに、意外なメーカーに行き当たると、
「発見」した気分になることも……。


■6月28日の誕生果

   茘枝 (れいし)
     純心



 ・英名 : litchi
 ・和名 : レイシ、ライチ
 ・分類 : ムクロジ科、 レイシ属、 常緑樹
 ・原産地 : 中国南部


茘枝。
楊貴妃が非常に愛した果実として有名。

唐の玄宗皇帝(在位712~756年)に寵愛された
伝説の美女、楊貴妃。

茘枝が楊貴妃の大好物でした。
そのため、玄宗は彼女のために、
数千里の道のりを8日8晩かけて騎馬を駅伝し、
茘枝を運ばせたと伝えられています。

レイシよりも、ライチと呼ぶ方が、お馴染みでしょうか。

栽培されている地域は広く、
東南アジア、アメリカ、中米、ブラジルのほか、
熱帯から亜熱帯あたりまで。

日本でも、沖縄と鹿児島の一部で栽培されているようです。

品種は多様。
中国には、100を越える品種があるのだとか。

一見ごつくて硬そうな外皮ですが、手で簡単にむけます。
果肉は乳白色。

生食のほか、シロップ漬けやジュース、果実酒、などなど。
最近では、ライチ味のお菓子やジュース、リキュールなども、
出回っていますね。

普段は、冷凍果実の状態での流通。
生果は、6~7月に、台湾から空輸されてきます。

あの楊貴妃が虜になってしまうほどの果実、茘枝。
茘枝が大好きなあなたは、楊貴妃に似た舌の持ち主
なのかもしれませんネ。


参考文献: 天野秀二『図説 世界のくだもの366日事典』
      (講談社プラスアルファ文庫)

    
■6月28日の誕生色 : ペッパーレッド
■6月28日の誕生花 : マツヨイグサ、他

カラント

2008年06月27日 | 誕生果
空を見上げると・・・

雲が、綿菓子に見えたり、
星が、金平糖に見えたり。。?

今夜の月は、半分よりも、少しだけスマート。


■6月27日の誕生果

   カラント (currant)
     希望、輝き



 ・英名 : currant
 ・和名 : 房酸塊(ふさすぐり)
 ・分類 : ユキノシタ科、 スグリ属
 ・原産地 : ヨーロッパ西部


カラント。
"キール・ロワイヤル" の原料にもなる、愛らしい果実。

1873(明治6)年に、日本へ導入されました。
主に、北海道や本州北部で栽培されています。

小さな果実が、まるで葡萄の房のようになることから、
「フサスグリ」と呼ばれているのだとか。

赤い果実は、レッドカラントで、
黒い果実は、ブラックカラント。
黄白色の果実は、ホワイトカラントです。

生食の他、ゼリー、パイ、ソース、ジャム、果実酒、等々、
いろいろな形で楽しめるのですね。

日本では、生食にはしていないようですが…。

日本語では「酸塊」という文字が使われていますね。
語源は「酸っぱいクリ(塊)」から来ているらしい。

さて、カクテルのキールは、
白ワインに、ブラックカラント(カシス)を加えたもの。
フランス生まれです。

白ワインの代わりに、スパークリングワイン(シャンパン)
を用いると、キール・ロワイヤルになるのですね。
こちらは、オーストリアはウィーン生まれとか。

可愛らしい果実が、オシャレな大人に変身したような、キール。
適度な酸味が、程良く利いているのが、良いのかもしれません。


参考文献: 天野秀二『図説 世界のくだもの366日事典』
      (講談社プラスアルファ文庫)

    
■6月27日の誕生色 : ローズピンク
■6月27日の誕生花 : トケイソウ、他

テンプレートの編集 (75)

2008年06月27日 | テンプレート
 
このところ、東京地方の気温は、
やや低めかもしれません。

「蒸し暑い」と感じることよりも、
「肌寒い」と感じることの方が、多いです。

実際には、もうしばらく梅雨が続きそうですが、
こちらは、七夕から夏へと、
模様替えしていくことにします。

ひと味違う七夕の雰囲気にしてみたくて、
舞鶴草をトップに入れました。

7月7日には、
もう少し七夕らしく、できるかな?


7月7日バージョン



田中枇杷

2008年06月26日 | 誕生果
クラシック音楽の偉大なる作曲家たちの
肖像画や写真に対する、私のイメージ。

昨日は、何故か、
モノクロとセピア色しか、浮かんでこなかった。

でも、よく考えてみると・・・

あの有名なモーツァルトの肖像画(バーバラ・クラフト作)は、
鮮やかなスカーレット。

ベートーヴェンの赤いスカーフ(?)も、印象深い。

ハイドンは、ダークグリーン?
リストは黒?

と、いくつかの色が思い浮かぶ。
ほとんどは肖像画かな。


■6月26日の誕生果

   田中枇杷 (たなかびわ)
     変わらぬ愛

 ・英名 : loquat
 ・和名 : ビワ、ヒワ
 ・分類 : バラ科、 ビワ属
 ・原産地 : 中国、日本(西南部暖地)


田中枇杷。
別名 房州ビワ と呼ばれる、ジューシーで大粒なビワ。

私の生息地エリアのスーパーには、
現在、ビワが並んでいます。

確か、5月下旬頃から、並べられています。
今の時期は、レギュラー選手ですね。

1879年(明治12年)頃。
長崎で食べたビワの種を、東京に持ち帰った
植物学者の田中さん。
その種を自宅にまいて育成したのが、はじまりらしい。

主な生産地は・・・
愛媛県や千葉県、香川県、兵庫県などです。

「ビワ狩」りを楽しめるところもあるみたい。

お味も、生産量も、やや控えめですが、
梅雨時には毎年、やわらかなオレンジ色で、
季節に彩りを添えてくれる果実なのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■6月26日の誕生色 : カーネーションピンク
■6月26日の誕生花 : ライラック (白)、他

南高梅

2008年06月25日 | 誕生果
クラシック音楽の偉大なる作曲家たち。

その肖像画や写真は、白黒だったり、セピア色だったり…。

あの人たちは、どんな色を身にまとっていたのかしら?


■6月25日の誕生果

   南高梅 (なんこううめ)
     淡い思い出、強靱な心

 ・英名 : Japanese apricot
 ・和名 : ナンコウウメ
 ・分類 : バラ科、 サクラ属
 ・原産地 : (中国)


南高梅。
完熟梅干しの原料としては、トップブランド。

枝も花芽も多く、かなりの豊産性で、
収量も群を抜いて多い品種。

球形の果実は、20~30グラムと大きい。
そのわりに、種子は小さめ。
果肉は厚くて柔らかい。

主生産地は、今でも、和歌山県。

時は、明治時代。
所は、和歌山県上南部村(現在の、みなべ町)。

高田貞楠さんという方が、立派な実をつける梅の木を発見。
高田梅 と名付けて栽培し始めたそうな。

昭和25(1950)年。
上南部村優良品種選定会なるものが発足し、
5年にわたり、梅の調査したのだとか。
その結果、高田梅を「最優良品種」と認定しました。

この調査に尽力したのが、南部高校の教諭。
「南部高校」から、南高梅と名付けられました。

昭和40(1965)年。
「南高梅」で登録されたのだそうです。

さらに。2006年。
みなべいなみ農業協同組合は、
地域団体商標制度による商標登録を特許庁に出願。

同年、「紀州みなべの南高梅」が、
商標として認定されたそうです。

店頭に並ぶ梅干しや梅酒を見ることが、
今まで以上に楽しみです♪


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■6月25日の誕生色 : ペールチェリーピンク
■6月25日の誕生花 : アサガオ、他

麗 王

2008年06月24日 | 誕生果

午後6時55分 撮影


梅雨の晴れ間。
久しぶりに、空には、うっすらと夕焼けが見えた。

雲が、何とも言い難い「模様」を描いていた。
表情豊かな空。

それを、私が写真に収めると・・・
う~~ん。。表現しきれていないのねぇ。

伝えるのは、ムズカシイ。


■6月24日の誕生果

   麗王 (れいおう)
     包容力、魅惑

 ・英名 : nectarine
 ・和名 : 油桃(ゆとう)、椿桃(つばいもも)、毛なし桃
 ・分類 : バラ科、 サクラ属、 落葉性小高木
 ・原産地 : 中国


麗王。
ネクタリンの一品種。

ネクタリンが、初めて日本にやってきたのは、
明治5~6年に、北米から、らしい。

この麗王については、
私の手許にある図典や事典に記載がありません。
ネット検索も、思うようにヒットしませんでした。

さぁ、どうしましょ?

麗王と、品種名は日本語なので、
品種改良等で、日本国内で生まれたネクタリンかも?

もし、そうならば、もっと産地からのアピールがあっても、
よさそうなのですが……。

お手上げです。
なので、ネクタリン全般について。

ネクタリンの旬は、夏から初秋。
果物が豊富な時期に出回ります。

ネクタリンに含まれる食物繊維は、
100グラム中に1.7グラムと多め。

また、カリウムも豊富に含まれているので、
高血圧防止にも効果がありそうです。

ビタミンは、種類も量も豊富。
カロリーは、モモよりもさらに低めです。

店頭で、よく見ると・・・
モモの横に並んでいるかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■6月24日の誕生色 : ライトオーキッドピンク
■6月24日の誕生花 : バーベナ、他