
<3月15日の誕生花>
アセビ
・躑躅(つつじ)科
・学名 : Pieris japonica
Pieris = アセビ属
japonica = 日本の
・原産地 : 日本、中国
・別名 : アシビ、アセボ、他多数
<花言葉>
犠牲、危険、献身、あなたと二人で旅をしましょう
今日の誕生花、アセビの
花色は、白です。
園芸品種には、ピンク(淡紅色)もあります。
開花時期は、3月頃~5月頃。
9月~10月頃には、実がなります。
葉や茎には、アセボトキシンという有毒成分が含まれています。
このアセボトキシンは、呼吸中枢を麻痺させる作用があるとか。
馬などがアセビを食べると、
まるで酔ったようにふらつくのだそうです。
このことから、「馬酔木」と書くようになったのですね。
漢名の「馬酔木」という文字だけでは、
とても アセビ とは読めないと思います。
有毒成分のアセボトキシンが、
この植物の名前の由来に関係あるのではないでしょうか?
万葉仮名では「安之碑」や「安志妣」などと表記されていました。
読み方も「アシビ」です。
このアシビ。
古くは、「足しびれ」を略したものという説もあります。
馬だけでなく、牧草等を食べる他の動物も同様であることから、
地域によっては、アセビのことを、
ウシコロシ、シカクワズ、ウマクワズ
と呼んでいるところもあるようです。
この毒性を利用して、
葉を煎じ、ウジやシラミ等に対する
殺虫剤としても使われていたのだとか。
アセビに含まれる毒性から、
犠牲や危険という花言葉が出てきたのでしょうね。
毒性のある植物は多いと思います。
植物に含まれる毒性は、基本的に、
自分の身を守るためのものですね。
ごく普通に愛でていれば、毒の影響は全くありません。
背の高い幹は硬く、しっかりしており、
そこから伸びた枝には、
春、可憐な壺状の花をたわわにつけ、
適度な芳香をも放つアセビ。
若葉も美しく、秋には果実もつけます。
とても準備の良い植物で、
夏には、もう翌年の花の用意を始めています。