2011年10月18日 午後5時35分 撮影
夕焼けがきれいだから、写真に撮りたいと思った。
けれども、建物に遮られ、空が狭すぎる。
ようやく、いつもの場所にたどり着く。
空には、色が、ほとんど残っていない。
ダメ元で、シャッターを切って、すぐに確かめてみる。
少なくとも、真っ黒ではない。
パソコンに取り込んで見てみると、
思っていたよりも良い状態で、山と空がハッキリ写っている。
いつもなら、「もう写らないから」と、
撮ることを諦めていた日没後の風景。
「これを逃したら、きょうの写真はない。
せめて1枚だけでも」
そう思い、切羽詰まった気持ちで撮ったことが、
結果的にはよかったみたい。
この暗さでも、カメラはちゃんと捉えてくれて、
写真に残すことができるのだと。
自分が勝手に決めた限界は、
本当の限界ではなかったことを実感したワンショット。