アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

「器の大きなピアニスト」とは?

2009年07月21日 | 音楽
7月2日の「クローズアップ現代」で放送されました

  心癒やす “至福”の旋律
  ~ピアニスト・辻井伸行~

興味があったのに見損ねてしまった方は、
内容が、とっても気になりますよね?

ということで、私なりに、まとめてみたのですが、
かなりの長さになったため、記事を2本に分けました。

  ・ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール審査員のお話
  ・辻井さんの恩師であるピアニスト・川上昌裕氏のお話
  ・ピアニスト・加古隆氏のお話
  ・ドイツ・ドルトムント音楽祭での辻井さん

については、「辻井伸行さん in ドイツ」をご覧くださいね。


書ききれなかったスタジオでのトーク部分を、
以下にまとめてみました。


…………………………………………………………………
♪ 出演者
…………………………………………………………………

 ・ピアニスト    辻井 伸行 (つじい のぶゆき)

 ・神奈川フィルハーモニー管弦楽団
  常任指揮者  金 聖響 (きむ せいきょう)

 ・キャスター    国谷 裕子 (くにや ひろこ)


…………………………………………………………………
♪ インタビュー & トーク (抜粋)
…………………………………………………………………

 辻井さん

  (ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでは)
  自分が勝ち進むに従って、アメリカの聴衆の方たちは、
  僕が出て行くと、大きな拍手で迎えてくれたので、
  リラックスして弾くことができました。

  ドイツは音楽が盛んで、
  聴衆は、みなさん耳が肥えていらっしゃる方たちばかりで、
  すごく緊張しました。

  (ドイツの聴衆からは)「音楽を聴くぞー!」という姿勢が
  感じられてそういう空気がひしひしと伝わってきて、
  すごく緊張したので、
  ピアノを吹いて、気持ちを落ち着かせました。

  コンクール優勝後ということもありましたので、
  クオリティの高い演奏をしなければならないと思いました。



 金さん

  優勝すると、自分は変わらないのに、
  周りの反応とか対応の仕方とかが変わるし、期待もされます。

  辻井くんの場合、日本中が沸きましたからね。
  その分、プレッシャーとか、目に見えないいろいろなものを
  背中にしょっているんじゃないかと思います。

  ドイツで感じたように、厳しい耳を持った聴衆にさらされる。
  その繰り返しの中で、すごい勢いで伸びていくんじゃないか
  と期待しています。



 国谷キャスター

  「器の大きなピアニスト」とは、
  具体的に、どんなピアニストですか?



 辻井さん

  特に海外では、ホールやピアノが
  条件の良いところばかりとは限らないので、
  どんな所でも対応できて、お客さんを納得させる
  演奏をしていきたいなと思っています。

  

 国谷キャスター

  今の自分が抱えている課題を、
  どのように考えていますか?



 辻井さん

  まだまだ勉強不足で。
  表現力とか、音楽以外のことも勉強して、
  立派なピアニストになっていきたいと思います。



 金さん

  辻井くんの場合、楽器との一体感が、
  音だけでなく、楽器との接点の持ち方が、本当にすごい!

  これから厳しい環境におかれるので、
  課題も容赦なく来るでしょう。

  それは、期待の大きさでもあり、
  求められていることでもあり。

  コンクールに優勝したことにより、
  ハードルが上がってくるので、
  とにかく一つ一つこなしていくという気持ちでしょう。

  今までと同じで、一生懸命やっていく中で学んで、
  伸びていくということが、自然にできるようになると。



 国谷キャスター

  「辻井さんの、これが聴きたい!」とは、
  具体的にどういうことですか?



 辻井さん

  たとえば、ショパンは好きな作曲家で、
  来年はショパン・イヤーなので、
  ショパンの作品を次々に録音したり、
  コンサートでも取り上げていきたいと思っています。

  将来的には、まだ手をつけていない作曲家も勉強していきたい。

  「この作曲家なら辻井だ!」と言われるように、
  1人の作曲家を掘り下げていきたいです。



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2 コメント

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麻由子から (→潮レストさんへ)
2009-07-23 16:16:05
潮レストさん へ

クローズアップ現代。
そういえば、かなりの長寿番組ですよね。
オープニング・テーマ曲。。今はやや穏やかかもです。
以前はインパクトが大きかったのですね!
(私には、そこまでのインパクトがなかったような!?)

そーです。
潮レストさんの大切な第三の弟、辻井くんです♪
第二の弟さんは、あぁ、養子の愛犬くんでしたか!
私だったら、「次男」とか「三男」になりそうだわ。(*^^*)

「まだ二十歳、でも、もう二十歳」
という金さんのセリフもあったのですが……。
とてもしっかりした二十歳の大学生ですよね!!
これからの活躍が楽しみです♪
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クローズアップ現代 (潮レスト)
2009-07-22 03:57:47
クローズアップ現代、懐かしいです。
子供のころ9時半になるといつもこの番組の派手なジャズのオープニングテーマが流れ、
あまりにも派手すぎて怖かった記憶があります。

とにかく、私の3人目の弟の辻井君じゃないですか♪
うーん、さすがにピアノ演奏だけでなく
言うことも立派ですね~。
さすが私の弟。。。じゃなかったっけ。。。
まさに見たいのに見ることができなかった人間の一人なので、
ブログにまとめてくれてありがとうございます!

あ、ちなみに私の1番目の弟は本物の血のつながった弟で、
二人目は養子にもらった弟です。

養子・・・というか愛犬ですが・・・
私にとっては同じことで、1番目とまったく同じように大切な弟です♪
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