この世を生活するにあたって、極論すれば自分以外はすべて他人だ。
だから、自分とは異なる価値観や考え方があるのは当然だ。
そういうことはわかっているはずなのだが、それでも妬みや苛立ちを感じてしまうことがある。
そんな時に、心が落ち着く言葉があった。
道元禅師だ。
◆徳あるは讃(ほ)むべし、徳なきは憐れむべし
周囲の人の言動に心を乱されそうになったら、この魔法の言葉を心で唱えればいい。
周囲の人が自分より優れていたり、成功して幸福になっていくとついうらやましく感じ、
時には妬みさえ感じてしまうことがある。
そう感じたら、相手に何か長所や幸運があるのだと率直に褒めればいいのだ。
一方、いじわるや陰口を言ったり、ごまかしたり、噂を垂れ流すような人に対しては対等な立場で怒るよりも、
徳の薄い器の小さなかわいそうな人なのだと憐れんでいればいい。
それだけで自身の心は落ち着くものです。
→そういうことなのか、対等な立場で考えることがいけないのですね、実践したいものです。