今更、なぜアマチュア無線に夢中なのか?
昨今、電波を使った機器は身の回りにあふれていて、確実に通信ができるものだけが商用に使われています。
代表的なのは携帯電話でしょうか。
その昔、ドコモとauは電波が届くのに、J-PHONEやツーカー、デジタルツーカーは電波が弱いといわれていました。
大きな違いは周波数だったんですが、ソフトバンクにもプラチナバンドという周波数が割り当てられその差は小さくなりました。
横道にそれましたが、仕様する周波数によって電波の飛び方が大きく違っていて、その違いを楽しむ唯一の方法がアマチュア無線なんです。
アマチュア無線には多数の周波数が割り当てられていて、長波から短波、超短波、極超短波などいろんな楽しみ方があります。
技術も進んでいて、インターネット経由で国内はもとより海外まで、すぐ隣にいるような通信ができる仕組みもありますが、今回着目しているのはコンディションにより通信状態が大きく異なる短波帯の通信です。(1.8MHz~29MHzのアマチュア無線周波数帯)
多くの短波帯の無線機が1.8MHz~29MHzのアマチュア無線周波数帯のうち10程度のバンドを備えていて、季節、時間帯やコンディションによって交信できたりできなかったり交信できる地域が変化したりと、まさに電波の届き方をいろいろと楽しむことが出来るのです。
ただ、日本だけをとってみてもアマチュア無線人口は非常に少なくなっていて、電波で交信する以外でアマチュア無線家と出会うのは私の場合はほとんどないというのが実情です。
「無線されているんですか?」と聞かれる事はあっても、相手はアマチュア無線をしていない方がほどんどで、コールサインを持って現在も無線を楽しんでいる方に偶然出会うという事はないです。
今後はさらにアマチュア無線人口は減っていくと思われますが、せっかく電波という見えない通信手段を楽しめる方法があるので、多くの方に興味を持ってもらいたいと思います。
ちなみに、最近のアマチュア無線機はバンドスコープが付いている機種が多数あります。
これも見てワッチ(聞く)して、どこからどのくらいの出力でどんなアンテナを使って届いているのか、聞いたり想像したりしているとアマチュア無線の世界が広がります。