ちょうど、西武池袋線に乗っていたのだ。
進行方向に向かって右側が急に暗くなり、茶色の雲がやってくるように見えた。
一方左側は晴天で太陽が照っているという不思議な状況だった。
だんだんやってくる茶色の雲は見た目だけでなく、視界が悪いようだった。
電車は突然急ブレーキをかけて止まってしまった。
でも、何が原因かわからない。
車内アナウンスでは「安全装置が作動した」とのコメントだけだった。
その後も茶色い雲はやってきて、とうとう包まれてしまったようだった。
その後、電車を乗り換えると、エスカレータの手すりは砂ぼこりのようなものがしっかりついていた。
乗り換えた電車も、「強風で電線に引っかかったものがある」という事で運転見合わせになってしまった。
そうこうしているうちに、私が降りる駅に着く頃には茶色の雲はなくなっていたのだ。
地域性があるのかと思ったら、こちらでも同じように茶色の雲に包まれたそうだ。
帰って来てニュースを見ると「煙霧」という砂埃を巻き上げる減少らしいが、本当に「煙霧」なのだろうか?
それほど、風は強くなかったと思うし、黄砂に慣れている私は、電車に乗っている時は濃い黄砂がやってきたと思っていた。
気象庁のHPの「黄砂実況図」にも東京に赤い○印がついているのにと思ってしまう。
マスクとゴーグルは必携品になりそうだな。