押入れ猫

久しぶりに実家に行くと猫のハッピーはいつもの押入れに寝ていた。

臆病者なので、近づくと「ウーッ」と唸るのだが、ひとたび撫でられるとその気持ちよさに人が変ったように、いや猫が変ったように「ゴロゴロ」喉を鳴らしながら頭を押し付けてくるのだ。

変わり身の早さは、さすがにピカイチ！
私も調子に乗ってコショコショして、かわいがった。

ハッピーはネコ科、実は私は猫派。
しばらくコショコショしたら、飽きてしまった。
頃合いかと、名残惜しそうにするハッピーに別れを告げ帰ってきた。

前回見た時よりも、手足、いや前足後足が伸びて大きく大人猫らしくなっていた。
成長早いな、キミらは。

仲良くなっても、トラウマがあるのか抱くことができないハッピーを、いつかは抱いてやろうと作戦を考えているのだ。
警戒心の鍵はカタイ。