村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

もう雪か!!

2014年10月29日 12時05分56秒 | 登山・滝めぐり

今日の新聞に吾妻山で雪が降った記事が載っていた。

吾妻山での今年初冠雪。

それでも平年より6日遅く、昨年より12日遅いそうだ。

磐梯吾妻スカイラインが夜間通行止になったようだし夜の浄土平は今年はあれが最後になってしまった。

11月16日から冬季閉鎖になるからもう今年の吾妻は無理か?

と、言っても山に行ってる時間がないしな!!

来年の吾妻はいつになるか?

今年最後の魔女の瞳。

これに出会えるのは後半年先になるのか?

来年はディスクゴルフも忙しくなりそうだし、農業もどうなるかわからないしだから山もどうなるか?

なんとか時間を作って来年こそは残雪期の吾妻に行きたい


魔女の瞳を求めて 2

2014年10月17日 11時25分25秒 | 登山・滝めぐり

2014年10月16日投稿「魔女の瞳を求めて 1」の続きです。

昨日挿入し忘れた写真がありますので追加します。

小休止した小ピークがこの先端。

その先には福島市内が見渡せるはずなのですが、雲海が広がっているだけです。

なんとなく雲の上を歩けそうな感じになりますね。

小ピークから見た魔女の瞳(前回も掲載)

その反対側を見ると。

雲海の雲が山形県米沢市の方へ流れ落ちて行くのが見えます。

米沢市内と左が朝日連峰、右が月山(だと思う)

小ピークを引き返して家形山に登ります。

たぶん家形山というのは家の屋根のような形をしているから?だと聞いたような気がする。

家形山は吾妻を縦走する時に通過するだけだから山と言う気がしなかったんですが、

いざ登るとなるとかなり急勾配の登りになり、体力的に大丈夫かとちょっと不安になる。

急勾配の途中から見た魔女の瞳

重い身体をヒィ~ヒィ~言いながら持ち上げなんとかたどり着く。

山頂は何も標識がありませんのでとりあえず三角点だけ。

家形山から見た魔女の瞳

磐梯山も展望できました。

20年くらい前にここから奥を目指したことが何度かあった。

20kg以上の荷物を担いで登って行ったんだから俺も体力があったんだよなぁ~。

あれから20年。

筋肉が贅肉に変わってしまった~(*_*)

懐かしいからちょっと奥まで行ってみた。

5分ほど歩くと最初の分岐。

ここで五色温泉と東大巓や西吾妻へ向う縦走路と別れます。

こちらが縦走路。

荒れた山道だったような記憶がある。

この縦走路から滑川温泉へ下った先の霧の平という所で1996年に5名の人が亡くなる遭難事故が発生した。

実はその前の年に俺たちが遭難しそうになったのです。

本当は兵子から山形県の姥湯温泉に下るはずだったのが、その手前にあった温泉という案内板を見てそこを下ってしまったんです。

それが滑川温泉方面と気付いたのが霧の平の標識を見つけて初めて気づく。

そこから地図を頼りに延々と山の中を姥湯を目指して歩いたんだけど、

姥湯に着いたときには到着予定より2時間遅れの17時を過ぎてしまっていた。

姥湯温泉の主人が心配して自宅へ連絡したりしてちょっとした騒ぎになっていたんです。

あの彷徨い続けたときの不安は生涯忘れることはないと思う。

その場所で翌年起こった遭難事故。

俺たちは夏山だったからよかったけど・・・・・・。

山は怖いですよね。

とそんなことを思い出しながら来た道を引き返す。

家形山を下り魔女の瞳の西側稜線で腹が減ったので昼食。

昼食は「日清 どん兵衛 東北限定 芋煮うどん」と山菜おこわ。

どん兵衛が俺の腹のようにパンパンに膨らんでいる。

この時期限定でけっこう美味しいんだよね。

どん兵衛食ってコーヒー飲んでゆっくり休んだら、いよいよ再度一切経山への登り。

急な登降が続いたからかちょっと足に違和感が!!

深夜仕事続きで体調がいまいちだったからかな?

ゆっくり無理せずに登ります。

途中の大岩の上で小休止。

朝より雲が薄くなってきたようです。

たどってきた道を振り返る。

奥には家形山から吾妻連峰の山々が見渡せます。

あの山々を何回もあるったよなぁ~と感慨にふける。

この日の一切経山の山頂には大勢の登山者がいる。

こんなに人がいたのを見たことが無いです。

あまりにもうるさいので山頂は素通りし、一気に酸ヶ平に下りました。

酸ヶ平から一切経山方面を望む。

鎌沼と東吾妻山

今年は東吾妻へは登らなかったな。

登山者が多いので休まず通り過ぎます。

カルガモが元気に泳いでます。

そういえば、酸ヶ平避難小屋から一切経山への急登を登り切ったあたりで「おこじょ」が顔を出してくれた。

あまりにもすばしっこくて動きが早いので写真に撮れなかった。

おこじょがすばしっこいのか俺がとろいのかわからないけど残念。

吾妻でおこじょに会ったのは2回目です。

ラッキーだったのかもしれない。

鎌沼から姥ヶ原を目指します。

鎌沼から姥ヶ原のとっつきに登り切ったところから見た鎌沼。

そこから奥に進むと姥神さまと風雪地蔵があります。

姥神さまと風雪地蔵に今年も無事に山に来れたお礼をしました。

時間が早いので姥ヶ原の奥の静かなところで1時間ほど読書。

山の中でのんびり読書ができるなんて最高ですよ~!!

15時まで山で過ごして下山。

吾妻小富士

吾妻小富士の奥の雲海はすっかり消えて霞がかかっている。

空との境界がはっきりしていてなんとなく海のように見えますね。

こんな現象を見たのも初めてのような気がする。

多くの観光客が列になって登っています。

それにしてもすごい観光客の数。

高湯方面からは駐車場待ちの車がまだ続いていました。

桶沼

紅葉の時期は錦秋色に染まってすごくきれいなんだけど・・・・・残念!!

今日の噴煙はちょっと元気がないような気がする。

これ以上活動が進まない事を祈りたいですね。

今年は全国レク大会の影響で忙しくて吾妻の一番いい時期を逃してしまった。

でも、いつ来てもいろんな表情を見せてくれるから好きなんです。

今年はこれで終わりかもしれない。

来年もまたここに戻って来れるように頑張ろう!!

この日の歩行は22877歩。

どうも最近15000歩あたりから足に違和感を感じるようになってきた。

やっぱり運動不足が原因なのかなぁ~?


魔女の瞳を求めて 1

2014年10月16日 11時29分01秒 | 登山・滝めぐり

2014年10月15日投稿「紅葉を求めて」の続きです。

一切経山頂を通り過ぎていよいよ魔女の瞳に会いに向かいます。

前方を見ると多くの登山者が集まって歓声を上げている。

明治の大噴火で荒涼とした景観に一変した一切経山。

火山礫の登山道を苦労して登頂すると、神秘の五色沼が深い色をたたえて静まり返っている。

吾妻の瞳や魔女の瞳と呼ばれる神秘の湖。

山と沼の鮮烈な対比に誰もが息をのみ魅了される。

この山に来てこの魔女の瞳と出会えなければ何のために登って来たのかわからない。

一切経山の方から見た魔女の瞳

今日の魔女の瞳はコバルトブルーに輝いている。

誰もが歓声を上げたくなる神秘の色で美しい!!

今日は紅葉が期待できないから魔女の瞳をいろんな角度から見てみることにした。

ここから左側の稜線を下り魔女の瞳の反対側を目指す。

一切経山から少し下ったところにある大岩。

この上が平らになっていて絶好の展望台になっている。

でも下から見ると今にも崩れそうでちょっと怖いですよね。

大岩の上から見た魔女の瞳

この辺りには大きな火山礫がごろごろしている。

御嶽山の噴火でもこんな火山礫が降り注いだと思うと恐怖を感じますね。

森林帯に入る前の展望の良い所から見た魔女の瞳。

ここから先は下の稜線まで森林帯の中を通ります。

登山道を塞ぐように横たわっている湾曲した木。

自然の力でこんなにも曲がってしまうんだろうか?

下りきった稜線から見た魔女の瞳。

どこから見てもこのきれいな青さは変わらないですね。

反対側を見ると大倉深沢がある。

この先が谷地平の大倉川につながっている。

以前、大倉川の川原で昼食をとっていたら突然笹薮の中から登山者が現れ熊かと思い驚いた事があった。

その登山者がここから下って行ったんですね。

遭難者を追悼する碑が立っています。

吾妻連峰でも冬山で多くの登山者が遭難し亡くなっています。

家形山への分岐付近から見た魔女の瞳。

空から神秘的な光線が湖に降り注いでいるように写ってます。

ここにも遭難者を追悼する碑が立っています。

碑に刻まれている言葉に感銘を受けます。

山を愛する者は決して遭難してはならない

如何に元気と力があっても

天を仰ぎ山と己を見つめる慎重さを欠くならば

岳人たる資格はない

突然何が起こるかわからないのが山の恐ろしさです。

それに対応できなければ山には登らない方がいいかもしれませんね。

俺も自分の体力に合った山登りに心がけたいと思います。

もう無理はできないんですよ!!

そこからは家形山には登らずに稜線をたどって行きます。

一切経山の上からは多くの登山者がこちらを眺めています。

さっきまで俺もあの中にいたんだろうな!!

一切経山から見たら正面やや右側にある小ピークまで来ました。

そこから先はつばくろ谷方面への登山道になり一切経山まではたどることが出来ません。

この辺りの火山岩は平べったく砕ける岩になってます。

ここには登山者がいないのでゆっくり休憩します。

朝は登り始める時点でまだ2~3℃だったと思う。

今日は寒いと思いあたたかいコーヒーを入れてきたのに、気温が上昇しすぎで水が飲みたくなってしまった。

水は少なくて大丈夫と思ったのが間違いでした。

我慢してあたたかいコーヒーとチョコレートで元気を取り戻します。

次はいよいよ家形山への登りですが、

次に続きます。


紅葉を求めて

2014年10月15日 11時10分27秒 | 登山・滝めぐり

2014.10.13投稿「星空」の続きです。

吾妻へ紅葉を求めてきたんだが、時すでに遅しでしたかね。

ダケカンバの葉が全て落葉して白い骨のように見えるのはさびしい。

でも、少しは秋の名残が残っているか期待して山へ向かう。

今回は入山者届を提出する。

前日に記入しておいたのでポストに投函するだけ。

すでに多くの入山届が入っていて満タン状態だった。

やはり御嶽山の噴火からみんなの意識が変わったのかな?

でも多すぎると確認するのも大変だろうな?

次からは事前に自宅で記入するように予備を頂いてきた。

今日の予定は、

浄土平 → 酸ヶ平 → 一切経山 → 家形山 → 一切経山 → 酸ヶ平 → 姥ヶ原 → 浄土平

紅葉が期待できないから、久し振りに一切経山の反対の家形山から魔女の瞳を眺めることにした。

空は雲一つない快晴。

早朝は氷点下まで下がった気温は急激に上昇するような気配。

明日にでも台風が通過するなんて信じられない天気です。

昨年の秋にはすばらしい錦秋色に染まっていた山もすでに色あせています。

ダケカンバは葉っぱなし(T_T)

秋のなごりがちょっとだけ

枯れてしまったヤマハハコ

ナナカマドが少しだけ残っている。

今日は朝早くから登山者が多すぎる。

団体が多いのには参ってしまうな。

いつもは平日の登山者が少ないときに登っているから人が多いとうんざりする。

ワタスゲが一面に咲く酸ヶ平もきれいな草紅葉の時期が過ぎています。

酸ヶ平小屋奥の一切経山への急坂を上りきった分岐から鎌沼を望む。

ここも錦秋色に染まってきれいなんだけど・・・・・・展望がいいから良しとするか!!

一切経山への尾根から鎌沼越しに磐梯山がきれいに見えます。

ほんとうの空があるふくしま

今日の一切経山の上には青々とした気持ちいい空が広がっていますよ(^o^)/

とりあえず傾きかけた山頂の印

一切経山 1948.8m です。

展望が最高にいいですよ!!

磐梯山と会津の山々。

いまちょっと火山性微動が気になる蔵王連峰。

吾妻小富士と安達太良の山々。

雲海に浮ぶ島々のように見えます。

前回は雨で展望がなかったので今回は最高の天気に恵まれて幸せですね。

そして、これだけ天気が良ければコバルトブルーに輝く最高の魔女の瞳に出会えるはずです。

果たしてどうだったのか?

次をお楽しみに!!


星空

2014年10月13日 17時59分20秒 | 登山・滝めぐり

土・日曜日に用事があり予定を空けていたんだけど全てキャンセルになったから突然山に行くことにした。

いつもは家内にただ「山に行く」とだけしか言わなかったが、今回は「浄土平から一切経山に登ってくる」と伝えた。

「噴火しない?」と山はどこも噴火すると思っている。

「いつも噴火している!!」と言うと、

「そんなとこダメじゃないの?」と言うが、「それ以上は噴火しない!!」とだけ言って出発。

 ぐずぐずしていて出発が遅れてしまった。

雲一つない凄くいい天気だから、磐梯吾妻スカイラインの展望台から見る磐梯山の夕日を見たかったんだけど。

結構急いで何とかぎりぎりセーフ。

もうちょっと早かったらでっかい夕日が見れたのに残念!!

でも、磐梯山が幻想的で素晴らしかった~(^○^)

こんなにきれいな夕日は初めてかも?

空は快晴状態だから久し振りに満天の星空が期待できます。

浄土平駐車場に到着するとすでに薄暗くなっていた。

いつものように登山道の近くに車を駐車し、宿泊の準備を整える。

静まり返った駐車場には噴煙の吹き出すゴォーゴォーという音が響いている。

こんなところで突然噴火したら・・・・・・!?

そんなことを考えるのはやめよう(*_*)

暗くなるにつれ徐々に星が瞬き始める。

スーパーでビールを買おうとして眺めていたら、やっぱり星空に合うのはこれでしょう!!

満天の星空の下で飲むのは「銀河高原ビール」

うまい!!

そして、今回はカメラで星空が撮影できるかチャレンジ。

写してみたがやはりダメだった!!

露出をいろいろいじってみたが暗いズームレンズではダメですね。

明るいレンズが欲しい~!!

星がこれほどあるのかと思うほど空一面に無数に瞬いている。

その中に天の川が流れるように見えるのは素晴らしいですよ。

久し振りにきれいな星空を眺めることが出来ました。

星座に詳しければいつまでも眺めていられるんでしょうけど、寒すぎてダメです。

車の中に避難してあたたかい野菜鍋をつまみながらビールを延々と飲む。

そして、時々外に出て星空撮影にチャレンジするの繰り返し。

月が出てきて満天の星空も終了。

次の楽しみは日の出なので早めに就寝。

晴れているから雲海はないかと思い吾妻小富士への登山はしないで下で眺めることにした。

しかし、いつの間にか増えていたお客さんが日の出を見るのに駐車しているのでいつものポイントは満員。

仕方なくちょっと下った道路上で眺めることになってしまった。

それも期待していなかった雲海なのに絶好のポジションが残念!!

この日の出も素晴らしかった~!!

雲が全て落ちてしまったかのように空には全然雲がありません。

後2日で台風が来るというのに風もなく絶好の登山日和になってしまいましたね~!!

夜中にすごく寒いなと思っていたら氷点下まで気温が下がったようです。

水たまりには氷が張っています。

こんな大きな霜柱も久しぶりに見ました。

山には冬がせまっているんですね。

紅葉はやはり終わりのようなので期待はできないですが、今年最後の魔女の瞳をじっくり眺めてみたいです。

いよいよ山へ向かいますが果たしてどうなったのか?

次回をお楽しみに(^^)v


やっぱり書くべきだと思う

2014年10月02日 12時27分08秒 | 登山・滝めぐり

御嶽山が噴火してから5日。

戦後最悪の犠牲者となってしまった。

必死の救出活動が続いているが、少しでも生存者が増えることを祈りたいです。

今日の新聞に「被害全容いまだ見えず」の記事が載っていた。

噴火時に山に登っていた入山者数が把握出来ないからだ。

登山口には通常登山届を提出するポストが設置されている。

でも、登山届を提出するのはごく少数の人だろうと思う。

俺も登山を始めた頃はまめに記入して入山していたが、最近ではほとんど書いていない。

御嶽山が噴火した当日に登山届を出していたのが333人だという。

団体登山をするときには代表が提出するだろうが、個人で登山する方のほとんどが提出していないと思う。

提出義務のない登山届を提出する人は全体の1~2割程度というから、

実際の入山者は3000人程度のあったことになる。

紅葉シーズンで3000m級の手軽に登れる山だったらそれくらいの入山者はあったかもしれない。

ほとんどの登山者は山頂で昼を迎えたいだろう。

とすると山頂付近にはすごい数の登山者がいたことになる。

そこで突然山が噴火したら・・・・・!?

俺も一人で登山を続けているが、家族には「あの山に行ってくる」しか伝えていない。

いざ山でトラブルが起こったらと考えると、

家族や知り合いに登山先を伝えて登山届を提出した方がいいだろうと考えさせられた。

自己責任だから山でトラブルが起きて自分がどうなっても仕方がない。

しかし、自分の不手際のために家族や遭難救助してくれる方々に迷惑がかかってしまうことは避けなければならないと思う。

自然災害はいつどこで襲ってくるかわからない。

自分の身体は大丈夫と思っても突然変調をきたすこともある。

そうなった時のことを考えての準備は確実にしておくべきだろう。


気を付けなければ!!

2014年10月01日 14時16分38秒 | 登山・滝めぐり

9月27日に長野県と岐阜県にまたがる標高3064mの御嶽山が噴火し多くの被害者を出してしまった。

俺もたまにしか山に登らないけど、山の上にいて突然噴火が起こったらと思うと恐怖を感じる。

4日たった現在も懸命な救助活動が続いているが、無事でいてくれる人が多くいることを祈りたい。

福島県にも常時観測対象になっている「活火山」が3山ある。

「活火山」は現に噴火などの活動がある火山だけを指すのではなく、

「おおむね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義しているそうです。

千年、1万年単位で再活動する火山は「長い目」で警戒しないと安心できないという訳です。

福島県の活火山でいうと、

磐梯山は1888年(明治21年)7月15日に水蒸気爆発により噴火し、小磐梯が山体崩壊を起こし、

発生した爆風と岩屑なだれにより北麓の集落が埋没するなどの被害を及ぼし477人の死者を出している。

ほんとうの空がある安達太良山は、

1900年7月17日に沼の平で水蒸気爆発による噴火。

沼の平火口を形成し火砕サージが西側斜面の沼尻鉱山を襲い、死者72名、負傷者10名の被害者を出している。

1996年9月に沼尻登山口から安達太良山に登ったことがあったが、その数日前に沼の平で泥の噴出が見られたとテレビ放送された。

その噴出口は登山道付近にあり、噴出口を覗いて行ったが付近は火山性ガスの臭気が強かったのを覚えている。

この噴出口の近くでは大きな狐が死んでいたので、常時火山性ガスが噴き出ていて危険な場所だったんです。

その一年後の1997年9月15日に安達太良山頂を目指す登山グループが、

登山道から外れて窪地を進んだ時に硫化水素ガスによりグループ4人全員死亡する遭難が起きている。

俺も会社で硫化水素ガスを扱っているので、その恐ろしさは身を持って体験している。

硫化水素の恐ろしさは、濃度が低いときには腐卵臭といって卵の腐ったような臭いがするが、濃度が高くなると臭気を感じなくなり即死する。

ガスは空気より重いので窪地のようなところに滞留し、風が無いときには危険性が増大する。

活火山の山に登るときには火山性ガスの予備知識が必要だと思う。

その遭難が起きてから沼の平を通る登山道は閉鎖された。

俺が愛する吾妻山は、

噴火の恐れがあるのは一切経山に限られている。

一切経山の東南には江戸時代の爆発と言われる旧火口があり、北に隣接する大穴火口では今も噴気活動を続けている。

この大穴火口は1893年(明治26年)に爆発を起こし、

火山調査を担当していた農商務省・地質調査所の技師三浦宗二郎氏と技手西山惣吉氏の二人が、噴出した火山岩に打たれて遭難死している。

その遭難碑を通り一切経山に登っていたが、噴煙が大きくなり火山性ガスが噴出していることから登山道が閉鎖されている。

いつも吾妻に登るときは、浄土平駐車場の車の中に泊まっているが、夜の静かな時に噴煙の噴出する音が大きく響いている。

もしここで噴火が起こったらと思うとぞっとする。

御嶽山でも火山性微動が続いていたというが直前まで噴火の兆候はなかったという。

山はいつも静かなままだということはないだろう。

登山は火山性ガスや噴火だけでなく、地震や気象の急変、登山道の迷いによる生死にかかわる危険性がある。

安易な気持ちで山に登ってはいけないと思う。

いざ、山の中で何かのアクシデントに見舞われたらどうするか?

いつも一人登山の俺も注意しなければならないですね。


紅葉が呼んでいる~(^○^)

2014年09月28日 19時09分25秒 | 登山・滝めぐり

新聞に浄土平の紅葉が見ごろになったという記事が載っていた。

月曜日に行った時にはもう少しだったが、山の秋の深まりは急速に進んでいるんですね。

行きたいけど明日から2週間休みなしの仕事だ~(*_*)

行くとしたら、東北オープンが開催される体育の日近辺しかないな?

それまで紅葉が持ってくれるだろうか?

なんとか時間を作って行ってみたい!!


吾妻へ行ってみた!!

2014年09月26日 19時44分17秒 | 登山・滝めぐり

全国レク大会が終わった次の日は福島市でちょっと所用があったので、南相馬へ帰らずそのまま3泊目に入った。

大浴場のあるホテルで久しぶりにゆったりした風呂に入ることが出来て身体がちょっとリラックス。

ほぼ貸切だからバブルの中でのぼせそうになるくらい長湯してしまった。

さすがに3日目の夜は外飲みに行く元気が無く部屋のみで我慢。

ホテル隣のスーパーで買い出し。

全国レク大会の準備から運営まで頑張った俺の胃袋にはちょっと豪華なエビス様を与えたよ~(^^)v

でも3本飲んだらいつの間にか寝てしまっていたけど(*_*)

このホテルは朝食付きでも4900円と格安。

その朝食がおいしいんです。

全国レク大会の宿泊先がここだったらよかったのに6500円もするホテルはいまいちだったよな。

別に急ぐことはないのでゆっくり朝食タイム。

久し振りに朝から和食と洋食を腹いっぱい堪能してしまった。(写真は第一弾の和食)

前が書きが長すぎたけど、本題は吾妻へ行った話なんです。

福島市で所用を済ませ、12時ちょっと前位に高湯方面から浄土平へ向かった。

天気がよく福島市の眺めがいいので、途中つばくろ谷で紅葉状況を確認。

紅葉はまだまだでした!!

浄土平は月曜日なのに多くの観光客でにぎわっていました。

今回は身体が疲れているので山へは登らず浄土平の湿原を散策する。

山の上の方は紅葉が始まっていると言ってました。

かすかに上の方が色づいているのがうかがえましたよ。

姥が原や鎌沼周辺のナナカマドは真っ赤に色づいているんだろうなぁ~!!

浄土平周辺も今頃は見ごろになっているかもしれません。

山は気温12℃で寒いくらいです。

最近の噴煙はいまいち元気がないような気がするな?

今年も無事にエゾリンドウを見ることが出来ました。

ちょっと時期が遅かったかもしれませんね。

ヤマハハコの花も終わりに近いです。

花をクローズアップしてみました。

小さな花ひとつひとつがしっかりとした花なんですね。

紅葉している木々も少しだけ発見。

秋が急速に下の方に進んでいるんですね。

ススキと吾妻小富士。

最高の天気で登山日和なのに・・・・・!!

帰りは土湯方面へ。

写真ではうまく写ってないけど、磐梯山と猪苗代湖の景色が最高にきれいでした。

帰りに幕川温泉に行こうかと思ったが、急激に睡魔が襲ってきたので見晴らしのいいところで仮眠。

結局、時間が過ぎて温泉は断念してしまいました。

残念!!


夏の吾妻へ 2

2014年08月14日 09時38分32秒 | 登山・滝めぐり

夏の吾妻へ1の続きです。

午後から天気が崩れる予報なので軽く朝食を食べて6:30頃に出発した。

快晴ではないものの雨が降りそうな雰囲気ではない。

気温も18℃くらいか爽やかな風が吹いて快適です。

吾妻の噴煙も今日はおとなしいようであまり吹き上げていません。

今日は午前中で下りる予定で、俺の脚で約4時間の行程。

浄土平 → 酸ヶ平 → 一切経山 → 酸ヶ平 → 姥ヶ原 → 浄土平

いつもは左の姥ヶ原を目指すが、今日は酸ヶ平を目指す。

ここの登山道も高山植物が豊富で花を眺めながらゆっくりと登る。

途中若者のグループ2パーティーに追い越された。

若い人たちは凄いね!!

シラネセンキュウ?

ヤマハハコ

ススキが穂を出していました。

ナナカマドで赤く色づいている物がありました。

クロマメノキ

ブルーベリーのようで美味しそうに見えます。

夜は一台車がなかった駐車場に徐々に車が集まってきています。

7:10 酸ヶ平到着。

ここから一切経山を目指します。

晴れているのでこのまま天候が続けば久しぶりに魔女の瞳に会えるか?

酸ヶ平小屋からのきつい登りを登りきるあたりで風が強くなりガスが迫ってきたと思ったらあっという間に白一色に染まってしまった。

ここから山頂まではあと600m。

これではダメかと思いながらも山頂を目指す。

8:00 山頂到着。

山頂はガスで何も見えません。

すでに到着している2つのパーティーも俺が到着すると魔女の瞳に会えなくて残念がりながら下りて行きました。

俺はいつもの風よけに石が積み重ねてあるところに退避して休憩。

お湯を沸かしてコーヒーを飲みながらガスが消えるのを待つことにした。

朝ごはんに持ってきたのは松月堂さんのクリームたっぷりクリームパン。

お湯が沸いてコーヒーをドリップしているときに雨が降り始めた。

なんでこうなるのよ!!

雨具を身に着けて雨が降っても開き直りながらコーヒーを飲んだ。

すると、通り雨のごとく雨が止んでガスが晴れ展望がよくなった。

この瞬間を見逃してはいけない。

待ったかいがあって魔女の瞳が姿を現してくれました。

この日の眼の色はエメラルドグリーン?

写真ではうまく写らないけどすごくきれいな色です。

すっかりあきらめていたのにこれだけの展望が眺められ満足です。

わずか15分位の時間でしたが山頂からの展望を独り占めすることが出来ました。

山頂の空気大感謝塔に別れを告げ下山を始めると下から多くの人達が登ってくるのが見えます。

しかし、この展望も俺が下山を始めてすぐに終わりを告げました。

そこから先は強い風と雨の中です。

雨と風が強いので酸ヶ平から鎌沼を通り浄土平へ下山し終了。

時間が10:00とまだ早すぎるので、傘をさして湿原を散策。

ウメバチソウ

シラネセンキュウ

アキノキリンソウ

今回の山行では新しいカメラのテストも兼ねたけどまだまだだね。

これからちょっと工夫していこう!!

次はリンドウの咲くころに来たいけど時間が作れるだろうか?

全国レク大会が終わったころはもう紅葉だろうな。