今年も元旦からテレビで駅伝を応援する3日間が過ぎてしまった。
元旦は全日本実業団のニューイヤー駅伝。
南相馬市小高区出身の今井正人選手はエースが揃う4区で区間2位の好走でトヨタ九州を2位に押し上げた。
富士通の柏原選手が故障で欠場したのが残念だったが、箱根駅伝で活躍した福島県出身選手が多く活躍しているのがうれしい。
そして、2日と3日は箱根駅伝。
優勝した東洋大学の酒井俊幸監督は石川町出身学法石川高校卒、
2位の駒澤大学の大八木弘明監督は会津若松市河東町出身会津工業高校卒、
そして、最下位だったが国士舘大学の下重庄三監督は塙町出身学法石川高校卒、
と出場23大学中3校が福島県出身の監督なのでどの大学を応援していいかわからない状態だったが、
やはり福島県出身の走りを見守った。
東洋大学は4区に学法石川高校卒の今井憲久選手が力走し往路優勝に貢献した。
そして、昨日の復路のトップは南相馬市小高区出身小高工業高校卒の日下佳祐選手が区間4位の好走見せてくれた。
原発事故により家族がばらばらになり、両親は新潟県、祖母は一人で南相馬市の仮設住宅で生活している。
これまでなかなか活躍できなかったが最終学年でメンバー入りを果たした。
箱根駅伝総合優勝のメンバーに名を残せたことは素晴らしい事だと思う。
これからの活躍に期待したいですね。
大八木監督率いる駒澤大学は出雲駅伝や全日本大学駅伝で優勝してもなかなか箱根駅伝で勝てないでいる。
2位でゴールする選手を待っている選手たちの沈んだ姿を見ていると箱根駅伝へかけていた気持ちが感じられました。
トップをとれるチームにとっては2番ではダメなんですね。
対照的に全然ダメだったのが国士舘大学。
下重監督は福島県田村高校を長年指導してきてトップクラスの選手を育ててきた人なのになぜだろう?
終始最下位を走り続けてきた姿には残念だった。
年齢が近く一緒のフィールドで走ったことのある人なので以前から応援してきたが残念です。
監督になって最初の箱根駅伝。
今後の活躍に期待したいと思う。
レース中に流れるサッポロビールのCM
90年のこれまで箱根駅伝で活躍してきた選手がタスキを繋ぎながらメッセージを送るCM
5人の中に3人の福島県選手がタスキを繋いでいる。
福島県からも世界に通用する素晴らしい選手が育っているんだとうれしくなります。
毎年楽しみにしている箱根駅伝。
来年は福島県出身監督のチームが上位で競うのを見たいですね。