早いものであの日から2年10ヵ月が過ぎてしまいました。
久し振りに小高区のJR小高駅に行ってみました。
JR常磐線は原ノ町駅から南へはいまだに再開されないままなのでJR小高駅もひっそりと静まり返っています。
津波が押し寄せた周囲はきれいに整備されましたが、駅の中はあの日のままです。
振り返ると小高の街並みが見えますが誰もいません。
近くで家の修繕工事をしている音が町中に響いているような気がします。
駅前にある観光案内マップ。
以前は小高区にもそういう賑わいがあったんだと感じさせられます。
駐輪場にはびっしりと自転車があの日から2年10ヵ月主人が迎えに来るのを待ってます。
たぶん迎えは来ないと思いますが・・・・・?
駅の東側に広がる田園地帯は瓦礫が撤去されたものの被災した車はあの日のままです。
小高区の警戒区域は解除され自由に出入りできるようになったものの復興にはまだまだ長い月日がかかると思います。
最近発表された帰還日は平成28年に決定したようです。
あと2年、小高区民のみなさんにとっては本当に長い年月でしょうね!!
今日の新聞に常磐道の「広野IC~富岡IC」間が来月末に再開通するという記事が載ってました。
常磐道は震災前の状態に復旧することになります。
工事中だった「山元IC~相馬IC」「南相馬IC~浪江IC」は今年中に開通予定です。
高線量地域の「浪江IC~富岡IC」は平成26年からそう遠くない時期に開通予定となってました。
国道6号線も制限はあるものの通行可能となったので以前の不便さからは少し解消できたと思います。
少しずつではあるが復興へ向けた動きが見えるのはうれしい事だと思います。
これで除染さえ早期に進めば多くの市民が戻ってきて以前の賑わいに近づくはずなんだけど。
これからの南相馬市がどういう方向に進んでいくかは、19日に行われる南相馬市長選挙にかかってきますね。
今日の太平洋はあの日の大津波がうそのように静かな波でした。
この波のように穏やかな南相馬市になってほしいものです。