あと2時間で仕事が終わるという時に突然襲ってきた。
烈しい揺れが始まったと思ったら携帯のけたたましい警報音。
「福島県沖で地震発生。強い揺れに備えてください」
速報では震度5以上、
東日本大震災を一気に思い出してしまった。
会社の制御室に警報が鳴り響く。
少ないメンバーで広いエリアの処置に走り回る。
あの時の経験があるからかスムーズに短時間で処理完了。
やはり身体はあの時のことを覚えているんですね。
何をすればよいか、
みんな自然と身体が動くことを実感したようです。
そのおかげで被害が無く運転を継続することができた。
ラジオをつけて情報収集。
揺れが収まってすぐ「津波警報発令」。
「沿岸部の方は直ちに高台など安全な場所へ避難してください。」
津波で被災してから「津波警報」が発令されると車を高台りに移動させる。
ラジオの情報では3mの津波が到達予定。
相馬で90cmの津波が観測されたという。
26mの高台にあるので10m以上の津波でなければ大丈夫だろうと判断し、
そのまま運転を継続する。
津波警報が発令されると沿岸部へ通じる道路が封鎖される。
そのため一時的に会社が孤立する。
結局交代要員が出社できたのは10時頃。
沿岸部の高台で海を見ていた人の話だと、
津波到達時に新しくできた防潮堤の上まで波しぶきが上がったという。
とりあえずは嵩上げした防潮堤のおかげで内陸まで浸水することが無かったようです。
でも、
10mを超えたら果たして対策に効果があったろうか?
10時過ぎに無事に帰宅の途につくことができました。
勤務時間14時間。
長い夜が終わった瞬間です。
メール等で多くの皆さんからご心配頂きましたこと感謝申し上げます。
ありがとうございましたm(__)m