今日の新聞に「政府 食品の検査対象縮小」の記事が載っていた。
放射性セシウム検査をこれまでの検査結果から、検出されない食品が多くなってきたので検査対象を縮小すると言うものだ。
確かに検出されない食品がほとんどになってきている。
しかし、その情報についてはホームページで公開しているだけで全ての人がわかる状況ではない。
どの食品は安全ですよとすべての消費者がわかるようにしなければ「風評被害」は無くならないと思う。
それだけ国は福島県の風評被害に対して深刻に考えていないと言うことか?
同じ新聞に「原発事故影響で産地選ぶ3割」の記事も載っていた。
農産物を購入する際に、「放射能汚染がありそうな産地を避ける」ことが、
「いつもそうしている」は14.7%
「そうする時が多い」は18.7%
ここまでが33.4%
すべての品目について放射性セシウムの検査を行い「安全ですよ」と言っても、
3人に1人は福島県産は避けていると言う結果になる。
「たまにしている」は21.6%
「全くしていない」は39.8%
それ以外は不明だが、
「全くしていない」人を除き約60%の人がいまだに産地を気にして購入していることになる。
この数字は本当に深刻な問題だと思う。
だから南相馬の米も売れないんですよ。
国では農産物や加工品の放射性セシウムを検査しホームページで公開していますと言う。
そのホームページを見ることが出来ない人たちはどうなるんだよ!!
もっと国民全体に情報がいきわたるように考えないといつまでも「風評被害」は無くならない。
安易な考えで検査対象を縮小しより情報が少なくなるとどうなるか?
本当にこれで大丈夫なんでしょうかね?
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