先週からいよいよ我が家の田んぼの除染が始まった。
除染業者からのアンケートに今年も作付を見合わせると答えたので後回しになるのかと思ったが、
ぎりぎり年度末に実施された。
除染の方法は、
震災後田んぼを管理するために耕起を繰り返していたので、表土の削り取りはできない。
耕起を繰り返してきた田んぼに実施する方法は、
耕土厚30cm以上はプラウによる反転耕。
耕土厚30cm未満は約20cmの深耕。
我が家は耕土厚が30cm未満なので深耕が実施されている。
作業内容は、
ロータリーによる深耕 → ゼオライト散布 → 肥料散布 → 耕うん
の順で行われる。
散布量は、10a当たり
ゼオライト 500kg
けい酸カリ 30kg
ようりん 40kg
堆肥 400kg
の基準で行われているはず。
作業内容を見ていたが、
最初のロータリーによる深耕は行われず、まず最初に堆肥が散布されていた。
その後にゼオライトを散布してから他の土壌改良剤を散布するはずが、
ゼオライトと土壌改良剤を混合してあるのか散布は1回だけ。
ゼオライトの散布量は10a当たり500kgだから田んぼの表面が真っ白になると思ったが、
これで500kg/10aの割合で散布されてんのかな?
最後は耕うんでこれが深耕?
説明会の作業内容とはだいぶ違って作業が省略されているような気がするけど?
昨年作付した米からはセシウムが検出されなかったから、
気休めの除染になっているのか!!
馬事公苑の除染もそうだったけど、最近の除染は手抜き除染が多いような気がする。
農地除染を請け負っているのは清水建設。
作業をしているのはその孫請けくらいの会社か?
とても大手の建設会社が受注して監督している仕事ぶりとは思えないような事が起きている。
国民が収めた多額の税金が投入されている除染。
こんな無駄な作業をやったところで果たして風評被害は払拭されるとは思えない。
ここの田んぼはこれから基盤整備が行われる。
果たしてこの除染が無駄な税金投入に終わらなければいいんですけど。
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