村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

久し振りの吾妻

2012年08月18日 19時55分20秒 | 登山・滝めぐり

17日の午後、突然思い立って吾妻山に出かけることにした。

天気予報を見るとあまり良い天気に恵まれそうもないが、とりあえず浄土平に行き18日の天候次第で登ることにした。

14:00過ぎに原町を出発。福島市内で食料をゲットし山を目指した。福島市は最高の天気で猛暑だったが山を見ると雲に覆われている。夜少しでも晴れて星が見えることを期待した。

磐梯吾妻スカイラインは今年も無料で通行できる。ありがたいですね。以前は夜間ゲートに係員がいなくなってから通過して料金を浮かしていたが、そんなことを考えないで明るいうちに向かうことができます。

浄土平到着が17:30頃。小雨が降りだしていた。

今夜は星を見ながら涼しいところで飲み明かそうと思ったがダメでした。ランタンを整備して持って行ったのに無駄だった。残念!!

仕方がないので、急遽、車の中を整理して車の中で飲むことにした。

今日のメニューは、水餃子とおしんこ盛り合わせとタコキムチとカッパ巻。ポンコツラジオは電波が悪く雑音だけなので、のんびり読書をしながら眠くなるまで充分飲ませていただきました。満足 満足

翌朝は早めに起床したが相変わらず雨が降っている。噴煙も快調に噴出してますね。夜、静まり返ってるときには「ゴォー ゴォー」と音が聞こえますよ!!

雨が強いのとガスがかかっているので少し様子を見ることにした。以前だったら雨具をつけて登る気持ちがあるんだろうけど今は無理だな。でもあの雨の中を登っていく人は多くいましたね。すごいですよ。俺がだめなだけかな?

11:00過ぎに雨が小やみになりガスが晴れてきたので登ることを決意した。この道を歩くのは2年ぶりかな?毎年この山が好きで登っていたが昨年は登る気になれなかったからやっぱりそのくらいになるかもしれない。

吾妻山の活動が活発になり噴煙が出始めてから一切経山への登山道が閉鎖になり、酸ヶ平(すがだいら)をまわっていかなければならなくなりましたので遠回りになります。

いつもだと姥ヶ原(うばがはら)から東吾妻を往復して、鎌沼を通り一切経に上り浄土平に下山するコースを取るのですが、今日は時間がないので酸ヶ平から一切経を往復するコースを考えました。時間にしてゆっくり歩き3時間かな? 下山予定を15:00と検討付けました。

いつもだとこの分岐から左方向の姥ヶ原へ行きますが、今日は右の酸ヶ平へ向かいます。

登山道の脇には高山植物が咲いています。ナナカマドで赤く紅葉している物も見受けられました。

山はもう秋を迎えるんですね。ススキも穂を出し、コケモモの実も赤く熟しています。

順調に登って行きましたが、酸ヶ平までもう少しという所で「ゴロゴロ」という雷の音とあたりが真っ暗になってきた。酸ヶ平には避難小屋があるのでそこまで登って様子を見るか下山するかを迷いました。下山するにも30分位かかるのと雷にぶつかると下山時間が遅くなるので降りることを決意した。

でも、雷が鳴っているのに登っていく人はいますね。山での雷の怖さを知らないのかな? 俺は以前に山の中で突然雷に遭遇したことがありました。光ったと思ったらすぐに大音響が響きましたからね。あの恐怖はありませんよ。幸い避難小屋の近くだったからすぐに逃げ込むことができたけど、何もないところでは防ぎようがありませんからね。

下山中も焦らずにゆっくり高山植物を眺めながら降りてきました。リンドウが咲き始めているかなと期待しましたがまだまだですね。たぶんあと一週間くらいかな? 9月の初めにリンドウを見に来たいですね。

無事に雷に遭わずに下山して着替えてから車に乗ったとたんに豪雨と雷が襲い掛かりました。やっぱり下山が正解でした。正確な判断をした自分をほめてやりたい!! すれ違いに登って行った人たちは避難小屋にたどり着いたのか心配です。かなり激しく雷が落ちていましたから恐怖でしょうね。あの豪雨の中を下山してくる人も多くいました。雷が落ちているのに無謀ではないですかね。あっという間に登山道は冠水していました。やっぱり山の天気は怖い!!

2年ぶりにチャレンジした登山でしたが、またしても自然の猛威に阻まれてしまった。また来月時間が取れたらチャレンジしたいですね。今度はきれいな星空ときれいなリンドウに恵まれるのを期待したい。


岩代屋敷大王

2012年08月17日 09時18分32秒 | 美味しかったもの

福島市の「まるきん」と「アンナガーデン」で買い物がしたいと言うので福島市まで出かけた。

昨日の福島市は暑かった~!! 36℃ありましたよ!! 俺にとっては買い物を付き合うだけで苦痛だった!!

あまりにも暑いので昼は蕎麦が食べたいとなった。そういえばずっと昔によく行った蕎麦屋があったのを思い出し行ってみた。

高湯街道沿いにある「レストラン岩代屋敷大王」。行ったのは30年位前だから大丈夫かなと思ったが、健在でしたね。なんか雰囲気も変わったような気がするけどずいぶん昔の話だから覚えてないよな? 別の店舗には数年前に行って蕎麦を食べているので蕎麦は大丈夫でしょう。

平日は昼14:30でラストオーダーらしい。入店が14:20頃だったのでぎりぎりセーフだった。

俺が注文したのは薬師そばと天丼のセット(名前を忘れた)1,270円、妻は孫薬師なめこ海老天ざるそば1,490円。

最初に運ばれてきたのは、ゴマとすり鉢。ゴマをすりながら料理を待つらしい。そういえば別の店でもみんなでゴマすりをしたのを思い出した。ゴマをするとあの香りが何とも言えなく食欲をそそりますよね。すごくいいアイデアだと思う。ゴマをすりながら待つこと15分位で料理が運ばれてきました。

天丼は小どんぶりでちょうどいい量ですね。天ぷらも海老、ナス、大葉、インゲン、サツマイモ、舞茸と小さなどんぶりにたっぷり入ってます。蕎麦もボリュームがありますよ。なんといってもつめんつゆが多く付いてくるのがいいですね。めんつゆに薬味とすりおろしたゴマを入れて食べます。ゴマの香りが香ばしくて最高ですよ。妻の料理は写真撮るの忘れた。妻の方はなめことおろしと普通のネギの薬味を楽しめるんですが、なぜか最初に全部入れてしまったらしい。「いろいろ薬味を楽しむんじゃないの?」と言ったら気づいたらしく「早く言ってよ!!」ときれていた。バカなやつだ!! でも海老はデカくてうまそうだったな。

けっこうお客さんがあるみたいで団体の予約も入ってましたね。暑いときにはやっぱり蕎麦がおいしいですね。メニューには洋食メニューもありましたから蕎麦以外のものも食べることができます。

福島市でそばを食べるんだったら「岩代屋敷大王」がおすすめですね。

隣に併設されている「桃里庵(とうりあん)」というお菓子屋さんがあります。そちらにも入ってみました。

ここで有名なのが「いもくり佐太郎」140円というお菓子で、テレビ番組で紹介されてから有名になったらしい。サツマイモと栗と生クリームを混ぜて作った和風スイートポテトだそうです。ほくほくとした食感なのにクリーミィーでおいしいですね。思わず買ってしまった。店員さんもすすめるのがうまいよな!!その他に興味があったのが「白い珈琲ぷりん」270円。白いのにコーヒー? 店員さんが言うには、コーヒー牛乳みたいな味? 食べてみたらほのかにコーヒーの香りがする。やっぱりコーヒー牛乳? でもコーヒー牛乳よりは上品な味がする。

そこから高湯街道沿いにあるJA新ふくしま農産物直売所「ここら 吾妻店」で桃を購入することに。

桃は「あかつき」が最盛期を迎えているので大きくておいしそうなものがたくさん販売されていましたよ。昨年は放射能の風評被害で売れなく困ってましたが、今年はお盆の最後と言うこともありお土産に買っていく人でにぎわっていました。桃生産農家の方もちょっと安心でしょうね。

俺は「あかつき」の大玉10個入りを2箱購入した。これで1箱1000円ですよ!! 1個100円は安すぎませんかね?。1個食べてしまってからの写真ですけど甘みと酸味が絶妙ですね。やっぱり桃は「あかつき」ですよ。


那須観光

2012年08月14日 18時20分23秒 | 旅行・温泉

土曜日に孫たちが帰ってきて日曜日にどこかへ連れて行けと言うので、急遽「那須どうぶつ王国」へ行くことにした。

ところが、朝いつまでも寝ているので行かないのかと思っていたら「行く」と言うので仕方なく行くことにした。出発したのが10:30ですよ。ちょっと時間にルーズすぎないかな? ナビの予想時刻は13:00だから遊ぶことはできるだろう、渋滞にかからないことを祈るばかりだった。

高速道路は下り線がひどい渋滞だったが上り線は通常よりすいていた。いつも那須ICで降りるのですが、ナビでは白河ICを案内しているのでナビの通りに行ってみることにした。それが正解でしたね。那須どうぶつ王国へは白河からの方が近くて道路がすいている。かなりスムーズにナビの予想到着時間で行くことができました。

しかし、到着間際から激しい雨が降りだした。とてもどうぶつ王国の中で遊べる状態ではないのでそこはあきらめて別の場所を検索した。

屋内で遊べるところはで検索するとほとんどミュージアムだったが、子供たちが喜ぶようなところはで検討した結果「那須昆虫ワールド」に行くことに。

「那須昆虫ワールド」というから結構いろいろな昆虫が展示されている水族館的なものを予想していたら予想以上にすごい建物だった。

入場料大人1000円、小中学生500円。これだけの施設でこの料金はちょっと高くないのかな? そう感じたのは俺だけかな?

世界のカブトムシやクワガタの標本が展示されている。小さな森の中の木にはたくさんのカブトムシの標本が張り付けてある。世界の珍しいカブトムシやクワガタを高く販売している。すごいですよね。

でも救いだったのは、100円払って誰でも参加できるじゃんけん大会。豪華昆虫が賞品となっていた。5名分の500円を払って参加した。でも、俺と妻は最初はグーの次にグーを出して1回で敗退。ちょっと違うのを出せよ。と非難したら俺の勢いにつられてグーを出してしまったと言われそれ以上文句を言えなかった。娘と孫たちも早々に敗退してしまった。残念。最後に期間限定の子供だけ対象に行われる昆虫釣り大会に孫たちは参加。見事カブトムシをゲットしたのでそれで満足したようです。

そこを出たのが15:30でもう残り時間がないので、次は隣にある「那須テディベア・ミュージアム」へ行くことにした。夏休みだからどこも結構混んでますよね。入場料が大人1000円、小学生600円だった。こちらは世界の珍しいテディベアが展示してあるので入場料的には納得いくものだったが、男の子にはちょっと向いていないのかもしれないな。でも、特別展示で隣のトトロ展をやっていたからそちらの方は喜んでいたみたいだった。

次は「アジアンオールドバザール」で買い物をすることに。閉店時間まで1時間しかないのだが女たちはのんびり時間を気にしないで見ている。結局閉店の18:00を過ぎてものんびりしていた。どうやら閉店時間を知らなかったらしい。

遅くなったので夕食を食べて帰ることにした。孫たちに何が食べたいと聞いたら「ステーキ」だと言うではないか。生意気な孫達だと思いながらも仕方なくステーキの店を選ぶことにした。那須街道沿いにある「ダイニングキッチン あ・かうはーど」がおいしいと聞いたことがあるのでそこに決めた。

俺と娘と小学生の孫は「黒毛和牛トリオプレート」黒毛和牛のハンバーグとサイコロステーキ、ソーセージがセットになっているものを注文。妻は「魚介のミックスグリル」那須に来てなんで魚介を食べるんだろうな? 幼稚園の孫はビーフカレーを注文。久し振りに肉を食べた!!と思うくらいにボリュームがありましたね。おいしかった~!! やっぱり少々高くてもおいしいものを食べた方がいいですよね。みんな満足したようなので安心。

帰りは高速の渋滞が解消されていることを祈りながら帰ってきましたが、高速は渋滞なしになっていたのでよかった。でも所々で雷雨が発生していて豪雨の中の走行は疲れました。そして、真っ暗な飯館村を通ると最後にどっと疲れがきますね。

日曜日は孫たちが満足してくれたのでよかった。昨日と今日はお墓参りをして、夕方、山形の避難先に帰っていった。今は台風が去ったように家の中が静かになっています。孫たちがいるとうるさく感じますが、やっぱりいなくなるとさびしくなりますね。


あの日から1年5か月

2012年08月11日 19時27分43秒 | 南相馬の話題

3.11東日本大震災が発生してから今日で1年5か月が経過した。

3.11前、南相馬市には71,561人の方が生活していた。地震、津波で犠牲になられた人、原発事故で避難された人といろいろあるが、1年5か月経過した今は44,959人の方が生活している。3.11前の約63%である。

自宅で生活している方は、34,588人。

市内の知人宅や借り上げ住宅で生活している方は、5,052人

市内の仮設住宅で生活している方は、5,339人

原発事故により避難を余儀なくされている方は全国各地に散らばってしまった。いまだに19,383人の方が避難生活を送っている。震災前の約27%である。

その他、3.11以降亡くなられた方が1,756人。転出された方は5,272人いる。約7%の方が南相馬市を去っていった。

亡くなられた方の中には震災関係で亡くなられた方がいる。震災関連死が947人に達した。津波の犠牲になられた方は636人でしたが、その後に発生した原発事故により、緊急に避難を強いられ亡くなられた方、度重なる避難先の移動や遠距離の避難を強いられたこと、長期の避難生活で寿命を縮めてしまわれた方が311人いるそうです。先日も「旧警戒区域」内の自宅に戻り自ら命を絶ってしまった方もいます。これから先まだまだ困難な生活を強いられていくので、「災害関連死」は増えて行くことが予想されるでしょう。

「旧警戒区域」のインフラ整備が整うには後2年の歳月を要するそうです。3.11から1年5か月だからこれまで以上の期間、避難生活を続けなければならないことになります。これまでの避難生活でもストレスから病気になられる方が多くなっているのに、後2年間なんて大丈夫なんでしょうかね。

今、津波による犠牲者のもっとも多かった南相馬市萱浜地区で追悼花火の打ち上げが行われている。雨が降りだしてきたが無事に開催されています。俺の部屋からもはっきり見ることができます。静まり返った町全体に花火の打ち上げる音が響き渡っています。

本来、花火が持っていた「追悼」と「復興」の意味を込めて。被災した一つ一つの町が、自らの力で花火を打ち上げることで、東北を、日本を、明るく、元気にと企画されたようです。 

今日は亡くなられた方のご冥福を祈り、花火を見ながら静かにビールを飲んでます。


生態系変化?

2012年08月09日 22時36分35秒 | 日記

最近、旧警戒区域内にある俺の会社でネズミが大発生?してその駆除に苦労している。

会社の製品がネズミにかじられて気が付いた。会社創業以来こんなことが発生したことがないような気がする。

俺の机の上に置いたお菓子も次の日には食い荒らされていた。

急遽、粘着性のネズミ取りをしかけたら毎日すべてのネズミ取りにかかるくらいだった。これまでの数週間で百匹以上駆除している。

なぜこんなに一気にネズミが増えたのだろうか?

天敵となる蛇の姿を最近見ない気がする。蛇も食料となるネズミが多すぎて食べきれないのだろか?

警戒区域内に生活する人がいなく、作物の栽培もない。そこで異常発生したネズミたちが生活圏に進出してきたと思われる。

警戒区域内では動物界や植物界も生態系が崩れてしまったと思われます。

イノシシは南相馬の国道6号線を超えないだろうと言われてましたが、海岸付近まで進出してしまいました。会社の敷地内に日中姿を見せて人を怖がりません。

これって異常ですよね。

そのうち熊も現れるのでは!!

警戒区域内では以前家畜として飼われていた動物が野生化してしまった。それが今後どういう影響を及ぼしていくか不安ですよね。

人が生活していたのに突然人が姿を消してしまったらやはり野生化してくるのか、一度その環境に慣れてしまった動物たちは簡単には以前の状態に戻れないでしょうね。

警戒区域が解除され人が生活できるまではまだ数年が必要とされます。その間にその環境に慣れてしまった動物たちは人間とどういう対応を取っていくんだろか。

これから先また大変な問題が起きるような気がする。


別れ

2012年08月07日 19時52分11秒 | 日記

今日は24節気の一つで立秋です。

初めて秋の気配が現れてくる頃とされています。高い山では秋の気配が感じられてくるんでしょうね。でも、暦の上では一年の初めである立春から半年たって立秋を迎え、いよいよ後半の半年となります。立春が最も寒い時期であるのと同じく、立秋は最も暑い時期にあたるそうです。

やっぱり暦通りに暑い日が続きますね。この日の翌日から残暑と言うそうなので早く残暑が緩んでくれるのを期待したいです。

今日、地域の方の訃報が届きました。暑さに耐えられないのか最近亡くなられる方が多くなってきました。原発事故以来制限された生活を強いられてきたので、精神的にも体力的にも病んできた方が多くなっています。

別れにもいろいろありますが、震災と津波、その後の原発事故により多くの別れを経験してきました。

震災直後は避難によりこの地域と別れを告げみんな離れ離れになってしまいました。

津波の被災により生まれ故郷に見切りをつけてこの地を離れていかれた方も多くいます。

原発事故の避難により精神的に体力を奪われ亡くなられた方も多くいます。

病気になり遠くの病院で入院治療を続けている方も多くいます。もう戻って来れない方もいます。

精神的に病み会社に別れを告げた方もいます。今月も一人会社を去りました。

会社も軌道に乗らず他の工場へ異動を強いられた方も多くいます。

いろいろな形で多くの方と別れを告げてきましたが、それに立ち会うたびにむなしさと悲しさを感じます。

なぜこんな風になってしまったんでしょうね。本当にできる事なら3.11より以前にリセットしてほしいです。

南相馬でも多くの別れがあったが、ディスクゴルフでも悲しい別れが起きてしまった。

はらくにさんのブログを見たら、由利本荘市の「健さん」が7月末に亡くなったと書かれていた。

健さんには秋田に初めて遠征し大会に参加させてもらった時から大変お世話になりました。元力士だと言う割には優しすぎる性格でしたね。我々が秋田に行くといつも気遣ってくれました。そして、あの笑顔で励ましたくれました。秋田に行ったときに健さんがいないとなんかさびしい思いをしたものです。俺が崩れてしまった時も、健さんは「うまいんだから大丈夫だ」といつも励ましてくれました。

あの笑顔の健さんがいなくなってしまったと思うと残念でなりません。

また尊い人を失ってしまいました。

健さん、これまで励ましてくれてありがとう。そして、お疲れ様でした。安らかにお眠りください。

健さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


スポレク 南相馬

2012年08月06日 19時09分42秒 | ディスクゴルフ

昨年は中止を余儀なくされた「南相馬市スポーツ・レクリェーション祭」ですが、今年から開催できる競技を中心に再開されるようになりました。

南相馬市ディスクゴルフ協会は協会活動を休止している状態だし、ホームグランドの馬事公苑が使用できない状態なので今年も開催を見送ろうと思いましたが、スポーツ振興課のレク担当菊池さんのあまりにも落胆した姿をみてから何とかできないかと思案を重ねてきました。

以前、ワールドディスタンスで野馬追の祭場地である雲雀ヶ原の観覧席を利用してディスクゴルフコースを作りましたので、そこで開催できないかと思いつき関係方面と交渉をしてきました。

野馬追の祭場地は神社の所有地で、南相馬市観光交流課が申請の窓口になっています。しかし、観光交流課に直接行って申請はできません。まずは相馬太田神社の宮司に許可を得なければなりません。私は太田神社の氏子であり野馬追にも一昨年まで協力していたので、太田神社の宮司さんは断れるわけありません。快く承諾を頂きました。そして、今日、正式に申請を済ませることができました。満面の笑顔で喜んでくれたレク担当の菊池さんの笑顔が忘れられません。

いまだに南相馬市のスポーツ関係は厳しい状況にあります。屋外競技で大会開催ができない競技も多くあります。我々ディスクゴルフ協会も大会として開催するには、許可を得るのに非常に厳しい状況にあります。しかし、ただできないではなく、活動を再開するためには体を動かしていかなければなりませんね。

ということで、正式に「第13回南相馬市スボーツレクリェーション祭 ディスクゴルフ競技」開催が決定しました。

開催日は、平成24年9月23日(日曜日)

会場は、南相馬市雲雀ヶ原祭場地 観覧席特設コース(アップダウンを利用してスポレク大会にふさわしくない厳しいコースを準備します。安易な気持ちで参加した人、泣かないでくださいね。ルールに優しくコースに厳しい大会です。)

参加資格は、南相馬市民、震災前の南相馬市ディスクゴルフ協会会員、福島県でディスクゴルフを楽しんでいる皆さん、以上としました。コースの関係上県外の皆さんには申し訳ありませんが参加できないこととします。

参加申し込みは、私に参加表明をしただけでエントリー受付とします。このブログのコメントに書き込んでも可能です。気軽に参加してください。

定員は、9ホールなので36名(そんなに集まらないか?)と言いたいですが、多少のオーバーは大丈夫でしょう!!

参加料は、300円

募集部門は、オープン、レディース、シニア男女、レジェンド男女とし、二人以上で成立とします。

ルールは、レクリェーション大会ですのでローカルな優しいルールとします。使用キャッチャーはトラベラーを使用します。

表彰は、各部門の上位入賞者より賞品を授与いたします。入賞者数は当日までお楽しみに。賞品を提供して頂けれ方がおりましたら大歓迎です。

以上が主な内容ですが、各支部協会へは近日中にお知らせいたします。

南相馬市協会会員の皆さんもバラバラになってしまいましたので、運営に協力できる方が少ないと思われます。参加される皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

この大会をきっかけに協会活動が再開できるといいですね。

頑張りましょう!!


フジカキペア銀メダル

2012年08月05日 09時19分34秒 | スポーツ

昨日の夜は日本バドミントン史上初のオリンピック決勝に残ったフジカキペアのために眠いのを我慢し頑張って応援した。

無気力試合問題で失格組が出るなど波乱を呼んだ女子ダブルスだったが、フジカキペアは世界と互角に戦い奮闘を見せてくれた。

世界ランキングは4位だからベストのコンデションだと3位以上は取れると期待していたので本当にうれしい結果です。1セットは緊張したのか本来の実力が出ていなかったように思うが、2セットで実力を発揮してくれました。藤井選手の粘りと垣岩選手の攻撃力のコンビネーションがバッチリ合ってましたね。2セットを取っていれば金メダルが見えていたのかもしれない。でも、世界ランキング2位のペアと互角に戦えたという事実は今後生きてくるでしょうね。

注目されていたイケシオペアとスエマエペアは予選リーグで敗退してしまいましたが、新しいヒーローとしてフジカキペアがやってくれました。

史上初のメダルが銀メダル。世界の扉を開けることができたのでそれに続く選手が多く出てくれるのを期待したいと思います。

今の福島県では富岡高校のバドミントンが日本トップレベルの選手を輩出していますので、これから福島県からバドミントンオリンピック選手が出るかもしれません。次のオリンピックに期待したいと思います。

フジカキペアおめでとう!! そして、感動をありがとう!!


スポーツマンシップ

2012年08月04日 19時21分01秒 | スポーツ

ロンドンオリンピックのバドミントン競技予選リーグで無気力試合により8名の選手が失格となった。メダルを取るためには手段を選ばずと言うが、あの試合ぶりはあまりにもみっともなくひどいものだった。会場はブーイングに包まれていた。高い入場料を払い世界トップレベルのパフォーマンスを観戦に来た観客にとっては腹が立つのも当然の行為である。全世界が注目しているオリンピックであまりにもひどい子供だましの戦術を取ってはいけないと思う。たぶん監督やチームの指示で行った行為だと思うが、失格となった選手たちは一生この屈辱に耐えて行かなければならない。オリンピックで頂点を目指すために4年間大変な努力を重ねたきた結果が、無気力試合による失格である。選手たちにとっても気の毒な判定だったのかもしれない。

俺も30年近くバドミントンを続けてきていつも頂点を目指して頑張ってきたが、わざと負けるような試合をしたことはない。それは、対戦相手にとっても失礼なことになるからだ。でも、今回の試合はお互いに負けようと試合をしたから、あのような無気力な試合になってしまったのである。

「宣誓!! 我々選手一同は、スポーツマンシップに則り、正々堂々と戦うことを誓います。」というような言葉を開会式の選手宣誓で使われる。

「スポーツマンシップ」ってなんなんだろう?

スポーツマンシップってどういう意味ですか?と問われたら果たしてどれだけの人が答えられるだろうか?俺も漠然としか理解していない。たぶんこうじゃないかくらいではないだろうか。

国語辞典には、「正々堂々と全力を尽くして競技するスポーツマンとしての態度・精神。」と出ている。

ウィキペディアでは、スポーツで関係者に求められる精神論の一種。競技の上では競争関係にあるもの同士でも、競技を離れた際には友好関係を築くべきとするもの。つまり、スポーツのルールを遵守してゲーム(競技)を行っていく根本的な姿勢を言うのであり、スポーツを行う上での品性ないしマナーと言うことができるかもしれない。これらは、スポーツを行う選手に限らず、選手を指導するコーチや監督、また、スポーツに応援という形で間接的に関係するファンをも含めて求められる傾向がある。と載っています。

では、「スポーツマン」ってなんだろう?

辞書では、「運動能力に秀でた人」となっている。

よく「あの人はスポーツマンだ!!」という言葉には果たして運動能力が優れている人を言っているのだろうか? それだけではないような気がする。ただ運動能力が優れているだけで素行が悪い人はスポーツマンとは言われないような気がする。よく「スポーツマンらしく振舞え」と言われてきた。と言うことは、スポーツマンとはスポーツマンシップを実践できている人のことなんだろうか?

なんだかよくわからなくなってきた。

俺もスポーツ少年団の指導を行ってきたが、「スポーツマンシップ」と言う言葉が多く使われてきた。指導者は自分の言葉で「スポーツマンシップ」の価値を説明できなければならないと思う。少年たちにとってはスポーツを通じていろいろなことを学んでいく。ルールの大切さ、マナーの大切さ、選手同士の友好関係いろいろなことが生活の場でも生きてくる。

これからも機会を見つけて「スポーツマンシップ」を勉強していこう!!

ディスクゴルフでも最近マナーについての規定が詳細に厳しくなる傾向にあると思う。それにはやはりスポーツ選手としての品性に欠ける行為をする人がいるからだろう。

私も以前に大会を開催するのに、あまりにもマナーの悪さから大会出場を拒否できないかJPDGAに伺いを立てたことがあった。

同じパーティーでプレーするのにスローに集中できなくする言動、荒れた地のコースでプレーするのに裸足で草履ばき、地元で開催するのに運営に協力しない態度等いずれをとっても「スポーツマンシップ」とはかけ離れた行為だと思う。飲酒の問題もあった。プレー中に酒を飲みながらのプレーは大会を侮辱する行為と言えるかもしれない。

そういう行為が繰り返されるようになりルールでのマナーについての解釈が増えてくるのである。スポーツをする上での常識を考えれば、飲酒や服装や言動等、人の嫌がる行為や危険な行為は普通の人間であればできないはずである。

スポーツを競技する場合には、ルールとマナーを無視しては成立しない。スポーツするみんながルールとマナーを理解して初めて全力のプレーができるのではないだろうか。そして、結果は悔しくても、うれしくても満足するのではないだろうか。

「スポーツマンシップ」とは解釈は難しいかもしれないが、スポーツを楽しむ上では必要な言葉だと思う。


福島の農に生きる

2012年08月02日 19時42分19秒 | 農業

うまくは言えないけど「ふくしまって、いいよね」と思っていた。豊かな自然、温かな人情・・・・。そこにいるだけで、ほっとした。

優しく、美しい古里は東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で傷ついた。津波に大切なものを奪われ、放射能に県土が汚された。

今も信じられない「3.11」。「夢であってほしい」と、誰もが願った。

でも、福島は負けない。心を奮い立たせ、英知を集め、少しずつだけど、古里は再生へと歩み始めた。全国、そして世界の応援を力に。

みんなに伝えたい「ありがとう」の言葉。みんなに届けたい明日へのメッセージ。

福島民報社が中学生以上の県民を対象に初めて行った「ふくしまからのメッセージ」コンクール。そこで選ばれた最優秀賞の3人は、今、全世界が注目し熱い戦いをしているロンドンの地で、うつくしま復興大使として全世界へ向けて「ありがとう」のメッセージを送っている。

その3人の中に郡山市で農業を営み、震災と原発事故を体験した藤田さんがいる。俺も農業を営んでいるのでこのメッセージを読んでどんなに勇気づけられたかわからない。このブログをご覧の皆さんはメッセージをご覧になれない方がほとんどと思われますので、ここで全文紹介したいと思います。

福島の農に生きる 「福島を捨てる?そんなのもったいなくてできない」

メッセージコンクール一般部門 最優秀賞 藤田浩志さん(33歳 郡山市 農業)

 「人殺し」。この世に生を受けて30年余り、まさかこのような言葉を浴びせられるとは思いもよらなかった。私は農家の8代目。直接言われたわけではないが、福島県の農家をこう呼ぶ「人」がいる。

 悪夢のような地震と津波、そして原発事故。農業が続けられるか以前に、故郷に住めるかどうかもわからなかった、あの混乱を極めた一週間。何とか農業ができそうだと見通しがつき、やらずに後悔するよりやってみようと思い立った決意が一転、ネットでみた冒頭の言葉。精神的に追い詰められた一か月。

 でも、「人」はやさしくもあった。君の作ったお米と野菜はおいしいから、これからも食べるよ。協力できることはなんでもするから。うれしくてうれしくて。そしてある人の言葉。人間70億人もいればいろいろな考え方があるさ。

 わかったことがある。福島県に放射能が降り注いだ事実はもう変えられない。でも、そこから何を見出し何を生み出すか、可能性は無限にあるんだ。

 誰かが、福島県の農作物は危険で食べられないというなら、私は、福島県が世界一安全性の確認された農作物の産地になることを目指そう。

 誰かが、こんな所に子どもは住まわせられないというのなら、私は、自分の子どもが福島に生まれてよかったと思えるような家庭をつくろう。

 誰かが、怒り・哀しみ・絶望の目で「フクシマ」を見るのなら、私は、感謝・喜び・希望の目で「福島」を見よう。

 福島県の農業を復興させるのは誰? 国? 自治体? 否、否。うちら福島県の農家でしょう。

 「フクシマ」を悲劇の地として後世に語り継ぎましょうなんて、冗談じゃない。そんなのまっぴらごめん。あんなに大変だった「フクシマ」が、こんなに素晴らしい「福島」になるなんて!! そんな風に言ってもらえる、人生をかけるにふさわしいプロジェクトに携われるチャンスがあるのだ。

 福島を捨てて新天地を求める?

 そんなのもったいなくてできない。

 私は福島の農に生きる。

福島県の中通り・浜通りの農家は深刻な状況が続いている。でも、放射能が降り注いだ地からは放射能を取り除くことはできない。もうすぐ原発事故から1年5か月を迎える。これまで福島県の農家は放射能と戦ってきた。そして、放射能を少しずつ理解し農業を再開できるすべを見出してきたと思う。確かに放射能の影響がでる作物はある。でも、対策を取ることにより放射能を取り込まない作物も多く出てきた。

今、福島県で生産し出荷している農作物は全て放射能検査を受けて出荷している。福島産の農作物は全て安全であると言うことが証明されている。放射能が検出された農作物は絶対に出荷しない。福島県の農家はこれまでも農薬や化学肥料の基準を厳しくし「安全・安心」の農作物を作ることに心がけてきた。そして今は絶対に「安全・安心」な農作物を出荷している。

俺の家でも農作物の作付を開始した。トマト、インゲン、カボチャ、白菜、ナス、玉ねぎ・・・等品種を増やしてきている。できたものは全て放射性物質の測定検査を受けている。青果市場や農協を通して出荷する場合は、簡易検査ではなく正規の検査を受けなければならない。「未検出」のものだけが写真の測定結果報告書を添付し出荷可能となります。

今の福島県はこれだけの手間暇をかけなければ農作物を生産できません。でも、それを証明することにより日本中の皆さんが福島産の農作物を安心して食することができるのですから、面倒なんて考えられないでしょう。

販売している「福島県産」の農作物は安全です。安心して食べてください。

そして、食べることで非常に苦労している福島県の農家を応援してください。