武蔵野の平野には大小何本もの川が流れている。
ここ埼玉の大地には荒川の大河が、秩父山地を源流にして、
ゆったりと東京湾に流れ下っている。
今の所在地はこの大小もの河川がちょうど合流するところに位置している。
従って、過去には頻繁に洪水に悩まされて来た経緯がある。
昨年の水没然り。
コロナ禍で外出自粛ではあるが、
自転車でもってこれらの川の堤防につくられている
サイクリングロードを走ることは許されると思う。
まず、人がいない。
時折散歩の人とすれ違うが、
極めて稀である。
そういう訳で、自分に許可をして自転車で走る。
以前、荒川に沿って東京湾まで約60キロの走行を
何度か試みている。
戻りは、交通機関で。輪行。
疎水の大谷川からスタートして、すぐに小畦川を
横切る。そして、入間川に沿ってしばらく走ると、
いつの間にか荒川になっている。
川に沿って長い距離を走ると、その名称が変わる。
それが面白い。
荒川の上流も何本もの支流が合わさっているので、
源流も荒川と言うのか自分は知らない。
秩父あたりで確かに赤平川と呼んでいたかな。
貝の化石で有名なヨウバケあたり。
とにかく、
川に沿って走ることが未知のルートでも迷わない。
これは、以前走った
ドナウ川もライン川もロワール川にも言える。
どんな川にも言える。
また、上流へと進むと風景がどんどん変わり、
色んな発見もあり感動もする。
サイクリングロードは時には未整備のオフロードになるときがある。
砂利道、草道、ぬかるみ、水たまりそしてデコボコ。
これがまた愉快なのだ。
自転車のタイヤを38ミリ幅のオフロードように取り替えたので、余裕に走れる。パンクの心配無し。
むしろそのような道を選んで楽しんでいるのが今。
アホかな?
コロナ禍
家の中だけで過ごすことのできない性分の自分は、
今日も川に沿って走る。
やっぱりアホや。