鳥まり、参る!

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人生は芸術?こんなもん?

2019年10月28日 | 日記

あるレディーが

「この年になって、自分の人生を芸術にしたいなって思ったの」

と何やらロマンティックで哲学的なことをおっしゃった。

それってどういうことですか?と聞いてみると…。

「自分だけがよければいいとかね、地味でつまらない自分とかね、そうやって思うのはぜったいにやめようって思ったんだ。

 毎日の夕飯作りも庭の手入れも

 “こんな地味でつまんなくて誰にもうらやましがられないこと”

 って考えたくない。

 私は私の人生を芸術的に美しくするんだって思ったらやる姿勢も仕上がりも全部変わってくるでしょう?」

うんうん、確かに。

派手である必要なんかないんだものね。

自分がいいなぁ~って感じることができれば、それは素晴らしい自己肯定感につながる。

(夢想みたいな自己評価じゃなくてね)

「人生を物語みたいに眺めたときに、

 “私は、この登場人物、好きだなあ。

  いいヤツだなあ”

 って思える自分でいたいなって思うの。

 この前の日曜日に久しぶりに電車に乗って出かけたらね、奥さんが自分も疲れてるのに席をゆずってくれて、その心がとっても嬉しかったしとっても素敵な人だなって感じたり。

 トイレ並んでた時はおしゃれなお姉さんが大慌てで個室の忘れ物を
 
 “誰かこれ忘れた人いませんかー!!”

 って持って出てきて、出ていきそうになってた人が

 “あ、私です!!”

 って受け取れたのよ。

 彼女たちみたいな魅力的な登場人物でありたいわ~私

あ~…。

それはとっっってもわかります…。

(現在のこと話すと照れるので昔のことを話しますけど)

私もある時、とある人を大好きになった時は相手への気持ちだけでなく

「彼といる時の私って、なんか穏やかで良い人だなー。

 なんかこんな自分は人として好きだな」

と思ったんだよね。

で、そういう相性というか状態の時は色んなことが上手くいきやすい気がするし。

自分勝手教とでもいえそうなムーブメントが下火になりつつもしぶとく残っている昨今ではありますが、レディーの自分の命との向き合い方っていいな。

誰にも迷惑かけないしね

生きてるだけで誰かに迷惑をかけるときがあるのは仕方のないことだし、協力して作業するのは人生の必須項目だけど、いらない衝突や迷惑をかける必要ないのだから。

「私が主役!」

「俺が王子様!」

みたいな日本では長らくウケが悪かったナルシストっぽい捉え方って実は良い活用もできるんですよ。

「だからみんなホメて!

 チヤホヤして!!」

って他者承認を強制すると害悪でしかないし、本人もどんどん不安と不足感が増していきそうですが

(ナルシズムの根源は不安、というアレにつながってるわかりやすいお話です)

「誰がなんといおうと自分は主役なんだから、頑張るぞ!」

「綺麗なものを見つけるぞ!」

などなど他者承認以外のパワーにつかえたら最高だと思います。

レディーと違って

「私は人生は基本辛くつまんないもので、苦難は必須イベントだと思ってるんで」

と一見ネガティブっぽい信条で生きている若きレディーもいますが、

「だからこそ、ジタバタするだけムダ。

 エネルギームダ使いせずつまんない8時間労働を耐えて、趣味は楽しむ。

 ブラック企業に当たるのもよくある話だから、ヤバいとわかったらすぐ辞めて転職する。

 私の行いが悪いとかでなく、人生はクソ遭遇率が高いんだから仕方ない」

って考えていて、なかなかどうして?両者のキラキラ具合は似ているのだ。

どちらも他者承認で幸せを得ようとするのではなく

「自分で人生どうにかする」

「頑張りすぎない」

がベースだからかな。

違ってるようで似てる。

強い…。





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