恥とは？やっちゃいけないところで「興味ない」とはぐらかすこと。

【それでいい場合とダメな場合がある】

【恥・辱】はじ

１．恥じること。

２．名誉をけがされること。不名誉。恥辱（ちじょく）。侮辱。

３．恥ずべきことを知ること。名誉を重んじること。

【名誉】めい-よ

１．ほまれあること。良い評判を得ること。ほまれ。

２．名高いこと。有名。

３．道徳的尊厳、すなわち人格の高さに対する自覚。

　　また、道徳的尊厳が、他人に承認・尊敬・賞賛せられること。

【道徳】どう-とく

人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の行為の善悪を判断する基準として、一般に承認されている規範の総体。

法律のような外面的強制力を伴うものでなく、個人の内面的な原理。

【興味】きょう-み

物事にひきつけられること。おもしろいと感ずること。

はぐらか・す

１．はぐれるようにする。はぐれさせる。

２．焦点をずらして言いまぎらす。問題をそらしてごまかす。

…普段何も意識せず使っている言葉でも、こうやって改めて辞書でひいてみると色々考えさせられるし学び直させてもらえるものだなあ。

さて、本題。

「恥を知れ！」

という言葉は、どこかの学校で校訓になっていると聞いたことがある。

推薦入試の面接で聞かれたり、在校生が就活の時に話したりすると。

恥を知る。

恥とは何か。

人間として守るべきものは何か。

名誉とは何か、道徳とは何か。

…今の私は。

皆につながっている大きな問題…特に誰かが虐げられたり苦しめられたりしているとわかっている重大事案に対して

「あ、自分は興味がないんで。

　どうでもいい」

とはぐらかすことだと考えている。

そのどうでもいいは

「人の死も苦しみもどうでもいい、自分さえ良ければいい」

につながっているから。

そんな深い大きなことじゃないでしょ！と言うのだろうか。

そうでもないから人間怖いのだ。

そもそも

「やっちゃいけないところで」

って書いてる。

好みや軽い事象にはそれでいいんだよ、興味ないで。

でもそうじゃない重大なことが世の中にはありすぎる。

少し前に某有名人さんが

「選挙に行かないのも白票を投じるのも勝者に一票入れるのと同じだし、問題や戦争について興味ないから知らなくていいと思っているのは加害者に加担しているのと同じ」

というようなことをおっしゃっていた。

（ネットニュースで流れてきて読んだ）

…そういうことなのだ。

本当にそう…悲しいけど事実だよ。

論破できないからそもそも討論を避けようと

「興味ないんで」

と言って牽制する場合もあるのかなと思う。

でも論破なんて子どもじみたマウント問題じゃなくてさあ…自分の小さな小さな勝ち負けじゃなくてさあ。

そこに問題が、悲劇があるなら、せめて知ろうとするのが大人の務めなんじゃないか。

自戒…。

自分の欲望より自分の勝ち負けより、守らなきゃいけないものがある。

大人になったらそれくらいわかっていたいよ。

大人大人って書くときちんとした幼い人達に

「子どもとか大人じゃなくて人間でしょう！」

と叱責されそうだ。

ええ、本当にその通り。

…人として。

恥を知り、ちゃんと知ろうとする姿勢くらい持っていたい。