※をのひなおさんの人気漫画『明日、私は誰かのカノジョ』のまだ紙本が発売されていない部分までネタバレしているので、単行本派の方などネタバレが嫌な人はお気をつけ下さい※
【「救って」では人はなかなか変わらない】
『明日カノ』最新章は40代美女キャラ・江美さんが主人公です。
江美さんは故郷で
「学校で話が合う友達が一人しかいない」
「父親と仲が悪い」
など色々あって実家を飛び出し、東京へやってきた…という歴史を持つ。
多くの人に初対面で
「綺麗な人」
「美人さん」
と言われる美貌と、ふわふわ明るくかわいらしい雰囲気をフル活用してキャバクラのキャストとして働いていました。
しかっし。
キャバクラの世界は(たしか)
「25才になったらおばさん、よっぽどの才覚がなければ30才前には引退」
と言われるとてもとても厳しい世界。
だんだん売り上げが取れなくなり、ほぼヒモ状態のアマチュアバンドマンの彼氏に金をせびられ続けて吉原のお姐さんに転職。
やがて金を搾れるだけ搾り取って彼氏は他の女へと寄生先を変える。
(ここははっきりとは描写されていませんが、峰なゆかさんの『AV女優ちゃん』を読めばわかるとおりああいう生業の人がよくやる定番パターンなのでまず間違いないでしょう)
「もう彼氏に貢ぐ必要ないのに、大人になってまでなんでこんな仕事をしてるんだろう…」
と人生に惑っている時に街の占い屋さんで相性のいい占い師さんに出会って、占い師さんが店所属のときはそこまでではなかったのに独立したものだからどんどん依存させるように仕向けてきて…。
とまあこんな歴史で。
実家のお父さんが亡くなったのを転機に吉原を去り故郷へ帰ってきたところで物語がスタート。
それまでの歴史は今のストーリーと平行して江美さんが回想しながら明かされてきました。
いやー、江美さんね。
前章のルナちゃん編では年齢不詳の素敵な美女キャラだったのに、終盤でスピリチュアル依存であることが判明。
今までにない子どものような危うさを持つキャラなのでコメント欄では心配されっぱなし、叩く人も少なからず。
江美さんは故郷でかつての大親友・サチコさんに再会、勤務先のスナックでは海千山千な頼れるママさん、うんと年下だけどしっかり者で働き者な未来さん…といった素晴らしい女性達とご縁ができます。
な・の・にっ!!!
レター先生(依存させてる霊感・スピリチュアル商法の先生)にあっちこっち誘導されてはしくじってばかりなのです。
最新のメガネ氏うんぬんは大方の読者の予想通りに…(笑)。
宗○でも霊感商法でも悪徳占い・スピリチュアルでもそうですが、依存させて命と金をしぼりとる人たちは。
まともな人間関係を断絶させて孤立させ、自分にしか頼れないように仕向けるものなのだ。
引き離し、囲い込みなどと呼ばれる。
追い詰められれば追い詰められるほど戻れなくて、金や命を差し出すしかなくなっていくからね。
江美さん、レターにばっちり囲い込まれていますぞ~
助け出せる関係性の人=家族、親友が多い。を
「その人はサタン(or闇or悪or邪悪、呼び方色々)です!!!」
と先生(導師、教祖、などこれまた呼び方色々)が刷り込むのはあるある話
行動してるのは江美さんだから、彼女にイライラする読者が続出するのは仕方がないんだけど、あれはレターに繰り返し洗脳されて
・考える力
・感じる力
を奪われた結果なのですよ。
青葉さん(レターの旧スピリチュアルネーム)に初めて占ってもらった時は江美さん、けっこう冷静だったでしょ?
言葉には出さずとも
「それは合ってない…」
と考えられていました。
感じる力っていうのは、色々あるけど江美さんの場合はもともと苦手だった怒る力と、幸せを感じる力を奪われたのが大きいと思う。
カルト○教と本当に同じね、怒りを取り上げて意のままに動く奴隷にしたがる。
幸せなんて人それぞれ違うのに、
「これがあなたの幸せです」
「そんなのあなたの幸せじゃない」
と自分への依存を強いる。
しんどいわー。
ついつい長々書いちゃったけど、一番書きたかったのはこれです。
江美さん自身も、見守る読者も
「誰か私(エミー)を救って(あげて)!」
と思う。
けれど、それでは依存からの脱却はできないのです。
江美さん自身が底つきを体験して
「自分はどん底だ。
もういやだ、変わりたい!
自分が変わる!」
と決意しなければ依存脱却のスタートラインにすら立てない。
それを、をのさんが描くかどうか、どう描くのかが楽しみです。
底つきっていうのはその名のとおり
「依存症が進行し、自ら問題を認めて助けを受け入れざるを得ないようなギリギリの状況に陥ること。」
これがないとね…変われないのよ。
全てを失うまでしなくとも、
「ああ、もう本当にダメなんだ」
と悟る機会は必要な気がする…。
私は『明日カノ』は依存の物語でもあると思っていて、(雪さんとルナちゃんは微妙)萌ちゃんははっきり依存症克服できて、リナと優愛はできませんでしたよね。
江美さん編はサブタイトルが
「なんて素晴らしい世界!」
なので、底つきしてレターと縁を切り!
目が覚めてサチコさん・ママさん・未来ちゃんのありがたさなどを自覚して
「自分は素晴らしい世界にいたじゃないか、助けてくれる人がいたじゃないか」
と自分で感じられるようになったらいいなー…と考えています。
明日カノ名物・美しきメイクシーンもぜひ江美さんでやってほしいし
あと何話くらいでエミー編終わるのかなあ…ハラハラわくわくですね
『その女、ジルバ』で40代ヒロインの新さんが
「生き方なんて、いつからだって変えていいんだ」
と言っていた。
私も心からそう思う。
漫画だけど、江美さんにも幸せになってほしいな。
レターや世間に押し付けられた幸せじゃなく、江美さんの幸せを。
・『明日カノ』に疲れた人に『ジルバ』をおすすめする。
江美さん編のネタバレしまくり言いたい放題記事を書きました!
よかったらこっちも読んでください。
↓
・江美さん編『明日カノ』言いたい放題・その1。
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
※対面有料カウンセリングやってます。
※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。
※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!
※モテ服関連記事・まとめ。
【「救って」では人はなかなか変わらない】
『明日カノ』最新章は40代美女キャラ・江美さんが主人公です。
江美さんは故郷で
「学校で話が合う友達が一人しかいない」
「父親と仲が悪い」
など色々あって実家を飛び出し、東京へやってきた…という歴史を持つ。
多くの人に初対面で
「綺麗な人」
「美人さん」
と言われる美貌と、ふわふわ明るくかわいらしい雰囲気をフル活用してキャバクラのキャストとして働いていました。
しかっし。
キャバクラの世界は(たしか)
「25才になったらおばさん、よっぽどの才覚がなければ30才前には引退」
と言われるとてもとても厳しい世界。
だんだん売り上げが取れなくなり、ほぼヒモ状態のアマチュアバンドマンの彼氏に金をせびられ続けて吉原のお姐さんに転職。
やがて金を搾れるだけ搾り取って彼氏は他の女へと寄生先を変える。
(ここははっきりとは描写されていませんが、峰なゆかさんの『AV女優ちゃん』を読めばわかるとおりああいう生業の人がよくやる定番パターンなのでまず間違いないでしょう)
「もう彼氏に貢ぐ必要ないのに、大人になってまでなんでこんな仕事をしてるんだろう…」
と人生に惑っている時に街の占い屋さんで相性のいい占い師さんに出会って、占い師さんが店所属のときはそこまでではなかったのに独立したものだからどんどん依存させるように仕向けてきて…。
とまあこんな歴史で。
実家のお父さんが亡くなったのを転機に吉原を去り故郷へ帰ってきたところで物語がスタート。
それまでの歴史は今のストーリーと平行して江美さんが回想しながら明かされてきました。
いやー、江美さんね。
前章のルナちゃん編では年齢不詳の素敵な美女キャラだったのに、終盤でスピリチュアル依存であることが判明。
今までにない子どものような危うさを持つキャラなのでコメント欄では心配されっぱなし、叩く人も少なからず。
江美さんは故郷でかつての大親友・サチコさんに再会、勤務先のスナックでは海千山千な頼れるママさん、うんと年下だけどしっかり者で働き者な未来さん…といった素晴らしい女性達とご縁ができます。
な・の・にっ!!!
レター先生(依存させてる霊感・スピリチュアル商法の先生)にあっちこっち誘導されてはしくじってばかりなのです。
最新のメガネ氏うんぬんは大方の読者の予想通りに…(笑)。
宗○でも霊感商法でも悪徳占い・スピリチュアルでもそうですが、依存させて命と金をしぼりとる人たちは。
まともな人間関係を断絶させて孤立させ、自分にしか頼れないように仕向けるものなのだ。
引き離し、囲い込みなどと呼ばれる。
追い詰められれば追い詰められるほど戻れなくて、金や命を差し出すしかなくなっていくからね。
江美さん、レターにばっちり囲い込まれていますぞ~
助け出せる関係性の人=家族、親友が多い。を
「その人はサタン(or闇or悪or邪悪、呼び方色々)です!!!」
と先生(導師、教祖、などこれまた呼び方色々)が刷り込むのはあるある話
行動してるのは江美さんだから、彼女にイライラする読者が続出するのは仕方がないんだけど、あれはレターに繰り返し洗脳されて
・考える力
・感じる力
を奪われた結果なのですよ。
青葉さん(レターの旧スピリチュアルネーム)に初めて占ってもらった時は江美さん、けっこう冷静だったでしょ?
言葉には出さずとも
「それは合ってない…」
と考えられていました。
感じる力っていうのは、色々あるけど江美さんの場合はもともと苦手だった怒る力と、幸せを感じる力を奪われたのが大きいと思う。
カルト○教と本当に同じね、怒りを取り上げて意のままに動く奴隷にしたがる。
幸せなんて人それぞれ違うのに、
「これがあなたの幸せです」
「そんなのあなたの幸せじゃない」
と自分への依存を強いる。
しんどいわー。
ついつい長々書いちゃったけど、一番書きたかったのはこれです。
江美さん自身も、見守る読者も
「誰か私(エミー)を救って(あげて)!」
と思う。
けれど、それでは依存からの脱却はできないのです。
江美さん自身が底つきを体験して
「自分はどん底だ。
もういやだ、変わりたい!
自分が変わる!」
と決意しなければ依存脱却のスタートラインにすら立てない。
それを、をのさんが描くかどうか、どう描くのかが楽しみです。
底つきっていうのはその名のとおり
「依存症が進行し、自ら問題を認めて助けを受け入れざるを得ないようなギリギリの状況に陥ること。」
これがないとね…変われないのよ。
全てを失うまでしなくとも、
「ああ、もう本当にダメなんだ」
と悟る機会は必要な気がする…。
私は『明日カノ』は依存の物語でもあると思っていて、(雪さんとルナちゃんは微妙)萌ちゃんははっきり依存症克服できて、リナと優愛はできませんでしたよね。
江美さん編はサブタイトルが
「なんて素晴らしい世界!」
なので、底つきしてレターと縁を切り!
目が覚めてサチコさん・ママさん・未来ちゃんのありがたさなどを自覚して
「自分は素晴らしい世界にいたじゃないか、助けてくれる人がいたじゃないか」
と自分で感じられるようになったらいいなー…と考えています。
明日カノ名物・美しきメイクシーンもぜひ江美さんでやってほしいし
あと何話くらいでエミー編終わるのかなあ…ハラハラわくわくですね
『その女、ジルバ』で40代ヒロインの新さんが
「生き方なんて、いつからだって変えていいんだ」
と言っていた。
私も心からそう思う。
漫画だけど、江美さんにも幸せになってほしいな。
レターや世間に押し付けられた幸せじゃなく、江美さんの幸せを。
・『明日カノ』に疲れた人に『ジルバ』をおすすめする。
江美さん編のネタバレしまくり言いたい放題記事を書きました!
よかったらこっちも読んでください。
↓
・江美さん編『明日カノ』言いたい放題・その1。
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
※対面有料カウンセリングやってます。
※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。
※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!
※モテ服関連記事・まとめ。