和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

185(和歌山)新宮 天の川

2020-09-06 17:23:48 | 和歌山の和菓子
熊野三山のひとつ熊野速玉大社。
その鳥居前に広がる静かな街並みに
ひっそりとたたずむお店?です。

<松葉屋の店構え>

~新宮市船町~

熊野速玉大社から徒歩1~2分。
どこからどう見ても完全に民家です。

しかし、良~く見ると出格子窓の内側に
下駄ぐらいの大きさの看板が…。

秘密のお店のようで面白いですね。

女将さんらしきおばあちゃんによると、
創業から60年ほどだとか。

<天の川>

砂糖と寒天で小豆を固めた大納言琥珀。
シャリシャリ食感と寒天のしっとり感、
小豆本来の味が際立ちます。
懐かしくて、とても上品な和菓子です。

賞味期限は一週間ほど。
(税込み 6個入り 650円)

人目に立たずひっそりと、でも長く
ず~っと続いて欲しいお店です。
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184(和歌山)新宮 鈴焼

2020-08-31 15:02:56 | 和歌山の和菓子
新宮の甘いもんと言えばこれ。
香梅堂さんの鈴焼です。

<香梅堂の店構え>
~新宮市大橋通り三丁目~

新宮駅から熊野速玉大社に向かって
10分あまり。
国道42号線に面した四階建ての
ビルながら1階は和風で老舗感より
懐かしい感じの店構え。
洒落たスイーツ店みたいじゃなくて、
良かった…。

創業は明治元年(1868年)と
150年超えの老舗。
もともとが煎餅店だったそうで、
美味しそうな卵煎餅が並んでいます。

<鈴焼>

バターと卵の味が濃厚な懐かしい味の
鈴カステラ。
ちょっと卵煎餅みたいで美味しい。

賞味期限は10日間ほど。
(税込み 20個入り 325円)

とにかく、随所に懐かしさを感じる
お店です。
そのせいか、次々と訪れるお客さんは
私を含めおじさんばかり…。
懐かしさに心惹かれるんでしょうね。
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183(和歌山)串本 うすかわ饅頭

2020-08-27 15:38:30 | 和歌山の和菓子
南紀と言えばうすかわ饅頭。
うすかわ饅頭といえばなんといっても
こちらのお店は外せません。

<儀平の店構え>
~東牟婁郡串本町串本~

串本駅から1~2分、国道42号線に
沿って立つお店です。

創業は明治26年(1893年)と
120年以上地元で愛される老舗。
串本に3店舗、その他になぜか鎌倉に
1店舗あるようです。
とにかく和歌山では超有名です。

<うすかわ饅頭>

串本町の名勝、橋杭岩をイメージした
名物饅頭。

その名の通り極めて薄く柔らかい生地と
滑らかな舌触りのこしあんの組み合わせ。
甘さは控えめを超え、淡いとさえ感じる
上品さです。
美味しくて2~3個…どころか2~3箱
いけそうです。

無添加なので賞味期限は3日間。
(税込み 6個入り 850円)

わざわざ串本で下車して買ったけど、
うすかわ饅頭好きの私も大満足です。
儀平さん…いい仕事してます…。
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149(和歌山)白浜 うすかわまんじゅう

2017-10-05 20:17:26 | 和歌山の和菓子
先日、オートバイで南紀ツーリングをした際、
訪れたお店、第三弾。

私の好きな和菓子ベスト…
う~ん順位付けは難しいので…
現状、和歌山ではNo1のお気に入りです。

<かどやの店構え>
~西牟婁郡白浜町~

白浜といえば、温泉に海水浴。
その風光明媚さやアドベンチャーワールドと
関西では有名な一大観光地、保養地です。
そんな白浜に大阪方面から向かう道沿いに
あって嫌でも目に付くこちらのお店。

ちなみに創業は…
うすかわまんじゅうの箱に同封されている
しおりに、初代店主「庄屋清左衛門」が~と
それとなく江戸以前を匂わせる文章ですが、
その割には時代を特定していません。
普通は江戸時代の終わりとか、ざっくりでも
書くんですが、何故でしょうか?

<うすかわまんじゅう>

皮は非常に薄いけど、もちもち感はあります。
中のこしあんはさらっとして、これ以上は
ないほどあっさり甘さ控えめ。
サイズもこぶりなので、6個ぐらいは一気に
食べてしまいそう。
(6個入り \630)

残念ながら賞味期限は3日とやや短いので、
自宅用以外のお土産には向きませんが、
それでもこの美味しさに釣られ、白浜に
行ったら買わずにいられません。

花の命と、美味しい和菓子の賞味期限が
短いのは世の定めでしょうか…
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148(和歌山)田辺 柚もなか

2017-10-04 22:32:20 | 和歌山の和菓子
先日、オートバイで南紀ツーリングをした際、
訪れたお店、第二弾。

紀州藩の付家老、安藤家3万8千石の城下町
として栄えた田辺。
その中心「銀座」交差点南にあるこじんまり
したもなかの専門店。

<三徳小西菓子舗の店構え>
~田辺市今福町~

創業は明治40年(1907年)の老舗。
南紀名物としてあちらこちらで売られている
ゆずもなかの元祖です。

<柚もなか>

一口サイズのもなか。
もなか皮はほど良くしっとり、中の柚子あん
は甘さ控えめであっさり。
後味に柚子のほのかな味が残ります。
サイズも含め上品で、美味しいもなかです。
(\97)

ところで、注文したら専用の引き出しから
取り出してひとつひとつ箱詰めしてくれます。
こうして丁寧に扱うことがもなか一本で長く
やってきた老舗の矜持なんでしょうね。
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