今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

マリー・アントワネット

2006-11-09 20:19:16 | musical
マリー・アントワネット

5日 ソワレを見てきました…
始まってまだ1週間あまり…
だから、今から決めつけてしまうのはどうかと思うけれど…
微妙です…
そしてもったいない!

出演者の皆さん、凄く頑張ってます!
歌も綺麗なメロディで…
禅さん、可愛いし…(笑)
アントワネットの最後はやはり胸に迫るものがあるけれど…
ちょっと、不完全燃焼気味です。

なぜ…?



以下、ネタばれしてます。これから楽しみに見られる方はご注意を!





この作品で何を言いたいのか、ストーリーの焦点が定まらない。
ボヤボヤ
中途半端な感じ。
これは、制作者側に問題があるのでしょうか?

実力、人気のあるキャストを集めて、
ヒット作品を出した脚本家、作曲家を揃えて、
そこそこの演出家を当てがえば、自動的にヒット作品が出来上がると思っているんじゃないのかな…
って、厳しいですかね?

全く新しい作品を製作する、プロデュースする、という姿勢、視点が欠けているのではないだろうか?
これだけのキャストを揃えておきながら、ほんとにもったいない!
もったいなさ過ぎる!

カリオストロ祐一郎さまだって、フェルゼン芳雄くんだって、アントワネットかなめさんだって、佐山さんも、福井さんも、み~んなもったいないよ~
唯一マルグリット聖子ちゃんが女ヴォルフか?みたいな印象だけど、それでも、性格付けというか設定が弱い。
行動が理解不能になっちゃう…
私だけかしら、そう思うの…
悲しいです!


…って、かなり怒ってますね、私(爆)
これから、御覧になる方もいらっしゃいますよね。
ほんと、申し訳ありません。

でもですね
一生懸命にやっているキャストとか見ると、余計に残念
例えば演出とか、もうちょっと分かりやすくできなかったかな~と。
私の頭が許容範囲狭いのか?
何回か見たら、もっと良く思えてくるのかもしれません。
でも、今は何とも微妙な感じです。
あんまり、最初から否定的なことを書くのもどうかな、と思って、今までUPするの躊躇してました(苦笑)

外国の劇場と製作側のシステムが全然違うから比べるのは酷かも知れないけど、
今まで、外国作品の焼き直し中心で運営してきたからか、集客第一で運営してきたからか、帝劇サイドに‘新しく作る’という視点が弱いのではないか、と思います。

その結果、こんなにいいキャスト、スタッフが揃いながら中途半端な印象の作品になってしまったのではないかなあ。
ただ、演出の仕方でもっと印象がちがうのでは?と思うことが多々あり。
カリオストロの扱いとか…
全ては我が掌中の玉…なのだから…
二人のM .A.を対比させつつ、カリオストロが全体を操る…風にすれば納得できそう。
素人考えですが…

女装とかもちょっと…何もそこまでしなくても…と…(苦笑)


演出家とは別にもっと包括的に作品の方向づけができるような、総合プロデューサー的な人が必要ではないだろうか?
世界初演の舞台なのだから…
愛情をもった舞台づくりをしてほしい。
単にお客が集まればいい、的なものではなく。

ちょっと厳しいかな…
考えすぎかも?
今後に期待したいところ…
あと何回か見るので…
出演者のみなさん、みんな頑張っているので、余計にそう思います。

アマデの川綱治加来くん、高橋愛子ちゃんが出てました。
治加来くんは歌もあります。
愛子ちゃんは可愛いドレス姿
二人とも可愛いかった!

なんだか、ヴァンパイアが懐かしいです
モーツァルト!もエリザも…

セットはオペラのようで、簡素化されてて、私は結構好きです。
ただ、最後の血塗られた大きなギロチンの刃はちょっと…いただけないと思いました。
生々しい…というか、それを出す意味がどこにあるの?
その下でずっと寝てるかなめさんが可哀想…

歌もいい歌あるんですけど
マルグリットが歌う、百万のキャンドル?とか、よくは覚えてないけど、いい歌あります。
だけど、印象が弱い。
エリザやM!と比べると…
同じような雰囲気の曲が多いです。

また見ます
進化してくれるといいんだけど…
ちょっと心配


来年4月、凱旋公演なんですよね
どうなるんだろう…