一昨日、見て来ました。
ウィーン・ミュージカル「エリザベート」来日記念コンサート
新宿コマ劇場
私、実はこのコンサートやら、梅芸での公演やら、その後の新宿コマでの公演とか
一連の流れを全然把握してなくて…
どんな形式でやるのか、判ってませんでした。
で、今回のコンサート、1部はなんと!
トークでした…
そっか…
ゲスト出演はそこだったのか。
幕が開いてわかった(爆)
司会進行が後藤田千栄子さん。
最初にエリザベートの紹介というか宣伝の映像が流れます。
その後、後藤田さんの紹介でゲストの元宝塚歌劇団の美々杏里さん、彩輝直さん、稔幸さんが登場して
各々出演された宝塚版エリザベートのお話をしました。
舞台写真が出て、そのお化粧とか扮装の苦労のお話が中心でした。
その後、作曲者のシルベスター・リーバイさんが登場されてご挨拶のあと、ウィーンからいらした、エリザベート役のマヤ・ハクフォートさん、トート役のマテ・カマラスさん、ルドルフ役のルカス・ベルマンさんの登場。
舞台上には通訳2名を含んだ10名がずらっと並びます。
マヤさんたちは日本語で「明けましておめでとうございます」とご挨拶
なかなかお上手でしたよ。
後藤田さんから役での苦労とか、の質問が出てそれに応える形でした。
ルカスさんが一番若くて、話がそのことになると、他の二人がふざけて席を立とうとしたり…
和気藹々とした雰囲気でした。
ルカスさんは写真より髪が長くて、あの風貌でルドルフの衣装つけたら、人気出そう…
「ロミオとジュリエット」のロミオ役との紹介もありました。
う~ん、ぜひ、見てみたい!
マテさんはDVDよりもお腹のあたりに貫禄が…(爆)
マヤさんは思ったより、細いなあ、という印象でしたが、2部になってそれは覆ります(爆)
そして、ウィーンからの引越し公演の概要がリーバイさんから説明がありました。
梅芸ではウィーンの舞台をそのまま上演するのですが、新宿コマではコンサート形式での上演になります。
衣装も全部つけて、照明も工夫して、初めての試みになるので、期待して欲しい、ということでした。
私は完全な引越し公演は梅芸だけだと思っていたので、絶対見なきゃ!と思っていたのですが、新宿コマでも出演者も全部ウィーンからのメンバーで上演する、と知って、無理に大阪行かなくてもいいかな~なんて(爆)
エリザベートのコンサート形式上演は宝塚でも観ているのですが、かなり満足できるものでした。
3月~4月にかけては自分的にはTOMMYと宝塚で大変なので、どこでエリザを見ようか、と悩み中だったから、リーバイさんの説明を聞いて、ちょっと考え直すかも。
でも、やっぱり、ハリー・クプファーの演出は見たいし…やっぱり悩む
最後マヤさんたちからもウィーン版エリザベートの宣伝があって、1部は終わったのでした。
で、いよいよお待ちかね、コンサートです!
舞台上にはフルオーケストラが60人くらい?
その後ろにコーラスが男声と女声各6人づつ。
ドイツ語です。
字幕はなくて、よかったです(爆)
曲目はプロローグから始まって全14曲。
エリザベート、トート、ルドルフ、フランツ中心の曲。
フランツ役はルカスさんと日本側の稔幸さんが分担してました。
稔幸(ノルさん)退団してからかなり経つのに、男役をやるのはほんとに大変だったと思います。
でも、夜のボートでマヤさんとのデュエット部分ではきちんとドイツ語で歌ってて…
偉いっ!
男役の声を出すだけでも大変なのに~
「闇は広がる」のトートとルドルフのデュエット、後半、なんと、日本語でした!
最初、一体何が起こったのか、とビックリ!
全体的にロック的な感じがして、これは言葉の違いかな~と思ってるところに、「やみはひろがーる…」ときたものだから(爆)
ドイツ語って日本語みたいに、母音で終わらないから、言葉がくっきりしてますよね。
同じ音楽でも印象が違う。
CDで随分聞いてるけど、やはり本物は印象が強いなあと。
マヤさんの「私だけに」は素晴らしかったです。
声がらくらくと普通に出ちゃう。
日本の舞台だと、必死に歌ってる感があって、見てる方も苦しくなる時があるんですけど、そんな心配は一切なし!
心地よく音楽に身を任せて聞くことができる。
マヤさんは1部ではブラウスを着てらしたんですけど、2部ではイブニングドレス。
胸から上が露出してるんですが、外国の人って痩せてみえても肉付きがいい、というか、骨格がしっかりしてるというか、肩とか全部出しても寒々しい感じがしないですね。
やっぱり、ああいうドレスは日本人には似合わないのかなあ…
それと、マヤさん、DVDより若く見えました(失礼?)
髪型の影響かも?
指揮はリーバイさん自らされました。
キッチュのところでは、ノリノリで客席に向かって合図をしたり、大活躍でした。
全体的に感じたことは、ありきたりかもしれないけど音楽の素晴らしさ。
やっぱり、エリザベートは曲がいいなあ!と。
ヨーロッパ的な光と影の香り豊かな感じ…
大好きです!
もしかしたら、コマにリピートしちゃうかも(爆)
最後に…
リーバイさんのお話で、一番印象に残ってるのは宝塚での初演のことだ、との言葉に胸が熱くなった私。
そうです、雪組の初演の成功がなかったら、日本での今のような成功はなかったわけで…
その初演を大劇場で見てることは私のプチ自慢(爆)
その初演で子ルドをやり、新人公演でトートをやった瞳子さんがトップになる年にウィーンからの引越し公演があるのも嬉しい。
なんだか、とっても長い記事になっちゃっいました。
すみません…
引越し公演への大々的な前宣伝的なイベント、と言う感じの舞台でしたが、あの素晴らしい音楽を聴いて、
エリザベートへの‘愛’を再認識したのでした。
これって、主催者の思うツボ?(爆)