何で今 キャンディード ?
というと…
この前、市村正親さんの懇親会の時、市村さんの口からこの「キャンディード」というタイトルが出てきたからなんですね。
いや、詳しいことは全然わかりませんでしたが。
で、気になってたところ、NHK ハイヴィジョンのミュージカル特集の中で放送がありまして。
見たら、とっても面白かったんです。
こちら
ハイビジョン ミュージカル特集 ブロードウェイ・ミュージカル「キャンディード」
レナード・バーンスタイン作曲
【脚本】ヒュー・ホイラー
【作詞】リチャード・ウィルバー
【出演】
ポール・グローブズ (キャンディード)
クリスティン・チェノウェス (クネゴンデ)
パティ・ルポン (オールドレディ)
トーマス・アレン卿 (パングロス先生)
~アメリカ・ニューヨーク
エイブリーフィッシャーホールで録画~
録画時期ははっきりしませんが、多分2003-2004のシーズンのものらしいです。
晃教くんがやったころ?かなあ…
キャンディード ってちょっと難しい、音楽はいいんだけど…っていう頭があって、期待してなかったんですが、今回の放送のものはそんなマイナス思考を吹っ飛ばす面白さでした。
舞台でミュージカルを上演する、のではなくて、フルオーケストラの周りに舞台を仕込んで、そこで歌手や演技者が演じる、というコンサート形式になってました。
コンサート形式とは言っても、動きがあって、背景の転換なんかも工夫されてて、見てて全然飽きません。
そして、出演者達が素晴らしい。
パングロス先生役(ナレーターも兼ねていた)がトーマス・アレン。「サー」が付くんだよね。だからトーマス・アレン卿。
オペラで有名な人だけど、くだけてて、怪しくて好色っぽい感じも出てるし、でも先生らしく理屈っぽいところもピッタシ。さすが。
15年くらい前だっけ、ロイヤルオペラの来日公演で見たことがあります。
一番凄い、と思ったのはクネゴンデ役のクリスティン・チェノウェス。
ミュージカルで有名な人。
いつだったか、TVのトニー賞授賞式のパフォーマンスで「君はいい人 チャーリー・ブラウン」のルーシー役で歌ってるの見て、いっぺんでファンになりました。
ソプラノの難曲「着飾ってうかれましょう」だっけ?、あの曲を軽々と見事なコロラトゥーラで歌い、やんやの大喝采!
彼女のキャラも波乱万丈、ジェットコースター的展開のはっきりいえばはちゃめちゃなストーリーにも埋没することなく、ピッタリと嵌まっていて素晴らしかったです。
後はオールド・レディのパティ・ルボン、この人もブロードウェイでは超有名な方。やはりTVのトニー賞のパフォーマンスで見たことあるけど、凄い存在感でした。
彼女は扱いが特別って感じで、役名ではなく、さあ、「パティ・ルボン」の登場でーす!みたいな感じで凄かった。
クラシックの曲も難なくこなしてしまう実力があるんですねえ。素晴らしい!
オーケストラもフル編成で、バーンスタインのお膝元、縁のオーケストラだそうで、リズム感があって、とっても楽しい演奏でした。
キャンディードが難しい、というのは、内容が宗教的で政治的だし、それをブラックユーモアでかなり辛らつな風刺で表現していて、バカらしいくらいのストーリーをあの珠玉のメロディで綴る、というギャップにどこまで乗れるか、ということだと思うんですね。
下ネタもいっぱいだし、良い子には見せらんない(爆)
大人向け風刺漫画的ミュージカルってところでしょうか。
今回の放送のものは、確かにそういうところもちゃんとやってるんですが、あんまりいやらしさを感じない。
それは音楽の力だと思うんですね。
とにかくバーンスタインの音楽の素晴らしさが全てを浄化してしまってるかのような感じでした。
いつかまた日本でやるとすれば、オーケストラをしっかり編成してもらって、歌と芝居の達者な人たちをそろえることが成功の鍵かなあ…と。
というと…
この前、市村正親さんの懇親会の時、市村さんの口からこの「キャンディード」というタイトルが出てきたからなんですね。
いや、詳しいことは全然わかりませんでしたが。
で、気になってたところ、NHK ハイヴィジョンのミュージカル特集の中で放送がありまして。
見たら、とっても面白かったんです。
こちら
ハイビジョン ミュージカル特集 ブロードウェイ・ミュージカル「キャンディード」
レナード・バーンスタイン作曲
【脚本】ヒュー・ホイラー
【作詞】リチャード・ウィルバー
【出演】
ポール・グローブズ (キャンディード)
クリスティン・チェノウェス (クネゴンデ)
パティ・ルポン (オールドレディ)
トーマス・アレン卿 (パングロス先生)
~アメリカ・ニューヨーク
エイブリーフィッシャーホールで録画~
録画時期ははっきりしませんが、多分2003-2004のシーズンのものらしいです。
晃教くんがやったころ?かなあ…
キャンディード ってちょっと難しい、音楽はいいんだけど…っていう頭があって、期待してなかったんですが、今回の放送のものはそんなマイナス思考を吹っ飛ばす面白さでした。
舞台でミュージカルを上演する、のではなくて、フルオーケストラの周りに舞台を仕込んで、そこで歌手や演技者が演じる、というコンサート形式になってました。
コンサート形式とは言っても、動きがあって、背景の転換なんかも工夫されてて、見てて全然飽きません。
そして、出演者達が素晴らしい。
パングロス先生役(ナレーターも兼ねていた)がトーマス・アレン。「サー」が付くんだよね。だからトーマス・アレン卿。
オペラで有名な人だけど、くだけてて、怪しくて好色っぽい感じも出てるし、でも先生らしく理屈っぽいところもピッタシ。さすが。
15年くらい前だっけ、ロイヤルオペラの来日公演で見たことがあります。
一番凄い、と思ったのはクネゴンデ役のクリスティン・チェノウェス。
ミュージカルで有名な人。
いつだったか、TVのトニー賞授賞式のパフォーマンスで「君はいい人 チャーリー・ブラウン」のルーシー役で歌ってるの見て、いっぺんでファンになりました。
ソプラノの難曲「着飾ってうかれましょう」だっけ?、あの曲を軽々と見事なコロラトゥーラで歌い、やんやの大喝采!
彼女のキャラも波乱万丈、ジェットコースター的展開のはっきりいえばはちゃめちゃなストーリーにも埋没することなく、ピッタリと嵌まっていて素晴らしかったです。
後はオールド・レディのパティ・ルボン、この人もブロードウェイでは超有名な方。やはりTVのトニー賞のパフォーマンスで見たことあるけど、凄い存在感でした。
彼女は扱いが特別って感じで、役名ではなく、さあ、「パティ・ルボン」の登場でーす!みたいな感じで凄かった。
クラシックの曲も難なくこなしてしまう実力があるんですねえ。素晴らしい!
オーケストラもフル編成で、バーンスタインのお膝元、縁のオーケストラだそうで、リズム感があって、とっても楽しい演奏でした。
キャンディードが難しい、というのは、内容が宗教的で政治的だし、それをブラックユーモアでかなり辛らつな風刺で表現していて、バカらしいくらいのストーリーをあの珠玉のメロディで綴る、というギャップにどこまで乗れるか、ということだと思うんですね。
下ネタもいっぱいだし、良い子には見せらんない(爆)
大人向け風刺漫画的ミュージカルってところでしょうか。
今回の放送のものは、確かにそういうところもちゃんとやってるんですが、あんまりいやらしさを感じない。
それは音楽の力だと思うんですね。
とにかくバーンスタインの音楽の素晴らしさが全てを浄化してしまってるかのような感じでした。
いつかまた日本でやるとすれば、オーケストラをしっかり編成してもらって、歌と芝居の達者な人たちをそろえることが成功の鍵かなあ…と。