ミラノスカラ座日本公演
ドン・カルロを見てきました。
ほんとはアイーダも行きたかった…が、4月に全財産使い果たしたので(笑)、諸々の事情でドン・カルロだけ。
とてもよかったです。
カルロとロドリーゴの友情の歌「我らの胸に熱き友情を」 とか、フィリッポ二世の「彼女は私を愛していない~一人寂しく眠ろう」から宗教裁判長とのやりとりのところが大好き。
「我らの胸に~」はちょっと迫力に欠ける気がしたけど、席によって聞こえ方が違うのかな。
フィリッポ二世の歌と宗教裁判長あたりはバス二人で凄い迫力。鳥肌。
オーケストラもよかったし、なんと言ってもスカラ座合唱団のコーラスの厚みが素晴らしい!
舞台美術も素晴らしかったです。 装飾を一切排除したシンプルで、遠近法で奥行きを強調した淡い色合いの舞台に、オーソドックスなデザインながら、渋くてゴージャスな衣装がマッチして、どの場面も絵画を見ているようでした。
そのセンスの良さに脱帽です。
ただ、その素晴らしい舞台の転換が本場とこちらではサイズ、機構が違うのか、何分も待たされる(爆)
前に見たときもそうだったなあ…と、思い出したりした。日本の劇場の宿命か。
指揮者はダニエレ・ガッティさん。 盛り上げ方が上手い。オペラを良く知っているのでしょうね。職人技。
あと、子役も出てくるんだけど、とても可愛かったです。
やっぱり生のオペラは素晴らしい、と思いました。
17日が楽だそうです。