なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

G.I.G. SJZ-10 RDBST

2016年11月16日 | Music

たまにはベースの話でも書いてみますかね

もちろん“ベース”と言っても“基地問題”ではなく、ZUYAさんですからもちろん楽器の話です


10代の頃に音楽生活を始めたZUYAさんは最初はベース・プレイヤーでした。そう Wings 期の Paul Mccartney に憧れて“楽器を演奏したい!”と思ったわけです

初めの数年で Greco VB-80、VB-165、Fernandes RB-80PM、Rickenbacker4001s V63 を立て続けに手に入れましたね。この頃は実家暮らしでしたから経済的に安定していましたから

色々と逸話があるのですが、先ずは VB-165 について。これは全く持って“気の毒な運命”を辿ったベースでございまして。ヴァイオリン・ベースのコピーに関して定評のあった Greco がプロデュースして本家 Hofner が製作を依頼。発売当時まだ Hofner はvintageシリーズを出しておらず、結果的に“(今風に言う)コラボ”が vintage シリーズをスタートさせるキッカケになったようです

いくら完成度が高くても 『 Greco(ロゴ) 』に16万円も出すのなら、皆さん本家 『 Hofner 』 を選びますから、あまり売れなかったようですね

ZUYAさんは J.Slash と言うバンドのメンバーからこちらの VB-165 を譲り受けたのですが、ZUYAさんは東京に来て数年後に生活に困り後輩に譲りました。そして“ゆとり”が出来た時に再び手元に戻したのですが、再び生活苦に落ちいった時に石橋楽器にて買い取って頂きました


Greco VB-165 好きな人は好きらしい...

 
音はもちろん良かった~


Fernandes のリッケンモデルは実に良く出来たコピーでしたね。ネームプレート(笑)からブリッジまで。ポールの使っていた本物の Rickenbacker 4001s は60年代のホース・シュー・ピックアップをハイゲイン・タイプに交換しているのですが、このコピー・モデルは始めから Wings(ウィングス)期の仕様を意識してルックスだけはドンズバのポール仕様でした

音もそれなりに“らしさ”がありましたが、やはり“本物が欲しい...”と思い翌年には円高で1ドル70円台の時に新品なのに僅か15万ほどで(現在は閉業してしまった)大阪・京橋にあったワルツ堂で購入。その“鳴り”は全くの別世界でしたね

リッケンは硬質な音が皆の心を掴むようですが、低音も十分出たように記憶しております。このベースもまた“崖っぷちブルースライフ”の犠牲となり十数年前に嫁に出て行きましたね。悔しいことに現在凄い高値で取引されているとか


Rickenbacker 4001s 懐かしい写真...


そうそう Fender Japan のプレべとかも持っていましたが、もう音すら覚えていない(笑)。そうそう Founder と言うダイナ楽器製造のプレべ・タイプは未だに家にあります。これは8年ほど前、ベースが1本もないのに急遽ベースの仕事が入り慌ててネットで3000円で落札。これは本当にどうしようもない代物です


Founder。ボディはラワン材だとか...


今、ZUYA家には Founder を含めて3本のベースがあります。嫁も何故か1本持っているのですよ。 Pignose のベースです




さてZUYAさんの大事にしている1本のベースは時々ネットで検索してみても誰もブログ等で書いていないので、今日はベースの購入を考えている初心者から中級者向けにちょっと書いてみようと思います




このベースは老舗クロサワ楽器がプロデュースしたベースでして、一応“入門用”と銘打たれてはいますが、なかなかしっかり作ってありますね

ZUYAさんのモデルはタイトルにあるように 『 G.I.G. SJZ-10 RDBST 』 。“RDBSTとは何ぞや?”と思いますが、要は“Red Burst”ってことです

このベースの(他社と比較して云々ではなく)凄い点は、ボディがライト・ウェイト・アッシュでカナディアン・ハード・メイプルと言う点ではないかと。ZUYAさんが思うにネックとボディが“マトモ”なら後々どうとでもなると


いわゆるジャズ・ベース・タイプですね


パーツは...


もちろんその材名だけ見ると“凄い”と思うかもしれないが当然ながら材と言うものにはランクがあり、売価30万円相当のギターやベースを作るための材を売価2万円のそれらには決して使わない。稀にいわゆる“当たり”と呼ばれるラッキーな商品も存在する様だが(余ったから使っちまえ的な?)、その確率はブッキング・ミスによる航空機の“アップグレード(エコノミ―クラス→ビジネス又はファーストクラス)”並みではないかと

音に関して言えばボディがアッシュと言うこともあり低音に若干もの足りなさを感じますが、ZUYAさんはそれこそがアッシュボディの特有のサウンドであると認識しているのでさほど気になりませんが

と言うか全体的にパワフルさがないのはピックアップかもしれないません。流石に仮に木材にお金をかけているとしたら、ピックアップにはその分シワ寄せが来るはず。まぁどうしてもダメなら1万円前後のピックアップに交換すればそれなりにライブ等にも十分対応出来るのではないかと

よく世間一般的に音が悪いと直ぐにギター(ベース)本体をいじろうとする方がいるが、それをつなぐアンプとの相性、そしてそのアンプの性能はとても重要であると言うことは覚えておいて欲しいものである。その上で“良い音”と感じることが出来ないのであればギター本体の問題になるだろう


さて話がずいぶんそれましたが、クロサワ楽器プロデュース『 G.I.G. SJZ-10 』 は十分お勧めです

クロサワ楽器WEB.SHOP(↓)

https://www.kurosawagakki.com/items/detail/304095.html



格言うZUYAさんはステージで使うのかって?

いやいや

だって拙者、ギター弾きですから~

残念! 斬り!