おはようございますZUYAさんです
5月25日(木)に敢行した旅日記の続き(下書き)を何とか仕上げましたが、健康状態が悪いので「参」に続きます。すいません長くて。その「参」も下書きは出来ています
「牧歌的な風景に憧れて... その壱」はこんな感じでしたが、覚えていらっしゃいますか?
歳を重なる毎に、都会の生活にうんざりしているZUYAさん。最近は時間を見つけて、たとえ日帰りでも恋焦がれる(渇いた心に潤いを与えてくれる)自然の中に身を置きに出かけています
さて今回は栃木県の牧場へと向かったわけです。那須町にはいくつか牧場があるのですが、選んだ所はZUYAさんのイメージとは少し違っていました。もちろん“観光牧場”と言うものをちゃんと理解していなかったことも原因ですが...
特に観光スポットをあちこち歩きまわって...とは考えていなくて夕方まで牛や馬を眺めながら過ごすつもりでしたが、プランが大幅に狂いました。でもこれがまた“行き当たりばったりの旅の醍醐味”と言うか、面白さでもあるのはないのかとも思うわけです
だいたい“選択ミス”に気が付いた時は、まだ午前10時前。天気は青空が広がる快晴とは言えないまでも、決して悪くはありません。那須町のマップを見ながら再度プランを練り直しました。最近のお出掛けはジーンズにウォーキング・シューズと言う組み合わせが多かったのですが、今回は不測の事態を考えてチノパンにトレッキングシューズを着用していましたから“元気があれば何でもできる!”と言った感じ
今いる牧場から更に高地に、「那須温泉郷」と言うものを見つけて向かうことに。今回は遅かれ早かれ温泉も楽しむつもりでリュックの中にはタオル類もバッチリ(安心してください!)入っていますから。那須高原と言うだけあって先ほどバス停に降り立った時は肌寒く感じていましたが、やはり坂道...汗ばむどころか汗だくになりましたよ
30分ほどで温泉郷に入ると同時に硫黄の臭いが漂い、メインの通りに点在する民宿や旅館の「日帰り入浴可」という看板が目に入って来ました。中にはこの時間(午前11時前)でも既に入れるところもありました。ところがですね、一軒として食事処を併設しているところがありません
探すのに夢中でこの通りの写真を撮り忘れました。温泉郷の一番に上にある観光案内所で情報を得ようと入って伺ってみましたが、“コロナの影響で食事提供を止めたところばかりで...”、“数少ない食事処も土日しかやっていなくて...”とあまり有り難い情報はありませんでしたが、一軒だけ宿の入浴割引券をもらって外に出ました
まぁとにかく何処かの温泉に入ろうではないかと、このエリアの元湯である「鹿の湯」へ
改装工事中で正面から撮ると画ずらが...
ここ鹿の湯は、この界隈の源湯でありここから湯分けして各宿の湯船に届けられているようです。1,300年ほどの歴史がある名湯でHPによると多くの大名たちや、あの「奥の細道」の松尾芭蕉も立ち寄ったようです
名前の由来は、狩野三郎行広なる人物が狩りをしていた時に、射損じて逃げた鹿を追って山奥に入ると、鹿は傷ついた体を温泉で癒していたそうな。この鹿の湯の建物の周辺の硫黄の臭いはまぁ凄い...苦手な人は気絶するのではないかとまで思いましたよ。玄関には入湯中のご主人様を待つワンちゃんが...君はこの臭いは好きなのかな?
500円払っていざ。あ~なるほど、風情があるなぁと思ったらこう言うタイプなのですね。ざっと書きますと、
・シャンプー、石鹸は禁止
・必ず掛け湯をしてから入る
・一つの湯船に何人も入らない
・湯船に浸かる時は波を立てない
鹿の湯HPより画像をお借りしました
41℃、42℃、43℃、44℃、46℃、48℃(男湯のみ)と言う6種類の浴槽がありまして、長く浸かって温まるのではなく短熱浴が適しているようです。鹿の湯から連なる民宿群、そして利用者の客層を考えるとレジャーで来るような施設ではなく湯治場ですね。計10分ほど堪能して出ましたが、温泉の効果は凄まじくその後1時間近く半袖シャツ1枚で過ごしましたよ
風呂上がりに玄関前で一服していると、孫娘を連れた高齢の女性が唐突に気さくに話かけて来ました。ええZUYAさんの好きなパターンですから面白かったです。何と言ってもZUYAさんは魅力的ですからね(←自分で言うか?)。“話しかけたくなった”のでしょう(20代と思われる孫は黙っていましたけど...)
さて次は何をしようかと思ったら、「温泉神社」なるものが目に入り立ち寄ることに。源平合戦の屋島の戦いで、見事扇の的を射ぬいた那須与一にまつわる話があるようですね(ZUYAさんは2年前に屋島に訪れました)。比較的近年に改修されたようで個人的にはあまり魅力を感じませんでした。とその時、境内にある表示板に目が行った…
「この先、殺生石に至る」
何処かで聞いたことがあるぞ、殺生石。あ~確か去年だかに唐突に割れたと話題になっていましたね。その時は特に興味はなく聞き流していましたが、こんなところでつながるとは。温泉神社の境内を抜けると直ぐに見えましたよ~
殺生石園地
確かにパックリと...
あ~青空だったらなぁ...
賽の河原
やっと旅らしくなって来たぞと思ったら、お腹の減りを感じました(※ズボンが緩んだわけではない)。でも先ほど書いたように食べる所がない...観光案内所の傍に1ヶ所だけ開いていたのがハンバーガーの店...
昔から不思議なのですが、“高原”と言うとソーセージやハンバーガーと言った類の物が結び付けられているのは何故…だいたい普段働いている広尾や麻布じゃあるいまいし...せっかくだから“ジャパニーズな物”が食べたいわけですよ...
途方にくれて歩いていると、とある民宿の前で那須竹(姫竹)の掃除をされていたご主人に、
「すいません、この辺りで食事が出来るところはありませんか?」
と尋ねてみました
「近くに居酒屋で昼はランチを出しているところがあるよ。坂を下って行くと郵便局があって...」
「あ~わかります。郵便局のところを曲がった先ですね?」
男性も驚いていましたが、何のことはなく先ほどZUYAさんが牧場から登って来た道だから知っているわけです。その居酒屋さんの場所も覚えていましたが、ここまで降りてくるつもりではなかったので大して気にかけていませんでした
那須湯本町「陣家」さん。先ずは着席してビールを頼み至福の時。メニューをよく読み、すっかり腹が減ったのでガッツリ行こうと天重セットを注文、しかも海老が一尾多い「上」で。ビールと共に出て来たお通しも、簡単な小松菜の煮びたしでしたが、出汁が抜群に美味しかったです
これよ、これこれ~
お重の蓋が閉まらないほどのボリューム
ビール2本からの~
長くなりました。今回はここまで(たかが日帰りの旅なのに...)
To Be Continued...
Have A Good Day,Folks!